« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »

本日(2025/12/31)、第430回オンライン「寅の日」!! #日本人の自然観 #traday #寺田寅彦

Dscn9970_20251231064601

▼『寺田寅彦-天然に育まれ眼差し-』(高知県立文学館)の「年譜」には次のように記されていた。

●一九三五(昭和一〇)年 五八歳(数え年)
 12月31日 死去(病は転移性骨腫瘍)。

 従って、本日は「寅彦忌」である。

▼本日(2025/12/31)は、第430回オンライン「寅の日」である。
 「寅彦忌」を記念しての特番オンライン「寅の日」でもあった。
 オンライン「寅の日」をはじめた2012年以来ずっと読む随筆は決めていた。
 「日本人の自然観」である。

◆本日(2025/12/31)、第430回オンライン「寅の日」!!

●「日本人の自然観」(青空文庫より) 


▼とてつもない長編である。
 寅彦の「にわかファン」にすぎない私が、エラそうにいうが、
 寅彦のすべてがここに含まれいる!!
 今年はどこまで読み解けるかわからないがはじめてみよう。
 いきなり「緒言」から、主文脈が登場した。

 われわれは通例便宜上自然と人間とを対立させ両方別々の存在のように考える。これが現代の科学的方法の長所であると同時に短所である。この両者は実は合して一つの有機体を構成しているのであって究極的には独立に切り離して考えることのできないものである。人類もあらゆる植物や動物と同様に長い長い歳月の間に自然のふところにはぐくまれてその環境に適応するように育て上げられて来たものであって、あらゆる環境の特異性はその中に育って来たものにたとえわずかでもなんらか固有の印銘を残しているであろうと思われる。

 最初のキーワードは「有機体」「有機的」!!
 これに限らず、人間と自然を引っくるめた有機体における自然と人間の交渉はやはり有機的であるから、たとえ科学的気象学的に同一と見られるものでも、それに随伴する他要素の複合いかんによって全く別種の意義をもつのは言うまでもないことである。

 今の私の関心事とつながっていく。
 動かぬもののたとえに引かれるわれわれの足もとの大地が時として大いに震え動く、そういう体験を持ち伝えて来た国民と、そうでない国民とが自然というものに対する観念においてかなりに大きな懸隔を示しても不思議はないわけであろう。このように恐ろしい地殻(ちかく)活動の現象はしかし過去において日本の複雑な景観の美を造り上げる原動力となった大規模の地変のかすかな余韻であることを考えると、われわれは現在の大地のおりおりの動揺を特別な目で見直すこともできはしないかと思われる。

すなわち、日本の地殻構造(ちかくこうぞう)が細かいモザイックから成っており、他の世界の種々の部分を狭い面積内に圧縮したミニアチュアとでもいったような形態になっているためであろうと思われるのである。

そろそろと寅彦の本意にせまっていくのだった。
 これを要するに日本の自然界は気候学的・地形学的・生物学的その他あらゆる方面から見ても時間的ならびに空間的にきわめて多様多彩な分化のあらゆる段階を具備し、そうした多彩の要素のスペクトラが、およそ考え得らるべき多種多様な結合をなしてわが邦土を色どっており、しかもその色彩は時々刻々に変化して自然の舞台を絶え間なく活動させているのである。

自然の神秘とその威力を知ることが深ければ深いほど人間は自然に対して従順になり、自然に逆らう代わりに自然を師として学び、自然自身の太古以来の経験をわが物として自然の環境に適応するように務めるであろう。前にも述べたとおり大自然は慈母であると同時に厳父である。厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活の安寧を保証するために必要なことである。

 何度でも再読したい文章がつづく。
西欧科学を輸入した現代日本人は西洋と日本とで自然の環境に著しい相違のあることを無視し、従って伝来の相地の学を蔑視(べっし)して建てるべからざる所に人工を建設した。そうして克服し得たつもりの自然の厳父のふるった鞭(むち)のひと打ちで、その建設物が実にいくじもなく壊滅する、それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないでいる、といったような場合が近ごろ頻繁(ひんぱん)に起こるように思われる。昭和九年十年の風水害史だけでもこれを実証して余りがある。

