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第72回オンライン句会「寅の日」8月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼えっ!?
 キリギリス!?
 それにしても鳴き声が大きすぎる。
 どう考えても家のなかにいるような気がした。
 おかしい、持ち込んだ記憶は無い。大きく鳴き声がする方向をたよりにしばし探し回った。
 居た!!なんと玄関の壁にはりついていたのだ。
 あまりの暑さに耐えきれず“避暑”にやってきたのだろうか。

▼第72回オンライン句会「寅の日」8月例会の案内をする時期が来ていた。
 この暑さで、今から8月!?
 第72回ということは、12×6=72回 定例句会ははじめてから欠かさず続けてきたから
 6年!!
 いつのまにやら6年が過ぎたことになる。
 句を詠む力量はと問われると、ちょっと恥ずかしいが、“句会”の面白さ楽しさはどんどん深化していた!!

▼あらためて、第72回オンライン句会「寅の日」8月定例会の案内をあげておきます。
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第72回オンライン句会「寅の日」8月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを
 「俳号」=俳句を詠むときのペンネームのようなもの 

3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2026年8月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2026年8月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2026年8月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。
 「談話室」で大いに語り合いましょう!!

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼まだまだ「猛暑日」が続きそうな、いや「酷暑日」も出てきそうな8月。 
 キリギリスよろしくオンライン句会に“避暑”にやってきてください。
 オンライン句会の面白さは、6年たってもなかなかうまく伝えられないです。
 やっぱり、体験していただくのがいちばんです。
 
 きっと、面白い世界がまっていますよ!!

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【Web更新7/26】26-30 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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夏休み自由研究お辞儀草 26/07/23撮影@福崎

■楠田純一の【理科の部屋】26ー30
週末定例更新のお知らせ
 暑い!!暑い!!
 を絶叫している間に、7月最後の週末定例更新となってしまった。
 いろんなことのあった7月だった。
 まだある!?
 8月に向けて ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2026 更新 お辞儀草
 たった一本だった「お辞儀草」。
 何年かたつうちに、庭を覆う雑草の如く茂っている!!
 やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 ちょっと触れるだけで、「お辞儀」をはじめる。
 動くはずのない植物が、動き始める。
 どんなレプターを持っているのだろう。
 どんなシステムになっているのだろう。
 やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
 
◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」の確認の最後の座標軸は
 (6)私の研究を進める
 だった。どの研究もまだまだ進行中だった。
 どの研究も、人につたわる「かたち」にしていきたいものだ。
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!
 7月テーマは「寅彦と気象」はひきづき学びたいものだ。
 8月テーマは「寅彦と植物」である。寅彦の観察眼から大いに学びたい。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから17週目である。
 あふれるばかりの葉ばかりが目目立つ季節となってしまった。
 もう「あこがれの4日間」は訪れてこないのだろうか!?
 私はなにか失敗したのだろうか!?
 それはいつ、どのように!?

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本日(2026/07/27)、第448回オンライン「寅の日」!! #颱風雑俎 #traday #寺田寅彦

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▼「猛暑日」がつづくなか、向日葵が勢いよく燃え立っていた!!
 驚くほどに背が高くなっていた。
 台風にそなえて、倒れないように簡易の柵をつくってやった。
 さて、どうなるかな!?

▼本日(2026/07/27)は、第448回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは、「気象」に関連してである。

【7月テーマ】「寅彦と気象」

 その三回目の本日は、防災・減災論をも含めて「颱風雑俎」を読む。

◆本日(2026/07/27)、第448回オンライン「寅の日」!!

●「颱風雑俎」(青空文庫より)

▼最初にこの文章は寅彦の最晩年(1935年)に書かれたものであることを念頭に読んでみたい。
 今から、91年前である。
 台風観測事情もずいぶん進化してきた。しかし、根本的な考え・対策は同じである。
 はたして寅彦から何を学べるだろう。
 今日の状況とくらべながら読むと、なかなか面白い。

 転向の原因、勢力消長の決定因子が徹底的に分らない限り、一時間後の予報は出来ても一昼夜後の情勢を的確に予報することは実は甚だ困難な状況にあるのである。

 これらの根本的決定因子を知るには一体どこを捜せばよいかというと、それはおそらく颱風の全勢力を供給する大源泉と思われる北太平洋並びにアジア大陸の大気活動中心における気流大循環系統のかなり明確な知識と、その主要循環系の周囲に随伴する多数の副低気圧が相互に及ぼす勢力交換作用の知識との中に求むべきもののように思われる。それらの知識を確実に把握するためには支那、満洲、シベリアは勿論のこと、北太平洋全面からオホツク海にわたる海面にかけて広く多数に分布された観測点における海面から高層までの気象観測を系統的定時的に少なくも数十年継続することが望ましいのであるが、これは現時においては到底期待し難い大事業である。
 
 <科学する>ための継続した観測の必要性を説いていた。
 研究機関の設置も力説していた。
 ともかくもこのような事情であるから颱風の災害防止の基礎となるべき颱風の本性に関する研究はなかなか生やさしいことではないのである。目前の災禍に驚いて急いで研究機関を設置しただけでは遂げられると保証の出来ない仕事である。ただ冷静で気永く粘り強い学者のために将来役に立つような資料を永続的系統的に供給することの出来るような、しかも政治界や経済界の動乱とは無関係に観測研究を永続させ得るような機関を設置することが大切であろう。

