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本日(2026/04/22)、第440回オンライン「寅の日」!! #物理学の応用について #traday #寺田寅彦

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▼考えてみると不思議なものである。
 そのことを考え続けていると、いつのまにかひとつのことがらに焦点化されるのである。
 これまでバラバラに見えていたことが、関連して見えてきて
 ひとつの「像」が姿を現すのであった。
 それは偶然に見えて、あながちそうとばかり言えないのである。
 その機会が重なった。アリガタイ!!

 「物理学」って!?

▼本日(2026/04/22)は、第440回オンライン「寅の日」である。
 4月のテーマは、その「物理学」である。

【4月テーマ】「寅彦と物理学」

 その二回目の本日は「物理学の応用について」を読む。
 
◆本日(2026/04/22)、第440回オンライン「寅の日」!!

●「物理学の応用について」(青空文庫より)

▼なんともシロウトまるだしの設問をしたものである。
 「物理学」って!?
 この問いに答えるがごとく説いてくれていた。

 吾人(ごじん)が日常坐臥の間に行っている事でも細かに観察してみると、面白い物理学応用の実例はいくらでもある。ただそれらは習慣のためにほとんど常識的になっているので、それと気が付かないだけである。例えば台所における物理学の応用だけでも、一々列挙すれば一冊の書物が出来ようと思う。

 さらに加えてこう説いていた。
 純粋な科学の各種の方面でも物理学を応用しあるいは物理学の研究方法を転用する事が盛んになる。天文、気象、地質、海洋等に関する自然科学研究に物理学応用の発達して行くのはむしろ当然の事であろうが、普通の意味における物質とはよほど縁の遠い生理学や心理学にまでもだんだん応用が開けて行くようである。

 さらに念押しにこう言い切っていたのである。
一つとして物理学の応用を待たぬものはない。

▼ナラバ、この「物理学」とつきあうための手順を示してくれていた。

  今一般に実際上の問題に物理学を応用しようとする時に、第一着手としてしなければならぬ事は問題自身の分析的研究である。実際上に起る問題をちょっと見ると簡単なようでも通常非常に複雑なものである。同時に範囲の判然せぬ問題が多い。

 次にすべことは
このように問題の分析が出来てしまえば、それから一つ一つの問題について別々に研究し、その結果を綜合して初めて実際の場合に応用が出来る訳である。もし問題の分析をせずに研究すればいつまでたっても要領を得ないで五里霧中に迷うような事になってしまう。

 次に「物理学」とつきあうときの心得のようなものが示してあった。
 これは、私たちが授業で、「物理学」を使いモノにする心得のようにも思えるのだった。
 複雑な実際問題を研究して先ずその真相を明らかにしようという場合には、先ずその大体を明らかにして枝葉を後にするのが肝要である。これも多くの人にとっては平凡な事であろうが、世人からは往々忘れられる事である。渾沌(こんとん)とした問題を処理する第一着手は先ず大きいところに眼を着けて要点を攫(つか)むにあるので、いわゆる第一次の近似である。しかし学者が第一次の近似を求めて真理の曙光を認めた時に、世人はただちに枝葉の問題を並べ立てて抗議を申込む。例えば天気予報などもある意味においてそうである。第一次の近似だけでもそのつもりで利用すれば非常に有益なものである。

 示唆的なコトバでこの文をしめくくっていた。
 また物理学を修めて後各種の実務に従事する人は、物理学は単に机上の学問ではなくて、到る処に活用の途のある学問だという事を忘れず、新しい応用方面の開拓に尽力されたいものである。

 やっぱり「物理学」は使いモノになるのだ!!
 使ってなんぼなんだ!!

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