しかるに現代の日本ではただ天恵の享楽にのみ夢中になって天災の回避のほうを全然忘れているように見えるのはまことに惜しむべきことと思われる。

▼つづいて「日本人の日常生活」「日本人の精神生活」とつづいていく。
 ますます深く興味深い話へとすすんでいく。

 もう一つ日本人の常食に現われた特性と思われるのは、食物の季節性という点に関してであろう。俳諧歳時記(はいかいさいじ))を繰ってみてもわかるように季節に応ずる食用の野菜魚貝の年週期的循環がそれだけでも日本人の日常生活を多彩にしている。

 農業者はまたあらゆる職業者の中でも最も多く自然の季節的推移に関心をもち、自然の異常現象を恐れるものである。この事が彼らの不断の注意を自然の観察にふり向け、自然の命令に従順に服従することによってその厳罰を免れその恩恵を享有するように努力させる。

  津々浦々に海の幸(さち)をすなどる漁民や港から港を追う水夫船頭らもまた季節ことに日々の天候に対して敏感な観察者であり予報者でもある。彼らの中の古老は気象学者のまだ知らない空の色、風の息、雲のたたずまい、波のうねりの機微なる兆候に対して尖鋭(せんえい)な直観的洞察力(どうさつりょく)をもっている。長い間の命がけの勉強で得た超科学的の科学知識によるのである。それによって彼らは海の恩恵を受けつつ海の禍(わざわい)を避けることを学んでいるであろう。

 「常民の科学」の原点がこのあたりにあるのだろう。
 そして、「科学者」の仕事を示唆するのだった。
おそらく日本の自然は西洋流の分析的科学の生まれるためにはあまりに多彩であまりに無常であったかもしれないのである。
 現在の意味での科学は存在しなかったとしても祖先から日本人の日常における自然との交渉は今の科学の目から見ても非常に合理的なものであるという事は、たとえば日本人の衣食住について前条で例示したようなものである。その合理性を「発見」し「証明」する役目が将来の科学者に残された仕事の分野ではないかという気もするのである。

 個人的な興味としては、次の文が気になるところだ。
 こういう点で何よりも最も代表的なものは短歌と俳句であろう。この二つの短詩形の中に盛られたものは、多くの場合において、日本の自然と日本人との包含によって生じた全機的有機体日本が最も雄弁にそれ自身を物語る声のレコードとして見ることのできるものである。

人は自然に同化し、自然は人間に消化され、人と自然が完全な全機的な有機体として生き動くときにおのずから発する楽音のようなものであると言ってもはなはだしい誇張ではあるまいと思われるのである。

 短歌俳諧(はいかい)に現われる自然の風物とそれに付随する日本人の感覚との最も手近な目録索引としては俳諧歳時記(はいかいさいじき)がある。

私のいわゆる全機的世界の諸断面の具象性を決定するに必要な座標としての時の指定と同時にまた空間の標示として役立つものがこのいわゆる季題であると思われる。

 このあたりに、いまなぜオンライン句会「寅の日」なのか!?の答えもありそうな気がするのである。
「結語」での寅彦のまとめをみておこう。
 以上の所説を要約すると、日本の自然界が空間的にも時間的にも複雑多様であり、それが住民に無限の恩恵を授けると同時にまた不可抗な威力をもって彼らを支配する、その結果として彼らはこの自然に服従することによってその恩恵を充分に享楽することを学んで来た、この特別な対自然の態度が日本人の物質的ならびに精神的生活の各方面に特殊な影響を及ぼした、というのである。

そうして人は千里眼順風耳を獲得し、かつて夢みていた鳥の翼を手に入れた。このように、自然も変わり人間も昔の人間とちがったものになったとすると、問題の日本人の自然観にもそれに相当してなんらかの変化をきたさなければならないように思われる。そうして、この新しい日本人が新しい自然に順応するまでにはこれから先相当に長い年月の修練を必要とするであろうと思われる。多くの失敗と過誤の苦(にが)い経験を重ねなければなるまいと思われる。現にそうした経験を今日われわれは至るところに味わいつつあるのである。

最後にこの随筆の初出は「(昭和十年十月、東洋思潮)」となっていた。
そうこの随筆は、寅彦の最晩年に発表されたものなのである。
私は勝手にこの随筆は、今日の私たちに遺してくれた「遺書」(遺言)だと思っている!! 
寅彦のすべてがここに含まれている。

90年の時空を超えて、今年も「ゆく年・くる年」はオンライン「寅の日」で!!