 台風を<科学する>ことの意義も語っていた。
 颱風が日本の国土に及ぼす影響は単に物質的なものばかりではないであろう。日本の国の歴史に、また日本国民の国民性にこの特異な自然現象が及ぼした効果は普通に考えられているよりも深刻なものがありはしないかと思われる。

▼台風の話から発展し、防災・減災論、科学論にまで及んでいく。

 昔は「地を相(そう)[する」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。

 ここからかなり「地相術」にこだわっていた。
 このように建築法は進んでも、それでもまだ地を相することの必要は決して消滅しないであろう。

 地震による山崩れは勿論、颱風の豪雨で誘発される山津浪についても慎重に地を相する必要がある。

 地を相するというのは畢竟(ひっきょう)自然の威力を畏(おそ)れ、その命令に逆らわないようにするための用意である。安倍能成(あべよししげ)君が西洋人と日本人とで自然に対する態度に根本的の差違があるという事を論じていた中に、西洋人は自然を人間の自由にしようとするが日本人は自然に帰し自然に従おうとするという意味のことを話していたと記憶するが、このような区別を生じた原因の中には颱風や地震のようなものの存否がかなり重大な因子をなしているかもしれないのである。

 話は理科教育にまで及んでいた。
これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪(しかつめ)らしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

 反駁したい気持ちになるが、なかなか…
 興味深い提言もしていた。これがまたなかなか面白い!!
こういう現象は普通の気象学の書物などには書いてないことで、果して颱風と直接関係があるかないかも不明であるが、しかし土佐の漁夫の間には昔からそういう現象が知られていて「とうじ」という名前までついているそうである。これが現われると大変なことになると伝えられているそうである。

 非常な暴風のために空気中に物理的な発光現象が起るということは全然あり得ないと断定することも今のところ困難である。そういう可能性も全く考えられなくはないからである。しかし何よりも先ず事実の方から確かめてかかる事が肝心であるから、万一読者の中でそういう現象を目撃した方があったらその観察についての示教を願いたいと思う次第である。

 そして、このように「まとめ」た。
 颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。

 そして、91年たった今は!?
 

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サイエンスコミュニケーター宣言(482) #私の研究 #クモ学 #丹生の研究 #燐寸一本化学の元

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▼最後の「座標軸」

(6)「私の研究」をすすめる!!

 をつづけよう。
その「ふしぎ!?」を追い続けるもうひとつの「生きもの」がいた。

◆「クモ学」のすすめ
・コガネグモの「狩り」を偶然目撃したことからはじまるシロウト「クモ学」は最高に面白かった!!
・何よりスゴイと思ったのは、このクモたちが極々身近に暮らしているということだった。
・特に今年は、コガネグモ1号が、ほぼ1ヶ月にわたり、家からもっとも近い位置に居座ってくれた!!
・なんどもネットの張り替えも行ったが、ほぼ同じ位置だった。
・飾り(隠れ帯)「X」もみごとなものを見せてくれた。はじめて重なったものも見た。
・雄も、イソウロウグモも現れた。
・今年のコガネグモは現在、7号まできている。
・さて、どこまで「ふしぎ!?」を追えるだろう。

▼私には長く長く追い続ける「ふしぎ!?」研究もあった。

◆「丹生」を追う
・この「ふしぎ!?」には長い歴史があった。
・何年もかけて、間歇的に動いていた。動いてこそ見えてくる「ふしぎ!?」があった。
・ただはっきりしていることがある。この「ふしぎ!?」を追う歩みはとめない。
・「地質学」との関連で、より興味深いこともみつけた。
・次はどこに行こうかな!?

▼まだまだ「歩み」を止めたくない研究が、もうひとつあった。

◆「燐寸(マッチ)一本 化学の元!!」
・ファラデーは、あのロウソクにどのようにして火をつけたのか!?
・この「ふしぎ!?」は絶対に忘れたくない。
・燐寸(マッチ)が教えてくれる近代化学の歴史!!
・より安全に、より簡単に!!
・うれしいことにマッチ専門店が再開してくれている。訪問の機会をねらっている!!
・興味深い展開もはじまっているようだ。今後が楽しみだ!!

▼思いつくままに現在進行形の「私の研究」の「現在地」をあげてみた。
 どの「研究」にも終わりはない。
 「ふしぎ!?」を追い続けることは実に面白く楽しい!!
 のだから。
 どこまでも続けたい!!
 
 しかし、私に可能なことも限られてきた。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

(了)

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サイエンスコミュニケーター宣言(481) #私の研究 #ヒガンバナ研究 #大賀ハス #コウガイビル

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▼サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を検証する最後の「座標軸」にいく。

(6) 「私の研究」をすすめる!!

 もっとも現在進行形の「座標軸」かも知れない。
 無手勝流で「ふしぎ!?」を追い続けるのは、今の私の最高の楽しみである。
 それもそろそろ「店じまい」をしなければ・・・。

▼この「私の研究」を思いつくままに列挙してみる。
 その研究の「これまで」と「これから」をみておこう。
 そして「現在地」を確認してみよう。

◆【ヒガンバナ情報2026】
・「私の研究」としてはもっとも古い歴史をもつ
・昨年(2025年)は、ついに種子から育てた実生ヒガンバナの花が咲いた!!
・実生実験11年の歳月を経て!!
・その咲いた花の「種子」も手に入れた。
・その「種子」を用いた第二世代の実生実験をはじめた。
・その「種子」も発芽・発根していた!!(2026/07/21)
・実生ヒガンバナ実験、実生コヒガンバナ実験の展開の局面が大きく変わってきた。
・ヒガンバナに何が起こっているのだろう!?
・Webテキスト『ヒガンバナ』の更新!!

