2025年・実生ヒガンバナは今!!(2025/06/05) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 #3倍体

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▼実生コヒガンバナ実験につづいて、実生ヒガンバナ実験の今を「記録」して置きたい。
 3倍体である日本のヒガンバナのあるはずのない「種子」をみつけ実生実験を継続観察していた!!
 それは2014年採集・回収した「種子」から始まっていた。
 2014年・2016年・2018年採集・回収の「種子」を9つの鉢で実験をつづけていた。
 どの鉢の葉も枯れてしまっていた。
 ただ2018年分のBの鉢だけが多く緑を残していた。
 前回の「記録」は

●2025年・実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2025/01/29) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 #3倍体

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▼2019年の秋に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナの「種子」はなんと530個!!
 驚異的な数である。
 その「種子」を使った実生実験。まだ継続中だったけっして諦めはしていなかった。
 ほぼすべてが草むらのなかだった。
 前回の「記録」は

●2025年・実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2025/01/30) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2021年秋に採集・回収したヒガンバナの「種子」はもっとすごかった。
 823個である!!
 もう鉢で実験できる数ではなかった。育苗トレーでそのまま実験をつづけていた。
 すべてが草むらのなかだった。
 前回の「記録」は

●2025年・実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2025/02/05) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2022年の秋、私はこれまでのように「自然結実」ヒガンバナを求めて自由に動きまわることができなくなってしまった。
 でもなかなかあきらめきれなかった。
 もっと身近に「自然結実」ヒガンバナはないかと探した。
 そうして、採集・回収した「種子」は、59個あった。
 その実生実験も続けていた。ほぼ草むらのなかだ。
 前回の「記録」は

●2025年・実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2025/02/06) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

 これらの実生ヒガンバナ実験の結果、今のところまだ「開花」するに至っていない!!
 でも、私はまだあきらめてはいなかった!!
 今年の秋も「自然結実」ヒガンバナを求めて再度動いてみたい!!

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2025年・実生コヒガンバナは今!!(2025/06/04) #コヒガンバナの出葉 #コヒガンバナの種子 #2倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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▼「種子」から育てているコヒガンバナ(実生コヒガンバナ)!!
 ずっとそのときどきの様子を「記録」してきたつもりだったが、梅雨の時期のものは少なかった。
 アタリマエのこととせず、昨日写真を撮ってみた。
 前回の報告は一月だった。

●2025年・実生コヒガンバナは今!!(2025/01/28) #コヒガンバナの出葉 #コヒガンバナの種子 #2倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

▼倉庫の壁沿いに10鉢を置いていた。
 確かに葉は枯れていた。
 まだ緑を残す葉がみられるものもあるがそれは少ない。
 やがて地上部から姿を消してしまうだろう。

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▼よく光のあたる外に置いたのは6鉢あった。
 すっかり草むらのなかであった。
 ドクダミの花が覆っていた。

 今年は、この16鉢のうちいくつが開花してくるだろう。
 楽しみである!!

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▼もうひとつは、第二世代の実生コヒガンバナである。
 2023年秋に開花し「種子」をつくった。
 その「種子」を使った実生実験中のものだ。
 こちらもすっかり枯れてしまっていた。

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2025年・ヒガンバナは今!?(2025/05/22) #ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会 #植物ヒガンバナの一年

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▼「えっ、ヒガンバナ!?」
 この季節にヒガンバナのことを話題にしようものなら、こんな声が聞こえてきそうだ。
 でもそれはちがう!!
 植物ヒガンバナにはどの季節にも重要な意味があった!!

●『人の暮らしに密着するヒガンバナ』
(会報「自然保護」2011年3・4月号/発行:日本自然保護協会)

▼私はいつの季節でもヒガンバナを観察できるように庭に「ビカンバナ定点観察地」を設けていた。
 「定点観測地」はA~Eまであった。
 それぞれヒガンバナには、それぞれの「ヒガンバナ物語」があった。
●A 
 もう30年以上観察をつづけている株である。
 もうすっかり枯れてしまい、多の植物に覆われている。
●B
 人から譲り受けた「シロバナヒガンバナ」がある。
 普通のヒガンバナと同居しており、紅白ヒガンバナが咲いたときはみごとである。
 こちらもすっかり枯れて、他の草にかくれてしまっている。