Dscn9981_20251231064601

| | コメント (0)

【私の撮った写真・ベスト5】2025!! #2025年 #写真

▼これまた恒例としてきた【私の撮った写真・ベスト5】デアル。
 blogにあげた写真のなかから【私の撮った写真・ベスト5】というかたちでピックアップしてみる。
 一年間をふり返りながら、思いつくまま気儘にあげてみる。
 2025年この一年間に私は何を見たのだろう!?


【その1】<2025/09/23 8:44>
 ついに「種子」から育てた実生ヒガンバナが咲いた!!
Dscn3828_20251230051001


【その2】<2025/01/14 11:10>
 毎日ながめている日光寺山に登った!!
Dscn6689_20251230051101


【その3】<2025/03/14 13:02>
「神前山」に登った。神崎郡の名はここからはじまった!!
Dscn2589_20251230051101


【その4】<2025/09/13 9:58>
 実生コヒガンバナ!!今年は一株が「分球」して、二本の花茎がのびてきた。
Dscn3071_20251230051201


【その5】<2025/09/22 10:26>
 今年も何度も大賀ハス「あこがれの4日間」を楽しむことができた。
Dscn3731_20251230051201


【次点】<2025/04/21 10:09>
 「土佐の寅彦」詣で久しぶりに<須崎>に行った!!自転車でめぐったのが楽しかった!!
Dscn6586_20251230051301

 来年はどんな景に出会えるか楽しみである。

| | コメント (0)

【Web更新12/28】25-52 新・クラウド「整理学」試論 等 更新!!

_dsc7676

南天や門先掃いて春迎え 25/12/26撮影@福崎


■楠田純一の【理科の部屋】25ー52
週末定例更新のお知らせ
 本年最後の週末定例更新のお知らせである。
 2025年52回目の週末定例更新である。これで今年も一度も欠かすことなく更新できたことになる。
 更新内容はさておき、まずそのことを喜びたい!!

 一週間でいちばんお気に入り画像を表紙にする。ヘタな一句を添える。
 一週間で書いたblogを、Webぺーじにリンクするだけの単純作業である。
 この作業を繰り返しながら、一週間をふりかえり次週を「展望」する。
 来年もぜひ継続していきたい作業である。
 一年間 ありがとうございました。

◆表紙画像集2025 更新 南天の実
 門先の南天の実が、今年はひときわ赤く輝いているように見える。
 「ナン(難)テン(転)ジテ」福来たることを祈願する。
 2026年もよろしくお願いします。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 なんとも仰々しいページの名前をつけたものである。
 恒例にしてきた【私の重大ニュース 2025】、【私の読んだ本・ベスト8】等などで、今年を「記録」してみた。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 12月テーマは「寅彦と自然観察」。
 それとも関連して、今年も寅彦忌(12/31)は特番オンライン「寅の日」である。
 今年も「ゆく年・くる年」オンライン「寅の日」で!!

 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから39週目だった。
 観察池には早朝は氷が張るようになってきた。
 今年の観察池には、比較的多くの枯れ蓮の葉が残っている。

Dscn9948_20251229035301
 

| | コメント (0)

第65回オンライン句会「寅の日」1月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

Dscn9904_20251228044101

▼年末の寒波はきびしそうだ。
 寅日子先生も冬の寒さは苦手だったようだ。

 哲学も科学も寒き嚔(くさめ)哉 (昭和八年)

▼新しい年もオンライン句会「寅の日」ではじめよう。
 寅日子先生(寺田寅彦)に師事するオンライン句会「寅の日」をはじめてから、はや65回目にもなる。
 シロウトがわかったふうのことを言うと笑われてしまうが、最近、痛切に感じることがある。
 句会が面白い!!
 句会の醍醐味は“学び合い・高め合う”ところにある!!と。

▼あらためて「第65回オンライン句会「寅の日」1月例会」の案内をあげておきます。
***************************************************************

第65回オンライン句会「寅の日」1月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2026年1月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2026年1月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2026年1月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

***************************************************************

▼私の手持ちの「俳句歳時記」には、「春・夏・秋・冬」編以外に「新年」がある。
 「新年」の季語を見ているだけで楽しくなってくる。
 「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」
 と言ったのは寅日子先生だった。

 さあ、新年をどう詠もうかな。
 あの人はどう詠むかな!?

| | コメント (0)