▼次もまた長い歴史をもつ研究だった。
◆【大賀ハス観察日記】
・なんと19年目の大賀ハス観察池だった。
・19年目にして、とんでもない異変が起こっていた。
・今年の「あこがれの4日間」は今のところ2回しか訪れていなかった。
・それも不完全なものばかりだった。どうしたんだろう!?
・長年の「ふしぎ!?」が、未解決なまま。
・やっぱり「ふしぎ!?」なのはあのみごとな開閉システム!?
・「あこがれの4日間」は、どのようにインプットされているのだろう。
・これらの謎解きをして、「店じまい」したいのだが。


▼その「ふしぎ!?」を追い続ける「生きもの」がいた。
 次の生きものとは「偶然の出会い」からはじまった。

◆「コウガイビル」を追う
・73号コウガイビルまでで「記録」は終わっていた。
・74号に出会うのはいつだろう!?
・Webテキスト「コウガイビル」の可能性を追求することはけっしてあきらめていなかった。
・次なる新展開は、いつ・どのように訪れるだろう!?

(つづく)

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2026年8月のオンライン「寅の日」は #寅彦と植物 #traday #寺田寅彦

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▼8年目の「子規庵の糸瓜」のつるがスルスルと急激に伸びてきた!!
 今年は少し遅れているのかなと思っていたら、梅雨明けから急にスピードをあげてきた。
 生きている!!
 アタリマエだけど、やっぱり「ふしぎ!?」
 寅日子先生はこの「ふしぎ!?」をどう見たのかな!?

▼2026年8月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 寅彦はこの植物の「ふしぎ!?」についてもたくさんの随筆を書き残してくれていた。
 そこで、8月のテーマは次のようにする。 
 
【8月テーマ】「寅彦と植物」

 8月にオンライン「寅の日」は2回ある。

■2026年8月のオンライン「寅の日」!!
◆第449回オンライン「寅の日」 …8/08(土)
◆第450回オンライン「寅の日」 …8/20(木)

▼植物の「ふしぎ!?」と一口に言っても、いろんな切り口がある。
 寅彦ならばどんな切り口で植物の「ふしぎ!?」を観察しただろう。
 寅彦ならではの観察眼とは!?
 ふたつの随筆を選んだ。
「草をのぞく」(「沓掛より」より)
「からすうりの花と蛾」
 どんなことを学べるだろう、楽しみだ。

■2026年8月のオンライン「寅の日」!!

◆第449回オンライン「寅の日」 …8/08(土)「草をのぞく」(「沓掛より」より)(青空文庫より)

◆第450回オンライン「寅の日」 …8/20(木)「からすうりの花と蛾」(青空文庫より)


▼「別の視点で見れば…」よく安易に使ってしまう常套句だ。
 実際にそうすことは、簡単にはできない。
 これを試みる練習として、
 「寅彦の視点をかりて…」「寅彦の観察眼を真似て…」というのはどうだろう。
 猛暑日がつづく毎日だが、うまく工夫をして、植物の「ふしぎ!?」を観察してみよう。

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【Web更新7/19】26-29 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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向日葵の今日も吠えたり猛暑かな 26/07/17撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】26ー29
週末定例更新のお知らせ
 猛暑が続くなか、学校が夏休みに入った。
 もう直接的に関係なくても、やっぱり世間を吹く風は<夏休み>モードだ。
 <夏休み>モードのなかで、毎年、繰り返してきた「夏の創造プロジェクト」!!
 毎年、可能な範囲の制限が増していく。
 しかし、学びのスタイルは変わっても、学びの楽しみ・喜びは変わらない。
 むしろ、深化(進化)する面もある!!
 
 この夏、どんな学びと出会えるだろう!?
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
 
◆表紙画像集2026 更新 向日葵
 東北から譲り受けた向日葵を毎年育てている。
 今年は定位置の向日葵は少し遅れてしまったが、東の畑に蒔いた憶えないところに育ってきた。
 種子がこぼれていたのかな!?
 連日の猛暑に吠えていた!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 ほぼ半年ぶりに、サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を検証してみた。
 遅々たる歩みだが、この作業で少しでも「これから」が見えてくるのはうれしい!!
 もう少しだけ続けたい。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 7月テーマは「寅彦と気象」である。
 この分野においても、寅彦の提言は面白い!!
 100年経った今も有効である。今月あと一回ある。

 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから16週目、第3号の花芽を見ることなく、立葉の大きく育ってきた。
 どうなっているのだろう!?
 「あこがれの4日間」はもう訪れてこないのだろか。
 それでは少しさみしすぎる。

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サイエンスコミュニケーター宣言(480) #日本理科教育史 #現代理科教材発展史 #スライム #究極のクリップモーター

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▼サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」確認の作業をつづけます。
 次の第5の「座標軸」はちょっと大げさである。
 
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

 遅々として進んでいない!!
 でもやりつづけたいことである。

▼どうしてもやりつづけたい2つのプロジェクトがあった。
 そのひとつが

◆「日本理科教育史」をプロットする!!

 である。
 授業現場の理科教師たちが語り継ぐ「日本理科教育史」!!。
 そこには今まで語られることのなかった等身大の「日本理科教育史」があるハズ!!
 今だからこそ語れる「歴史」がアル!!
 いろんな「かたち」の可能性を考え続けたい。

▼もうひとつやりつづけたいプロジェクトがあった。
 それが

◆「現代理科教材発展史」!!

