本日(2026/08/08)、第449回オンライン「寅の日」!! #草をのぞく #traday #寺田寅彦

▼昨日(2026/08/07)は、遅れてやってきた大賀ハス3号の「あこがれの4日間」の第二日目だった。
やっぱり第二日目が最高だった。
<花>のすべてを見たような気になってきた。
寅彦だったら、これをどう観察しただろう!?







▼本日(2026/08/08)は、第449回オンライン「寅の日」である。
8月のテーマは、「植物」の観察に関連してである。
【8月テーマ】「寅彦と植物」
その一回目の本日は、「草をのぞく」(「沓掛より」より)を読む。
◆本日(2026/08/08)、第449回オンライン「寅の日」!!
▼寅彦のするどい観察眼に学んでみよう。
寅彦もまずは「植物界」に親しむところからはじめていた。
子供の時分に少しばかり植物の採集のまね事をして、※(「月+昔」、第3水準1-90-47)葉(さくよう)のようなものを数十葉こしらえてみたりしたことはあったが、その後は特別に山野の植物界に立ち入った観察の目を向けるような機会もなくて年を経て来た。
この好機会を利用して少しばかりこの方面の観察をしようと思ったので、まず第一の参考として牧野(まきの)氏著「植物図鑑」を携帯して行って、少しずつ、草花の名前でも覚えようと企てた。
さすが寅彦、単に観察するだけにはおさまらなかった。「ふしぎ!?」が生まれてくるのだった。
図鑑を見ただけで、なんらの疑点もなく明確にこれだと決定できる場合は存外少ない。ほとんど同じではあるが、どうも少しちがうようだ、という場合がはなはだ多い。書物の記載も、見取り図も至極簡単であるからやむを得ない。
そういう場合における品種鑑別の正確度に関する疑いをいっそう強められるようになったのは、非常によく似ていて、しかも少しずつちがうというような草の種類が非常に多いという事実に気がついたからである。
そして、ひとつの気づきへと発展するのだった。
もう一つ気がついておもしろいと思ったことは、何か一つの植物があるときっとその近所にそれとよく似た別の植物が見つかるということである。
「類をもって集まる」ということわざは植物にも当てはまるようである。
▼「観察する」はやがて「科学する」にツナガルのだった!!
この数日間の植物界見物は実におもしろかった。もっともこんなことは、植物学者、あるいは学者とまでは行かずとも、多少植物通の人にとっては、あまりにも平凡な周知の事実であるかもしれないが、始めて知ったまるの素人(しろうと)には実に無限の驚異と、従って起こる無数の疑問を提供するものである。
さらに説く!!
こうして秋草の世界をちょっとのぞくだけでも、このわれわれの身辺の世界は、退屈するにはあまりに多くの驚異すべく歓喜すべき生命の現象を蔵しているようである。
そして、寅彦独特のたとえ話が面白い!!
今でも浅間の火口へ身を投げる人は絶えないそうである。そういう人たちが、もし途上の一輪の草花を採って子細にその花冠の中に隠された生命の驚異を玩味(がんみ)するだけの心の余裕があったら、おそらく彼らはその場から踵(くびす)を返して再び人の世に帰って来るのではないかという気もするのである。
さあ、寅彦ならば大賀ハスの花のみごとさをどう表現したかな!?
まもなく第三日目がはじまる。



















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