【私の読んだ本・ベスト8】2025!! #2025年 #お薦め本

Dscn9870_20251227050001

▼これまた恒例としてきた【私の読んだ本・ベスト〇】をリストアップしてみる。
 今年は少し少なめである。
 もともと本を読むのがゆっくりなうえに、眼が悪くなりより遅読になってしまったのである。
 途中まで読んだが、「つん読」になってしまったものも多い。

 順番はあくまでここに【お薦め本】としてあげた順番である。


【その1】【お薦め本】『みんなの高校地学』(鎌田浩毅・蜷川雅晴著 講談社)
・防災・減災対策としての「高校地学」の提案に注目だ。


【その2】【お薦め本】『すばらしい空の見つけかた』(武田康男[写真・文] 草思社)
・空の探検家の「すばらしい空の写真展」に行った気分になる。お気に入りの一枚の前で立ち止まってみよう。


【その3】【お薦め本】『大人のための 地学の教室』(鎌田浩毅著 ダイヤモンド社)
・暮らしに役立つ「地学」の基礎・基本を学び直すのに最適!!


【その4】【お薦め本】『動的平衡は利他に通じる』(福岡伸一著 朝日新書)
・科学エッセイのヒントがここにあるのかも。


【その5】【お薦め本】『「科学知」と「人間知」を結びつけるために わたしの最終講義』(池内 了著 青土社)
・著者の最終講義をじっくり聴く気分で。「新しい博物学」はどこへ!?


【その6】【お薦め本】『生命と時間のあいだ』(福岡 伸一著 新潮社)
・今さらながらやっぱり問いたい、「生命とは!?」。


【その7】【お薦め本】『20世紀科学論文集 プレート・テクトニクス革命』(木村 学編 岩波文庫)
・プレート・テクトニクス確立・発展の科学史を知るために手元においておきたい一冊。


【その8】【お薦め本】『お天気よそうカード そらよみ』(武田康男 菊池真似 著 幻冬舎)
・お正月の「カード遊び」に使えないかな!?授業づくりにも絶対有効!!


さあ、来年はどんな本に出会えるかな。

| | コメント (0)

【私の重大ニュース 2025】(3) #2025年 #いのち動的平衡館 #たんぽぽ忌 #blog更新 #Webページ更新

Dscn7543_20251226043501

▼【私の重大(十大)ニュース】をつづけよう。

【その7】【理科の部屋】でずいぶんお世話になってきたナリカのマンタさんとの「お別れの会」に参加した。
・【理科の部屋】でマンタさんにお世話になったことを数えあげればきりがない。
・いつも親身になって支援してくださった!!アリガタイ!!
・「お別れの会」でのなつかしい人たちとの再会も最高にうれしかった。


【その8】万博「いのち動的平衡館」に行った。
万博「いのち動的平衡館」を見た!! #福岡伸一 #動的平衡 #利他的 #万博パビリオン


【その9】今年も坂本遼『たんぽぽ忌』に行った!!
2025年・今年も坂本遼『たんぽぽ忌』に行った!!(2025/05/05) #坂本遼 #たんぽぽ忌 #たんぽぽの詩人
・ここでもうれしい人との出会いがあった!!


【その10】blog・Webページの「週末定例更新」が継続できた!!
・blog更新/ほぼ日、Webページ更新/週がなんとか継続できた。
・可能なかぎりつづけたいものだ!!


 以上だ。
 リストアップしだしたら、まだまだ次々とでてくるがここまでとしておこう。
 さあ、2026年はどんな出会いがあるかな。楽しみだ!!

 すぎ来しみちはなつかしく
 ひらけくるみちはたのしい。
 みちはこたえない。 
 (真壁仁「峠」より)

(了)

| | コメント (0)

【私の重大ニュース 2025】(2) #2025年 #Webテキスト #天気の変化 #ヒガンバナ #Webページ更新

Dscn8854_20251225042601

▼【私の重大(十大)ニュース】をつづける。

【その4】「天気の変化」を科学する の更新をつづける。
 科学するシリーズのひとつ 「天気の変化」を科学する を更新した。主な更新は2つであった。
 ・2025年・「梅雨の空」を科学する(1)~(12)
 ・Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(1)~(6)
 今こそ、「高層天気図」を!!