 コチラも遅々としてすすんでいなかった。
 しかし、進行中の具体例はいくつかはあった。

◆現代理科教材発展史『スライム』
◆現代理科教材発展史「究極のクリップモーター」

 まだまだ「現代」までの更新が必要だろう。
 他にも「現代理科教材発展史」ネタはいっぱいあるだろう。
 今では誰もが知るあの実験・教材にも「はじまり」があったはず。
 なにしろ、理科には具体的モノ(教材)がいっぱいあるのだから!!
 それを知ることは、このうえない「教材研究」となるだろう。

▼2つのプロジェクトとも多くの人との「共同作業」として展開されてこそ意味をもってくる。
  それでこそ面白い!!
  「日本理科教育史」に関わってきた、いや今現在、関わっている多くの人と一緒に取り組み、楽しみたいものである。 
 ネットワークの時代だからこそ、それを活かして
 語り継いでおきたい等身大「日本理科教育史」を!!

(つづく)

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サイエンスコミュニケーター宣言(479) #理科の部屋 #理科教育コミュニティ #インターネット版 #Facebook版

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▼ともかく暑い!!
 そんな日が続いている。
 次の「座標軸」に行こう。

(4)あらたな理科教育コミュニティの構築!

 「理科教育コミュニティ」と言えば、やっぱり【理科の部屋】だ!!。

◆情報は発信するところに集まる~【理科の部屋】とは~

▼「パソコン通信」時代というから、ずいぶん古い話だ。
 すっかり「更新」がおろそかになっているが、私的な覚え書き的・メモ「30年史」があった。
◆【理科の部屋】30年史年表
 多くの人の補足が必要だ。
 多くの人で、その「歴史」が語られることを願いたいものだ。

▼この「歴史」で、特に注目しておきたいのは
●1995年 8/31 インターネット版【理科の部屋】開設
 です。
 インターネット版【理科の部屋】は、インターネット時代の先駆的な役割を果たしました。
 実に楽しい面白い時代でした。

▼さらに進化した【理科の部屋】は、Facebook版【理科の部屋】を中心として、あらたな「歴史」をきざんでいます。
 創設期からの私たちの「思念」を大切にしながら歩みをつづけたいものです。
 異質なものとの出会い・学び合いからこそあらたな展開が生まれる!!
 どこまでも、理科教育コミュニティの「不易流行」を追い続けたいものです。

 ホンモノの「流行」は、「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は、「流行」を創造する!!

(つづく)

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サイエンスコミュニケーター宣言(478) #授業の科学 #理科授業DB #教材試論 #科学するシリーズ

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▼次の「座標軸」に行こう。
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
 私自身が「これまで」と同じような展開が無理になっていた。
 ありきたりの表現だが、このピンチがチャンスかも知れない!!
 まったくあらたな取り組みの可能性に挑戦してみたい。
 それが、「かたち」になるまでにはもう少し時間が必要かも。

▼さらに、次の「座標軸」に行こう。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
 現場の「授業」から少し遠ざかってしまった今も確信をもっていることがあった。

・理科の授業はサイエンスコミュニケーションの最前線である!!
・理科教師は最前線のサイエンスコミュニケーターである!! 

 今なお、すべての発想の「原点」に理科の「授業」があった!
 サイエンスコミュニケーターと「授業」に関して、この間にとても興味深い本とであった。

●【お薦め本】『科学コミュニケーションの再構築 連帯志向の専門知へ』(内田麻理香著 勁草書房)

▼【授業実践DB】をめざし、拙い自分の授業の歩みを「記録化」したこともある。

◆私の「ふしぎ!?」からはじめて「卒業論文」にいたるまでの中学校3年間「理科」全課程を構想する!!
 新・中学校「理科」を構想する(2016年版) 

 とても古いモノであり、今読み返せば恥ずかしいかぎりである。
 でも私が「授業」「科学」を語るとき、ここからはじめるしかなかった。

 「理科の授業」を語るとき、もうひとつ絶対にはずせないものがあった。
 
◆新・私の教材試論

 こちらの方は、私のなかでは、今なお現在進行形だった。

▼最後にもうひとつ「理科の授業」から出発して、挑戦しつづけている試みがあった。
 それが、「〇〇を科学する 」シリーズである。
 まだページにまとめていないものもあるが、以下のようなものがある。

●「動く大地」を科学する 
●「天気の変化」を科学する
●「原子論」を科学する
●「静電気」を科学する
●私の「煮干しの解剖」教室

(つづく)


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本日(2026/07/15)、第447回オンライン「寅の日」!! #夕凪と夕風 #traday #寺田寅彦

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▼フレーム付き「雲見」!?
 変なことに嵌まろうとしている。
 「雲見」の定点観測である。
 同じ定点観測でも、フレーム(枠)になる景を決めておいて写真を撮るのである。
 これを続ければ、雲の変化がよりわかって来るかも知れない。
 いろいろ試しながら「雲見」を楽しんでいる。

▼本日(2026/07/15)は、第447回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは、「気象」に関連してである。

【7月テーマ】「寅彦と気象」

 その二回目の本日は、地域を吹く「風」についてである。「夕凪と夕風」を読む。

◆本日(2026/07/15)、第447回オンライン「寅の日」!!