●C
 こちらは植木鉢で育てている。
 この株は東京から「引っ越し」してきたものだ。環境のちがいで、どんなちがう「一年」をおくるのだろう?
 とヒガンバナ株の交換をし観察をつづけている。
 ほとんど完全に枯れてしまっているが、数枚の葉が緑を残しているものも

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●D
●E
 Dは分球した株が庭に侵入したもの
 自然結実し、「種子」(!?)をつくったこともある。
 EはDの株から分球して殖えてきたもの
 いずれも完全に枯れてしまっていた。

 野のヒガンバナもほぼ同様であろう!!
 葉が枯れて、地上部から消えようとする 今こそ 観察しておきたいものだ!!
 なお「ヒガンバナの引っ越し」をするなら今だろう!!

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2025年・実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2025/02/06) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2022年の秋、私はこれまでのように「自然結実」ヒガンバナを求めて自由に動きまわることができなくなってしまった。
 でもなかなかあきらめきれなかった。
 もっと身近に「自然結実」ヒガンバナはないかと探した。
 そうして、採集・回収した「種子」は、59個あった。

・今こそ、「自然結実」ヒガンバナを!!(2)(2022/10/25) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #水栽培 #日本ヒガンバナ学会

▼その59個の「種子」を使って、実生実験をはじめたのは2023年の春からであった。
 そして、昨年の秋(2024/11/11)の段階で「出葉」しているものは

 【安富】1+【夢前】1+【福崎S(散歩道)】9= 11
 (2024/11/11)段階の出葉率は 11/59×100= 18.6 %

▼それから約3ヶ月、どのように状況は変化しただろう!?
・「出葉」している「種子」の個数は変わらない。
・葉は長く伸びてきている13~20㎝。
・最高は20㎝だ!!
・すべて葉は一枚である。

 【安富】1+【夢前】1+【福崎S(散歩道)】9= 11
 (2025/02/06)段階の出葉率は 11/59×100= 18.6 %

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▼シロウト研究には限界があることは認める!!
 私にできることは
 継続している実験を観察し続けるのみ!!

 日本のヒガンバナは3倍体で、「種子」をつくらない!?
 ほんとうかな!?ではこれは何!?
 「ふしぎ!?」を置き去りにすることはできない!!

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2025年・実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2025/02/05) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2021年秋に採集・回収したヒガンバナの「種子」は
 823個!!
 あった。これは驚異的な数だった!!
 私のヒガンバナ研究史上最高の数だった。

▼その「種子」たちを使って実生実験をはじめたのは2022年の春からだった。

・823個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(1)(2022/03/11) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験
・823個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(2)(2022/03/15) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験

 そして、昨年の最終観察は2024/11/08だった。
●2024/11/08現在、「出葉」まで達した「種子」の総合計30個である!!
 現段階の暫定出葉率は 30/823×100=3.6%
「発芽・発根」したもののうちでは 30/199×100= 15.0%

▼それら約3ヶ月、実生ヒガンバナの葉はどうなっただろう。
 8枚+4枚の育苗トレーはけっこうの落ち葉に覆われてたいへんな状況になっていた。
 「自然結実」した群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。
 
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【安富】(出葉数5)
・草むらのなかでも、しっかり「出葉」しているのに驚く!!
・最長は16㎝程度である。
・3枚も「出葉」しているものがあった!!(10~12㎝)
・昨年「出葉」が見られたものは、今年も、全て見られた!!

【夢前】(出葉数0)
・今年になっても「出葉」したものが、見られなかった!!

【福崎】(出葉数16)
・やはりここが圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。
・ある場所・時期に「自然結実」ヒガンバナの株が集中しているということだろうか。
・ほとんどが複数枚「出葉」していた。最高は4枚だった。
・葉の長さはおおむね15~20㎝であった。
・昨年とまったく同じものが「出葉」をしていた。
・3ヶ月で葉が成長していることは確かである。

【その他】(出葉数9)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・ここもまた多くが複数枚「出葉」していた。
・葉の長さは15~25㎝と伸びていた。
・昨年11月に「出葉」が見られたものが全てであった!!

