本日(2026/05/28)、第443回オンライン「寅の日」!! #俳句の形式とその進化 #traday #寺田寅彦

▼ときどき自分でも不思議に思うことがある。
なぜ、この私が「俳句」のことを語っているのだろう!?
ましては、毎月<句会>をやっているなんて
まったく不思議な話だ!!
科学者・寺田寅彦に出会わなければ、起こらなかったことだ。
▼本日(2026/05/28)は、第443回オンライン「寅の日」である。
5月のテーマは、その<俳句修業>についてである。
【5月テーマ】「寅彦と俳句」
その三回目(最終回)の本日は、科学者・寅日子先生は俳句の形式をどうとらえておられたのだろう!?
「俳句の形式とその進化」でそれを読む。
◆本日(2026/05/28)、第443回オンライン「寅の日」!!
▼寅彦はいつも軸足を「科学者」に置いていた。
科学者流の目で見れば、これも一つの文化的自然現象であって可否の議論を超越したものであるとも考えられる。むしろわれわれはこの現象がどうして発生したかを研究し、またその将来がどうなるであろうかということを考察した上で、これに対する各自の態度を決めるのが合理的ではないかと思われるのである。
科学者なりの視座を貫いていた。
とにかく、こういうふうに考えて来ると現在のいろいろさまざまな新型式の中にはあるいは将来の新種として固定し存続する資格をもったものがあるかもしれないし、またその中の多くは自然淘汰(しぜんとうた)で一代限りに死滅すべき運命をもっているかもしれない。しかし、現在のわれわれの知識でこれらの中のどれが永存しどれが死滅すべきかを予測することはなかなか容易なことではない。むしろ冷静な観察者となって自然の選択淘汰の手さばきを熟視するほかはないようにも思われるのである。
さすが寅彦!!という言もあった。
そのかわりまた、ちょっと見ると変なようでも読んでいるうちにだんだんおもしろくなって来るようなものがあれば、だれがなんと批評しようが自然に賛美者の数を増してくるであろう。それで、志のある人はなんの遠慮もなく、ありとあらゆる新型式をくふうして淘汰のアレナに投げ出すほうがいいわけであろうと思われる。
▼今から92年前の寅彦の<結論>である。
そういう、現在のわれわれには夢のような不思議な詩形ができる日が到着したとして、そのときに現在の十七字定型の運命はどうなるであろうか。自分の見るところでは、たぶんその日になっても十七字俳句はやはり存続するであろうと思われる。
古くからあったという事実の裏には時の試練に堪えて長く存続すべき理由条件が具備しているという実証が印銘されているからである。
<不易流行>というフレーズが頭に浮かんだ。
私の<俳句修業>は、まだまだつづきそうである!!
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