●「夕凪と夕風」(青空文庫より)

▼最初に白状しておかなければならない。
 さんざん「海陸風」のこと話ししながら、自分が住んでいるところにこの「風」が吹いていることを意識しはじめたのは最近のことである。
 アメダスの「記録」にも顕著に残っていた!!
 寅彦もきっちりこのことにふれていた。
 

特に瀬戸内海沿岸にこれが著しいようである。

 寅日子先生が表現するとこうなる。流石デアル!!
 夕凪は夏の日の正常な天気のときにのみ典型的に現われる。午後の海軟風(かいなんぷう)(土佐ではマゼという)が衰えてやがて無風状態になると、気温は実際下がり始めていても人の感じる暑さは次第に増して来る。空気がゼラチンか何かのように凝固したという気がする。その凝固した空気の中から絞り出されるように油蝉の声が降りそそぐ。そのくせ世間が一体に妙にしんとして静かに眠っているようにも思われる。じっとしていると気がちがいそうな鬱陶(うっとう)しさである。

 さらにはこう言っていた。
夜の十二時にもならなければなかなか陸風がそよぎはじめない。

 これは、その地域がどれほど内陸部にあるかによってずいぶんちがうようである。
 自分が暮らす地域のアメダスの「記録」で確認してみるのも面白い!!

▼さらに一般論への展開が、実にみごとである。

 どうして高知や瀬戸内海地方で夏の夕凪が著しく、東京で夏の夕風が発達しているか、その理由を明らかにしたいと思って十余年前にK君と共同で研究してみたことがあった。

 それには日本の沿岸の数箇所の測候所における毎日毎時の風の観測の結果を統計的に調べて、各地における風の日変化の特徴を検査してみたのである。
 
その結果を綜合してみると、それらの各地の風は大体二つの因子の組合せによって成り立っていると見ることが出来る。その一つの因子というのは、季節季節でその地方一帯を支配している地方的季節風と名づくべきもので、これは一日中恒同なものと考える。第二の因子というのは海陸の対立によって規定され、従って一日二十四時間を週期として規則正しく週期的に変化する風でいわゆる海陸軟風に相当するものである。そこで、実際の風はこの二つの因子を代表する二つのヴェクトルの矢の合成によって得られる一本の矢に相当する。
 
 これを見習って、アメダスのデータを用いて、自分の住むところにどんな風が吹いているかを調べてみるのも面白いかも知れない。

 最後の寅彦独特のアイロニーたっぷりな文章も興味深い。

「浮世の風」となるとこんな二つや三つくらいの因子でなくてもっと数え切れないほど沢山な因子が寄り集まって、そうしてそれらの各因子の結果の合成によって凪になったり風になったりするものらしい。
 このごろはしばらく「世界の夕凪」である。いまにどんな風が吹き出すか、神様以外には誰にも分りそうもない。

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サイエンスコミュニケーター宣言(477) #私の科学 #等身大の科学 #共愉の科学 #変動帯の民の科学

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▼すっかり<夏>だ!!
 雲見の空が教えてくれていた。
 サイエンスコミュニケーターとして16年目の<夏>だ。
 久しぶりに(約半年ぶり)、「現在地」を確かめておきたい気分になった。

▼サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」と言えば、あの6つの「座標軸」である。
 またまたひっぱりだしてきた。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。 
(6) 「私の研究」をすすめる!!

▼しばし、座標軸に従って「現在地」確かめてみようと思う。
 まずは 
(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
 である。
 私はサイエンスコミュニケーターと名のりはじめてから妙なことにこりはじめた。
 そのときどに、自分にぴったりとくる私の「科学」を追いはじめた。
 「〇〇の科学」と題して
 順不同で思い出すものをあげてみる。

・「常民の科学」
・「私の科学」
・「等身大の科学」
・「デクノボーの科学」(賢治の科学)
・「萃点の科学」(熊楠の科学)
・「高いレベルの科学」
・「授業の科学」
・「共愉の科学」(convivial science)!!
・「ナットクの科学」「カスタマイズの科学」
等など
「〇〇の科学」遍歴を繰り返すなかで、もっともお気に入りに到達した。
 それが
・「共愉の科学」(convivial science)!!
 であった。
 
▼でもやっぱりこれは終着駅ではなかった。
 最近、【お薦め本】にあげた2冊

・【お薦め本】『神と仏の人文地質学』(巽好幸著 光文社新書)
・【お薦め本】『「美食地質学」入門』(巽好幸 著 光文社新書)

 の影響か、あらたなお気に入り「〇〇の科学」が生まれた。

●「変動帯の民の科学」!!

 である。

(つづく)

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【Web更新7/12】26-28 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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玩具箱ひつくりかえし藪枯 26/07/10撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】26ー28
週末定例更新のお知らせ
 「梅雨明け10日は晴れ」はやっぱりほんとうだろうか。
 炎天の日がつづく。
 本格的「夏」がやってきた!!

 体力的な限界を考えて、一日を一週間を計画しなければ
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2026 更新 ヤブガラシ・藪枯らし
 炎天下の草むらにヤブガラシが目立ちはじめた。
 「藪枯らし」は、歳時記では「秋」の季語らしい!?
 私のなかでは、今、旬のものである。
 さらに私の勝手なイメージでは、草むらに玩具箱(おもちゃばこ)をひっくり返した景なのである。
 あの「ピンクの燭台」からきているのだろうか。
 また、じっくりながめてみよう。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 気儘な【お薦め本】の紹介を書くのが、すっかり楽しみなってしまった。
 不勉強が逆に幸いして、未知の世界の面白さを堪能できる!!
 今度は、どんな本に出会えるかな。
 
 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから15週目である。
 第1号の果托に「実(種子)」らしきものが…!?
 そんなハズはないはずだが。
 次なる3号の花芽の気配がまったくない。どうしてだろう!?