●2025/02/05現在の「出葉」総合計=【安富】5+【夢前】0+【福崎】16+【その他】9=30 

▼結果的に「出葉」しているものの数は、昨年の11月と同じということになった。

●2025/02/05現在、「出葉」まで達した「種子」の総合計30個である!!
 現段階の暫定出葉率は 30/823×100=3.6%
「発芽・発根」したもののうちでは 30/199×100= 15.0%

これは、昨年の秋に「出葉」していたものが成長した!!
ことを意味していた。
 このあと葉たちは枯れ、春をむかえる。
 秋には再び「出葉」してくる。
 どれだけ「出葉」してくるだろう!?
 何年か先に、ここから花茎がのびてくることがあるだろうか。
 ちょっとそれには狭すぎるかな。  

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2025年・実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2025/01/30) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼3倍体であるはずのないヒガンバナの「種子」!!
 しかし、2019年の秋に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナの「種子」は530個!!
 その「種子」を使った実生実験をはじめたのは2020年の春からだった。
 今年は、それから6年目であった。
 昨年の秋に「出葉」してきた<葉の季節>は今もつづいていた。
▼「自然結実」ヒガンバナの群生地ごとにに実生実験をしていた。
 2025/01/30に観察した報告をする。

 まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所からだ。
【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。(24㎝、27㎝)
・育苗トレーからのものは2枚が「出葉」。(12㎝、13㎝) 
【夢前】
・「出葉」している鉢は、これまでとかわらず3鉢である。
・一鉢は、1枚の葉がよく伸びてた。(25㎝)
・一鉢は、3枚の葉が伸びていた。(10~16㎝)
・一鉢は葉が4枚ものびてきていた。(22~25㎝)
・前回にくらべると葉はずいぶん伸びてきている!!

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▼次は群生地【福崎】である。

【福崎】
・「出葉」している鉢は昨年と同じく12鉢である。
・二枚以上の葉をのばしている鉢は多数ある!!葉が9枚の鉢もあった。
・複数枚の葉をのばしている鉢ではすごいことが起こっていた。伸びた葉の密集はすごかった!!
 明らかに「分球」(球根が2つに分かれる)をしている。これがより明確になっていた!!
・「分球」した株も葉はよくのびていた。合計11枚(4+7)の葉。
・葉の長さは、今のところいちばんよく伸びた葉で28㎝であった。
・総体的に「出葉」は15~28㎝とさらに成長してきていた。元気だ!!

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【その他】
・「出葉」している鉢はここも前回と同じく3つあった。
・「分球」した株の葉もよく伸びていた。

【育苗トレー】から
・前回同様に5鉢までが「出葉」していた!!
・2枚以上「出葉」しているものばかりであった。
・葉が6枚のものもあった。(16~22㎝)

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▼結論として、「出葉」している鉢の数は昨年の秋と同じく26鉢である!!
これまでの実験の結果をまとめると次のようになる。

◆【2019年採集分の実生実験】の現段階での結果(2025/01/30)

【2019年】 530個の「種子」採集・回収

【2020年】
・発芽率  140/530×100=26.4 %
・出葉率  54/140×100=38.6%
 全体で  54/530×100=10.6%

【2021年】
・2年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2022年】
・3年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2023年】
・4年目の出葉率 26/54×100=48.1%

【2024年】
・5年目の出葉率 26/54×100=48.1%

【2025年】(2025/01/30現在)
・5年目の出葉率 26/54×100=48.1%


 「出葉率」は、あえて昨年(2025年)の結果の継続とした。
 今年の秋の結果をもって、6年目の出葉率としたい。
 「出葉率」は、現段階では基本的にはこまま維持できると考えている。
 「分球」がどこまで進むかにも注目しておきたい。

 このなかから花茎が伸びてきて「開花」することがあるだろうか!?
 それはいつだろう!?