【その5】Webテキスト『ヒガンバナ』改訂に向けて動きはじめた!!
 【ヒガンバナ情報2025】を見ればわかるように実に面白い一年だった。
・ついに実生ヒガンバナの開花
・実生コヒガンバナも今年も開花。なんと一鉢に2本の花茎が!!
・あらたな「自然結実」ヒガンバナ群生地の発見。
・ヒガンバナの「種子」93個の採集・回収
・Webテキスト『ヒガンバナ』改訂に向けて


【その6】2つのWebページを継続して更新できるようにした。
 2つのWebページとは
◆楠田 純一の【理科の部屋】
◆実践DataBase
 古い「記録」ばかりであるが、ここから考え続けたい。
 
(つづく)

| | コメント (0)

【私の重大ニュース 2025】(1) #2025年 #実生ヒガンバナ #土佐の寅彦詣 #科学する #動く大地

_dsc4288_20251224050201

▼恒例としてきた【私の重大(十大)ニュース】の季節がやってきた。
 何を「私の重大ニュース」とするかは、きわめてきまぐれなものである。
 思いつくままにあげてみよう。

【その1】ついに「種子」から育てた実生ヒガンバナが開花した!!
 やっぱりこれをトップにもってくる必要があるだろう。
 なんと11年の月日を費やして、「種子」から育てた実生ヒガンバナが咲いたのである。
 どこか半信半疑のところがあっただけに、開花は感動的なものであった。

・2025年・ついに「種子」から育てたヒガンバナの花が咲いた!!(2025/09/23) #ヒガンバナの種子 #3倍体 #不稔性 #実生ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会


【その2】今年も2回の「土佐の寅彦」詣にでかけた!!
 土佐(高知)に寺田寅彦を訪ねる旅は、私にとっては最高の学びの場だった。
 春と秋いずれも、あらたな発見があって感動的なものだった。

 オンライン「寅の日」のページで以下を参照。
・2025年春・「土佐の寅彦」詣!!(1) ~(4)
・2025年秋・「土佐の寅彦」詣!!(1) ~(3)
 旅の一コマ一コマを鮮明に思い出すのだった。


【その3】「動く大地」を科学する!!シリーズを楽しんだ!!。
 「動く大地」を科学する は実に楽しかった。
 とりわけ自宅から見える山々を登る<ふるさと巡検>は、最高に楽しかった。
 自分の暮らす大地を「科学する」は面白い!!今さらの発見もいっぱいあった。
 まだまだつづく!!

(つづく)

| | コメント (0)

本日(2025/12/23)、第429回オンライン「寅の日」!! #藤の実 #traday #寺田寅彦

Dscn9142_20251223045101

▼自然界に起こるモノゴトを<科学的>に見るとはどういうことだろう!?
 自然界にいっぱある「ふしぎ!?」の謎解きやってみる。
 頭の中にある<私の科学>を総動員して、謎解きに挑戦してみる。
 その面白さ・楽しさを教えてくれたのも寅彦だった。
 日常のありふれた景のなかにも「ふしぎ!?」はいっぱいあった。
 さあ!!

▼本日(2025/12/23)は、第429回オンライン「寅の日」である。
 12月は、自然界をみつめる「寅彦の眼」から大いに学びたい。

【12月テーマ】「寅彦と自然観察」

 本日は、その二回目である。
 読むのは「藤の実」である。

◆本日(2025/12/23)、第429回オンライン「寅の日」!!

●「藤の実」(青空文庫より)

▼前の山の竹藪に「藤の実」がぶら下がっていた!!
 ずっと昔から見慣れてきた景でもあった。
 この随筆「藤の実」を読むまで、そんな意識的にこの景を見たことがなかった。

 それにしても、これほど猛烈な勢いで豆を飛ばせるというのは驚くべきことである。書斎の軒の藤棚から居室の障子までは最短距離にしても五間(けん)はある。それで、地上三メートルの高さから水平に発射されたとして十メートルの距離において地上一メートルの点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。あの一見枯死しているような豆のさやの中に、それほどの大きな原動力が潜んでいようとはちょっと予想しないことであった。

 幸いなことに、私はこの<事実>を実験的に体験する機会を与えてもらった!!
 アリガタカッタ!!深謝!!
 さらに
この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの藤豆(ふじまめ)のはじける機巧を研究してみると、実に驚くべき事実が続々と発見されるのである。しかしこれらの事実については他日適当な機会に適当な場所で報告したいと思う。

 私はなんとしてもこの<報告>を読んでみたいと思った。
 そこで、いまさらではあるが『寺田寅彦全集 科学編 全六巻』(岩波書店 1985.12.2 第2刷)を手に入れた。
 あった!!その科学論文が
● 182
 ON THE MECHANISM OF SPONTANEOUS EXPULSION OF WISTARIA SEEDS