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【お薦め本】『「美食地質学」入門』(巽好幸 著 光文社新書)

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▼私はこれまでの拙い取り組みの最終ラウンドとして

◆「動く大地」を科学する

 を進めていた。諸事情があって一年以上「開店休業」状態が続いている。
 けっして、やめるつもりはなかった。
 そのなかで「ふるさと巡検」が究極の楽しみだと思っていた。
 その考えに今も変わりがないが、なにかものたらないものを感じていた。
 そのものたりなさの「正体」を私はまだ知らなかった。

▼そのものたりなさの「正体」を考えるのに大きなヒントになりそうな本に出会った。
 それが今回の【お薦め本】である。

◆ 【お薦め本】『「美食地質学」入門 和食と日本列島の素敵な関係』(巽好幸 著 光文社新書 2022.11.30)

 ともかく、これは面白い!!
 これが実感である。
 多くの人が、そう感じたからこそ「続々重版!」を繰り返すロングセラーになっているのだろうが、ここでは私なりのお薦めポイント3つをあげておく。

(1)変動帯の民の「美食」を、「地質学」でわかりやすく、面白く読み解いてくれていた!!
(2)日本列島のダイナミックなジオストーリーが、具体的に見えてくる!!
(3)寺田寅彦の「日本列島移動説」にふれてくれていた!!

▼ではひとつずつ少しだけくわしく。
(1)変動帯の民の「美食」を、「地質学」でわかりやすく、面白く読み解いてくれていた!!
 私は、この本を読み始めて何度これを繰り返しただろう。
「ナルホド!!」
「これなら私にもわかる。面白い!!」
「今一度、これを食べる旅に行きたい!!」
「もっとはやくこの本を読んでおきたかった。」
 具体例をあげて紹介する方がわかりやすいだろうと、気に入ったところに付箋をはっていたら、これもこれもとなってしまい。いっぱいになってしまいついに最後まできてしまった。
 けっきょく最後の「エピローグ」の著者のコトバを借りることにした。

 しかし、美食地質学の旅を終えた読者諸氏には、例えば和食の基本となる出汁が、プレート運動に伴う地殻変動や火山活動が山地を形成ことで成立したことをご理解いただいたはずだ。世界一の変動帯である日本列島は、地震や噴火などの過酷な試練を人々に与えてきたのだが、人々は黙々と試練を甘受するだけでなく、しっかりその恩恵を享受してきたのである。(同書P288より)

 つづけて、こうも言っていた。
 つまり美食地質学は、我が国や地方を特徴づける食材や食文化のオンリーワン性を浮かび上がらせ、人々にこれまで気づかなかった地元の魅力を再発見してシビックプライドを高めるための一助となるに違いない。同時に、これまで幾度となく試練に見舞われ、それを与えてきた日本列島の自然に対して畏敬の念を抱きながらも、感謝の気持ちを忘れずに暮らしてきた先人の営みやその精神性を改めて見つめ直すきつかけにもなれば望外の喜びである。
(同書P289より)

 今、この本に登場する「美食地質学」の旅の「現地」に行ってみたい気分になってきた!!
 
 次のお薦めポイントにいこう。
(2)日本列島のダイナミックなジオストーリーが、具体的に見えてくる!!
 ポンコツ頭も作用しているのだろうか、日本列島のジオストーリーがなかなか頭に定着しなかった。 
時空のスケールが遠大すぎた。一度聞いてナットクしたつもりなっていてもすぐわすれしまうのだった。これまでの常だった。
 ところがこの本ではちょっとちがっていた。
 特に2つのジオストーリーが印象に残った。
 ひとつは「日本列島誕生物語」。
 今から約2500万年前、アジア大陸の東縁部一大事件が勃発した。大地が裂けて、その片割れの地盤が太平洋へと動き始めたのだ。私たちの知る日本列島の誕生である。そして、迫り出した日本列島とアジア大陸の隙間には「日本海」が出現した(図表1ー3)。
(同書P25より)

もうひとつは「変動の時代へ」。
 そしてついに日本列島は、世界一の変動帯へと進化していく。その引き金となった大事件が起きたのは、今から300万年前。40億年におよぶ日本列島の歴史からするとつい最近のことだ。それまで北向きに動いていたフィリピン海プレートが、突如として45度方向転換をして、北西へと向きを変えたのだ。(同書P27より)

 この2つを説明する図がまたとてもよかった。
・図表1ー3 現在の日本列島ができるまでの変遷 (同書P23)
・図表1ー4 フィリピン海プレートの方向転換と日本列島 (同書P28)
 ある程度簡略化(これがミソかも知れない)され、美食地質学の旅のなかで、繰り返し繰り返し説明されていた。
 「美食」との関連で語られるから、とても楽しい!!わかりやすい!!面白い!!ナットクだ!!
 だから記憶にも残りやすいのだった。
 
▼最後のお薦めポイントにいこう。
(3)寺田寅彦の「日本列島移動説」にふれてくれていた!!
 これは私のちょっと気儘なお薦めポイントだった。
 この本で我らが寺田寅彦は3度登場した。(私の見落としがなければ)
 なかでも、いちばんくわしく書かれているのは次のところである。
 
寺田寅彦の「日本列島移動説」
 通常の海でなく、大陸地殻がちらばっているように見える日本海のでき方について、挑戦的かつ先見性のある説を唱えたのは、第1章でも述べた通り、かの寺田寅彦であった。1927年のことだ。
 アルフレッド・ウェゲナーの「大陸移動説」に触発された寺田が発表した論文では、太平洋側とは異なり日本海側沿岸にはいくつかの島や海底台地が存在し、これらが列をなしていることに注目。そして、このような島列は、日本列島がアジア大陸から分離移動した過程で、日本海の中に取り残された陸の破片と考えた。
(同書P220より)