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2025年・実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2025/01/29) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 #3倍体

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日本のヒガンバナは、3倍体だから「種子」をつくらない!!
 このアタリマエがすぐには納得できなかった。
 あんなみごとな花を咲かせるのに、「種子」をつくらないなんて!?
 なかには変わりダネがいて、「自然結実」して「種子」をつくることもあるのでは!?
 「自然結実」したヒガンバナの群生地をはじめてみつけたのは2013年だった。
 「自然結実」したヒガンバナの花茎を採集し、「水栽培」して「種子」手に入れたのは2014年だった。
 その「種子」を使い「種子」から育てる実生実験をはじめたのは2015年からだった。
 前回の観察報告から年が変わっていた。

▼実生実験中の9つの植木鉢(2019年以前採集分)を明るいところに出して、少していねいに観察してみた。
 実生実験開始が古い順番に詳しく見ていった。

●2014年「種子」採集→2015年実生実験開始→植木鉢3つ

・「出葉」しているのは一鉢だけ。
・葉の数は、前回と変わらず8枚!!
・葉の長さは17~38㎝と大きく伸びていた !!
・葉はよりたくましく伸びてきていた。
・もうそろそろコヒガンバナ(2倍体)と同じように!?

 

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▼次は2016年に採集・回収した分である。

●2016年「種子」採集→2017年実生実験開始→植木鉢3つ

・こちらも「出葉」しているのは一鉢だけである。
・「分球」はより顕著になっていた!! 野ではこのようにして殖えていくのが普通なんだろう。
・葉の数は変わらず6枚と7枚である。全部で13枚だ!!
・葉の長さは6枚(18~24㎝)、7枚(17~25㎝)。
・掘ってみて地下の「分球」の様子を見てみたい衝動にかられるが。

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▼最後は2018年採集・回収分である。

●2018年「種子」採集→2019年実生実験開始→植木鉢3つ
・「出葉」している鉢はこれまでと同じ二鉢だ。(A、Bのみ)
・「出葉」している葉の枚数Aは1枚、Bは12枚だ!!
・葉の長さはAの方は
 A… 25㎝
・Bの12枚の葉はAよりよくのびていた!!
 B… 10~28㎝

 

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 実生実験開始から10年目だ!!
 秋にはこの9鉢のなかからコヒガンバナのように花茎がのびてきて「開花」するものが出てくるだろうか!?
 その日はまだまだ先のことだろうか!?

 

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2025年・実生コヒガンバナのは今!!(2025/01/28) #コヒガンバナの出葉 #コヒガンバナの種子 #2倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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▼種子から育てている実生コヒガンバナは、育てはじめてから11年目だった。
 今は<葉の季節>を謳歌していた!!
 前回の報告からずいぶん葉も成長してきていた。
▼全部で16鉢で育てていた。
 鉢を置いている場所ごとに観察してみた。
 倉庫の壁沿いに10鉢を置いていた。
 これらの鉢のうち、2024年は6鉢で花茎をのばし開花した!!
 現在のところ葉をのばしているのは8鉢だ。
 まったく葉の見られない鉢は2つだ。
 よく葉をのばした鉢では40~50㎝にも伸びた葉がたくさん見られた。
 葉の数の最高は17枚もあった。

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▼次に6鉢は、庭の光のよくあたるところに置いていた。
 2024年には、このうち一鉢から、開花した。
 予想に反して、光のよくあたるところの方が、葉の成長はあまり伸びていなかった。
 そのぶん葉は分厚くたくましく感じるが。

 さて、この16鉢のうちいくつから「開花」がみられるだろう!?

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▼もうひとつどうしても報告しておかなければないないものがあった。
 それが第二世代の実生コヒガンバナ実験の今である。
 実験開始2年目!!
 前回の観察と同様だ。
 15粒の種子を蒔いて、今、「出葉」してきているのは10粒だ!!
 出葉率=10/15×100=66.7%!!
 やっぱり コヒガンバナは 二倍体!!
 鱗茎(球根)がはみ出してしまったひとつがその様子をよく教えてくれていた。
 
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2024年・「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2024/11/20) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼「自然結実」ヒガンバナ記念日から一週間がたっていた。
 今年のヒガンバナ開花は、だいたい2週間遅れと思っていた。
 それでもうかうかしていたら、もう師走が近い。
 おもいきって、「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りにでかけた。(2024/11/20)
 巡ったコースはこれまでと同じく3ヶ所である。