▼「ふしぎ!?」を追う寅彦の眼はこれだけにとどまらなかった。

 それはとにかく、このように植物界の現象にもやはり一種の「潮時」とでもいったようなもののあることはこれまでにもたびたび気づいたことであった。

 実に面白い!!次々と
 なかでも「銀杏の葉の落ち方」について書いた一文は最高にお気に入りだ!!
何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。

 さらにはたい変興味深い提案までしていた。
 この現象の生物学的機巧についてはわれわれ物理学の学徒には想像もつかない。しかし葉という物質が枝という物質から脱落する際にはともかくも一種の物理学的の現象が発現している事も確実である。このことはわれわれにいろいろな問題を暗示し、またいろいろの実験的研究を示唆する。もしも植物学者と物理学者と共同して研究することができたら案外おもしろいことにならないとも限らないと思うのである。

 寅彦がこう書いて92年が過ぎた!!
 この「研究」はどこまできたのだろう!?「現在地」が知りたいものだ。
 これについてはどうだろう!?
「日が悪い」という漠然(ばくぜん)とした「説明」が、この場合には立派に科学的の言葉で置き換えられるのである。

| | コメント (0)

【Web更新12/21】25-51 【ヒガンバナ情報2025】 等 更新!!

_dsc7484

枯芙蓉下り列車の最終哉 25/12/19撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】25ー51
週末定例更新のお知らせ
 2025年をふりかえっている。
 「新年の抱負」としてあげた2つ
(1)ゆっくり 急ぐ!!
(2)「不易流行」を追う!!
 どこまできたのだろう!?
 この一週間で「現在地」をたしかめたいものだ。
 
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像2025 更新 枯芙蓉
 師走の風に吹かれながら、枯れ芙蓉が佇立していた。
 その姿に夏の姿を思い出していた。
 なぜか、そばを通る播但線の下り列車の最終を想起するのだった。
 今年の旅は!?

◆【ヒガンバナ情報2025】 更新!!
 「自然結実」ヒガンバナの「種子」の完全回収をした。
 93個は過去の成果とくらべても、けっして少ない数ではない。
 これは何!?
 来年こそ、本格的にこの謎解きに向かいたいものである。

◆「天気の変化」を科学する 更新!!
 Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)シリーズをいったん終えた。
 これからも、機会あるごとに繰り返してみたい。
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!
 今年も「ゆく年・くる年」は、オンライン「寅の日」特番で!!
 2026年1月テーマは「寅彦の科学と文学」だ。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから38週目である。
 池の底の姿を想像しながら年を越す。
 雨のなかの観察池

Dscn9771_20251222032901 

| | コメント (0)

2026年1月のオンライン「寅の日」は #科学と文学 #traday #寺田寅彦

Dscn5829_20251220051301

▼毎回の「土佐の寅彦」詣の定番スポットのひとつにここがある。
◆高知県立文学館
 ここには「寺田寅彦記念室」があるからである。
 三本のお気に入り実験ビデオ、貴重な寅彦の資料の数々、文脈に沿った展示の数々等など
 寅彦を深く知るためには、とてもうれしい「空間」である。
 どこまでも「寅彦のにわかファン」である私にはアリガタイところである。
 ついでに他の常設コーナーを見て回るのも楽しい。

▼もうはや2026年1月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期が来ていた。
 上記の「記念室」に入り浸り、寅彦ついて学んでいると“文人物理学者”と呼ばれいた所以が少しだけわかってくる気がするのだった。
 そこで、新年の1月のテーマは次のようにしたい。

【1月テーマ】「寅彦の科学と文学」

 1月にオンライン「寅の日」は3回ある。
■2026年1月のオンライン「寅の日」!!
◆第431回オンライン「寅の日」 …1/04(日)
◆第432回オンライン「寅の日」 …1/16(金)
◆第433回オンライン「寅の日」 …1/28(水)

▼1月のテーマはなかなか遠大である。
 「にわかファン」が語るには難題である。
 テーマにピッタリと沿った随筆があった。
 寅彦自身が自ら「実験ノート」と称した「科学と文学」である。
 なかなかの長編で、とても一回で読み切れるものではなかった。
 3回に分けて、挑戦してみようと思う。

■2026年1月のオンライン「寅の日」!!