 この論文に興味があった。ネツトで調べてみた。
・「日本海沿岸の島列に就いて」(寺田、1927)
 おおっ、100年前だ!! どんな論文なんだろう?
 ひとつ思い当たることがあった。
●『寺田寅彦全集 科学篇 全6巻』(岩波書店刊)
 である。ちょつと無理をして手に入れていた。こんなときに利用しなければと思い調べて見た。
 あった!!みつけた!!「VOL Ⅲ 94」である。
 うれしいと思ったのはつかの間、アタリマエだが論文は全文英語だ!!
 不勉強な私には歯が立たない。付図を楽しむのみだった。
 
 ところが、アリガタイことにこの本では一度は忘れられていた寺田説が完全に復活するまでのプロセスがわかりやすく語られていたのだ。
 もうこれだけでも、この本は最高にお薦めだ!!

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【Web更新7/5】26-27 Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!

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灸花空に向かいて夏休み 26/07/03撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】26ー27
週末定例更新のお知らせ
 7月に入った!!
 気分はすっかり夏休み気分だ。
 夏休みは、エネルギー充填の季節でもあり、<学び>の季節でもあった。
 これは、いくつになっても同じだった。
 
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2026 更新 灸花・ヘクソカズラ
 ヘクソカズラ!?
 なんともすごいネーミングだ。葉っぱをちぎって揉んで嗅いだら納得だそうだ。
 このごろやってないな。
 やっぱり「灸花」の方が、私には馴染みがあるな。
 なんにもおもちゃがなかった小さい頃、この花にちょっと唾つけて手の甲に置いて
 「灸や!!」「灸や!!」
 と騒いで遊んだ。
 もうすぐ夏休みだったような。

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 今考えても、不思議なページをつくってしまったものである。
 ここもそろそろあらたな展開をしなければ、ひろげたままの「店じまい」になってしまう。
 新展開は待っているだけでは進まない。
 まずは ゆっくり ゆっくり 動いてみよう。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 7月のテーマは「寅彦と気象」だ。
 やっぱりこの分野においても、寅彦は興味深い「よびかけ」をしてくれていた。
 アリガタイ!!

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから14週目である。
 2号の「あこがれの4日間」以降、3号の花芽をなかなか見ない。
 立葉はけっこうにぎやかになってきたのに
 どうしたんだろう!?

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本日(2026/07/03)、第446回オンライン「寅の日」!! #夏の小半日 #traday #寺田寅彦

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▼そろそろ「夏休みの自由研究」をよびかける季節である。
 「自由研究」をとりまく状況はずいぶん様変わりしてしまっただろうが。

◆「理科の自由研究」の研究


▼本日(2026/07/03)は、第446回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは、「気象」に関連してである。

【7月テーマ】「寅彦と気象」

 その一回目の本日は、「研究」への誘いの論考である。「夏の小半日」を読む。

◆本日(2026/07/03)、第446回オンライン「寅の日」!!

●「夏の小半日」(青空文庫より)


▼自然観察・研究への誘いからはじまっていた。

よく「自然」は無尽蔵だと言いますがこれはあながち品物がたくさんにあるというだけの意味ではない。たとい一本の草、一塊の石でも細かに観察し研究すれば、数限りもない知識の泉になるというのです。またたとえば同じ景色を見るにしても、ただ美しいなと思うだけではじきに飽きてしまうでしょうが、心の目のよくきく人ならば、いくらでも目新しい所を見つけ出すから、決して退屈する事はないでしょう。それで観察力の弱い人は、言わば一生を退屈して暮らすようなものかもしれません。諸君も今のうちにこの観察力を養っておく事が肝要だろうと思います。

 そして、具体例をあげて説いてくれる。
それでさし当たりこの夏休みに海岸へでも行かれる人のために何か観察の材料になりそうな事を少しばかりお話ししましょう。
 だれでも海べに出ていちばん見飽かずおもしろいと思うのは、遠い沖の果てから寄せて来ては浜に砕ける、あの波でしょう。見慣れない人の目には、海の水は、まるで生きているもののような気がすると言います。実際波はある意味で生きている。すなわち物理学などで言う「仕事」をする能力があります。しかし、惜しい事には、この能力は人間に都合のよいほうにはあまり使われないで、かえって海岸を破壊したり、またせっかく築いた港を砂で埋めたりするほうに使われています。

 誘いのコトバがつづく。「観察」の重要性を説きながら
このような波の進んで行く速さは、波の峰から峰、あるいは谷から谷までの長さいわゆる「波の長さ」の長いほど早く、また浅い所へ来るとおそくなります。見慣れない人は波の進むにつれて水全体が押し寄せて来るように思う事もあるそうですが、実際はただあのような、波の形が進んで来るだけで、水はただ、前後に少しずつ動揺しているという事は水面に浮かんでいる物を見ていてもだいたいはわかります。もし浅い所で、波の中に立っていられるような機会があったらよく気をつけてごらんなさい。

 あの「ねえ君、ふしぎだと思いませんか?」のコトバが聞こえてきそうだ。


▼「観察」からはじめて自分で確かめてみる「実験」へと誘ってくれていた。

また機会があったら水の底にできているこの波形の波長を計ってごらんなさい。通例、深い所ほど波長が短くなっているでしょう。

試みにこのような、充分水を含んだ細砂を両手で急に強く握りしめると、湿気が失うせて固くなるが、握ったままでいるとだんだん柔らかくなってダラダラ流れ出します。足で踏んでも、踏んだ時は固いが、だんだん足がめり込んで行きます。よほどおもしろいものだから、忘れずにためしてごらんなさい。