【安富】→【夢前】→【福崎】の順番にめぐった。

▼まずは【安富】だ。
【安富】
・何と言ってもここが群生地を最初に「発見」した場所であり、ここがすべての「原点」でもある。(2013.11.13)
・西の畦はすっかり<葉の季節>にシフトしていた。
・西の畦でかろうじて倒れかけた花茎を一本だけみつけた。
・はじめての「その場所」から1mばかり離れたところに2本の花茎が倒れかけていた。
・その花茎の先には、子房部のふくらんだ「自然結実」が…!!
・「自然結実」がみられた花茎は、西東あわせて6本だった。
・今年は、「種子」を回収し、実生実験の予定はないが、「水栽培」のサンプルに2本の花茎を採集した。

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▼次は【夢前】だ。
【夢前】
・定点観測地の周辺もふくめて、すっかり<葉の季節>だった。
・かなり入念に観察してみたつもりだが、「自然結実」した花茎はみつからなかった。
・ただひとつだけ「自然結実」した実を発見!!。
・なんとその実は、かじられていた!?誰だかじったのは!?
・あのヨトウかな!?

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▼最後が【福崎】だった。
・道路をはさんでの定点観測地、南側も北側もすっかり<葉の季節>だった。
・いくら見ても、南の畦では、まったく見られなかった。
・北の畦でかろうじて一株のみ「自然結実」がみられた!!
・なんと北の畦では、「遅れん坊」ヒガンバナが数本咲いていた!!
・ここでもみごとにかじられた実を1個みつけた。

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 家に帰って、安富で採集した「自然結実」花茎をサンプルとして「水栽培」に入った。

 今回の群生地巡りからの結論としては、これまでの「自然結実」ヒガンバナ群生地での「自然結実」は少ない!!
 そのかわり、これまでにあまり観察されなかった場所での「自然結実」は多い!!
 私の観察したかぎりでは…!!

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本日(2024/11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!! #自然結実ヒガンバナ #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼今年もいつもの散策道で、いくつもの「自然結実」したヒガンバナをみつけていた。
 ごくごくアタリマエに!!
 ふくらんだ子房部から、まだ真っ黒な「種子」は顔を出していなかった。
 やっぱり例年にくらべ、「猛暑」の影響で遅れているのだろうか!?

▼そう!!11年前のその日のことを「記録」していた。

●ついにみつけたぞ!!ヒガンバナの自然結実!! #higanbana (2013/11/13)

 読み返してみるとその日の「感動」が蘇ってくるのである。
 ダカラ 11/13 !!
 本日(2024/11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!!

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▼そのときの花茎も「標本」にして保存していた。
 花茎は5本あった。

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▼不思議なもので、「その日」を機に毎年次々と「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけることになるのであった。
 これ以降は、「自然結実」ヒガンバナの花茎をみつけたら採集し、家で「水栽培」することにした。
 「水栽培」中の花茎から、やがて完熟「種子」がこぼれ落ちる、それを回収してきた。
 毎年これを繰り返してきた!!
 これ以降の「歴史」を少しふりかえっておく。

【2013年】10個以上正確には不明 「安富」群生地「発見」で喜んでしまい散逸

【2014年】30個 「夢前」群生地発見、「安富」群生地なし

【2015年】69個 「福崎」群生地発見、「福崎」63個が目立つ

【2016年】73個 再び「安富」33個が目立つ

【2017年】31個 「福崎」20個が目立つ 

【2018年】34個 「夢前」0個が目立つ

【2019年】530個 やっぱり「異常」としか!!

【2020年】16個 これは2019年の反動か!?  

【2021年】823個 過去最高の驚異的な個数である。ヒガンバナに何が!?

【2022年】59個  「安富」2個+「夢前」3個+「福崎」30個+「その他」24個 =59 個 !!群生地巡りができなかった。

【2023年】 未採集・回収!!(群生地巡りができない。残念!!)

 今年も、「自然結実」ヒガンバナの花茎採集、花茎の「水栽培」はやっていない。
 もっぱら野外観察中心としたいと思っている。
 予想に反して、今年は「自然結実」ヒガンバナを頻繁に見かけるような気がする。
 完熟「種子」が顔を出すのはいつだろう!?

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