 浜べには通例大きい砂も細かい砂もあるが、たいてい大きいのは大きいの、細かいのは細かいのと類をもって集まっているのは、考えてみると不思議ではないでしょうか。波が砂をかきまぜているのに、どうして一様に交じらないでしょうか。

 また、いつしか別の「ふしぎ!?」にも話は及んでいた。
 海岸では晴れた夏の日の午前にはたいてい風が弱くて、午後になると沖のほうから涼しい風が吹き出します。これは海軟風ととなえるもので、地方によりいろいろな方言があります。

 最後にこう書いていた。
浜べで見られるおもしろい現象もまだいろいろありますが、またいつかお話ししましょう。
(大正七年八月、ローマ字少年)

 そして、あの名随筆『茶碗の湯』が書かれたのは大正十一年五月でした。


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2026年7月(文月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼寅日子先生も「雲の峰」はお気に入りの景だったようだ。
 多くを詠んでおられた。

雲の峰見るゝ雲を吐かんとす (明治32年)
生きながら雲の峰とやなりぬらん (昭和4年)

▼さあ、7月(文月)も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句+表紙の1句を引用させてもらう。

(1) 雪渓をけもののごとく叩き撫す 岡本 眸
(2) 厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男
(3) 合歓の花与謝へ行きたし船はなし 小林篤子
(4) Aランチアイスコーヒー付けますか 稲畑廣太郎
(5) ふるふるとゆれるゼリー入れる匙 川崎展宏
(6) 日盛りの都庁はやはり居丈高 大牧広
(7) 片蔭を行き遠き日のわれに逢ふ 木村蕪城
(8) 泣き虫で金魚すくひの名人で 仁平勝
(9) きらきらと近づいて来る水着かな 松永浮堂
(10) 香水にふふと笑つて婚約す 筑紫盤井
(11) 鳴らしつつ探す風鈴吊るところ 下坂速穂

▼<俳句修業>の次のステップは<選句>である!!
 <選句>は<俳句修業>の醍醐味でもある。
 
【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男
(11) 鳴らしつつ探す風鈴吊るところ 下坂速穂
(7) 片蔭を行き遠き日のわれに逢ふ 木村蕪城

【次点】

(4) Aランチアイスコーヒー付けますか 稲畑廣太郎

【選評】
・「雲の峰」と何を取り合わせるのか?今年は私も挑戦してみたい。
・なかなかの臨場感ですね。梅雨明けはいつごろかな。
・あるあるの一句でね。うまいな!!

・なんとストレートな。こんなのでいいの!?でもこれが詠めないですよね。

▼<俳句修業>の究極は、やっぱり<句会>の参加です!!
 7月もシロウトかえりみず続けますオンライン句会!!
  
●第71回オンライン句会「寅の日」7月例会案内!!

 さあ、どんな句が詠めるかな!?
 あのひとはどんな句を詠むのかな!?

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2026年7月(文月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼7月(文月)だ!!
 7月の「雲見」の予想の前に、2026年6月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    1        
・巻雲    1 
・巻積雲   0 
・巻層雲   5      
・高積雲   3
・高層雲   1   
・層積雲   6  
・積雲    3          
・層雲    0
・乱層雲   9 
・積乱雲   1 

 6月で目立ったのは「乱層雲」9「層積雲」6。
 これはあくまで原則・朝の9時の観測である。もちろんアタリマエにその後変わってしまう。
 ダカラこれはあくまでひとつの目安にすぎない。
 『雲と空 図鑑』を見ていると、もっと空の雲が豊かに見えてきた。
 でもやっぱり、これこそが私の見た6月の空の「雲見」だった!!
 梅雨期の「雲見」だったのかも知れない。
 アメダスの「記録」を使って最高気温~最低気温をチェックする作業を6月もつづけた。
 月末にデータをまとめただけだったが
 「夏日」=「日最高気温が25℃以上の日」 14日!!
 「真夏日」=「日最高気温が30℃以上の日」 7日!!
 なんと予想に反して、5月にくらべると「夏日」が一日減っているのだ。
 「真夏日」は同じく7日だったのだ。
 それでも暑かったことにちがいはない。
 さて7月は!?

▼2026年7月(文月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まず前年の2025年7月の天気図を参考にしてみよう。

◆日々の天気図 2025年7月 (気象庁)
・1ヶ月の天気図の変化を見ているだけでもきわめて面白い!!
・梅雨前線の動きは!?
・台風の発生と進路は!?
・梅雨明けはいつごろになるだろう。
・「梅雨明け10日は晴れ」はほんとうかな。
・本格的「夏」の到来はいつごろはじまるのだろう!?
・「夏日」「真夏日」はどれくらいあるだろう。「猛暑日」はどうだろう!?
・もくもくシールは何がふえてくるかな。

▼「雲見」の旅 計画+「ふるさとの低山登山」(ふるさと巡検)は7月も継続しよう!!
【2026年7月 「雲見」の旅・山】
・6月のはじめにとんだアクシデント!?自由に動けなくなってしまった。
・7月は復活をめざしたい。
・列車で「雲見」の旅へ!!
・「動く大地」を科学する 続行予定!!

▼自然散策としての「雲見」!!
 これほど簡単で奥の深い「自然観察」はない。
 究極の道楽だ!!
 自然とつきあう事始はここから
 7月はどんな空と出会えるかな!?

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