◆第431回オンライン「寅の日」 …1/04(日)「科学と文学」(1)(青空文庫より)

◆第432回オンライン「寅の日」 …1/16(金)「科学と文学」(2)(青空文庫より)

◆第433回オンライン「寅の日」 …1/28(水)「科学と文学」(3)(青空文庫より)


▼今回は少し「宿題」を課して読み進めたいと思う。
 その「宿題」の答え合わせは、来年(2026年)、「寺田寅彦記念室」を訪れてやりたいものである。
 
 来年もオンライン「寅の日」をよろしくお願いします。


 

| | コメント (0)

2025年・Webテキスト『ヒガンバナ』のこれまでとこれから!!(9) #Webテキスト #ヒガンバナの種子 #水栽培 #実生ヒガンバナ #3倍体 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9594

▼一昨日(2025/12/17)に完全回収したヒガンバナの「種子」!!
 これまでに「水栽培」中に、花茎の先からころげ落ちたぶんとあわせて机上にならべて見た。
 やっぱり圧巻である!!
 まず【安富】である。
 群生地【安富】からは 合計46個を回収した。

Dscn9598_20251219040101

Dscn9609

Dscn9623_20251219040301

▼続けて【夢前】である。
 【夢前】については、一昨日回収したぶんのみだった。
 【夢前】3個

 次は群生地【福崎】だ。
 ここも花茎採集のタイミングをはずしてしまったせいか少なかった。
 【福崎】5個

Dscn9640_20251219041701

▼今年、最高の収穫はあらたな群生地【福崎T】の発見かもしれない。
 花茎採集のタイミングもよかったのかも知れない。
 【福崎T】38個

Dscn9659_20251219042401

Dscn9674_20251219042401

Dscn9697_20251219042501
 
 ついでにいつも散歩で、【香寺】でいままさにころげ落ちようとした「種子」を採取したのでこれも加えておく。
 【香寺】1個

Dscn9701_20251219042501

▼以上で今年回収した「種子」の総合計は次のようになる。

 【安富】46+【夢前】3+【福崎】5+【福崎T】38+【香寺】1=93個

 2013年の「自然結実」ヒガンバナ群生地発見以来の「歴史」をふりかえってみる。

【2013年】10個以上正確には不明 「安富」群生地発見で喜んでしまい散逸

【2014年】30個 「夢前」群生地発見、「安富」群生地なし

【2015年】69個 「福崎」群生地発見、「福崎」63個が目立つ

【2016年】73個 再び「安富」33個が目立つ

【2017年】31個 「福崎」20個が目立つ

【2018年】34個 「安富」17個 「福崎」16個 「自宅庭」1個

【2019年】530個 「安富」107個+「夢前」186個+「福崎」184個+「その他」53個 = 530個 !!

【2020年】16個  「安富」5個+「福崎」4個+「福崎B」7個 = 16個 

【2021年】823個 「安富」208個+「夢前」55個+「福崎」419個+「その他」141個 = 823個 !!

【2022年】59個  「安富」2個+「夢前」3個+「福崎」30個+「その他」24個 =59 個 !!

 2023年、2024年より事情があり、自由に動いて探索できなくなってしまったので、継続観察は無理かと思っていだけに今年の成果はうれしい。
 93個の「種子」に加えて、番外編として
 ・実生コンガンバナの「種子」3個
 ・実生ヒガンバナの「種子」1個
 をいっしょに「保存」することにした。来年の春から実生実験を開始したいものだ!!

Dscn9716_20251219045501

Dscn9708_20251219045401

| | コメント (0)

2025年・Webテキスト『ヒガンバナ』のこれまでとこれから!!(8) #Webテキスト #ヒガンバナの種子 #水栽培 #実生ヒガンバナ #3倍体 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9317s

▼「自然結実」ヒガンバナ群生地から採集した花茎を「水栽培」していた。
 花茎はすっかり干からびて、そこから「完熟種子」がこぼれ落ちることもなくなっていた。
 そこで、「水栽培」を終了し、干からびた花茎に辛うじてとどまっている「種子」の完全回収をした。(2025/12/17)

 最初に2025/10/29採集ぶんである。
 まずは群生地【安富】のぶんからである。
 【安富】
 ・干からびた花茎にからまるようにいくつもの「種子」が見られる。
 ・真ん丸の「完熟種子」といいがたいもあるが、それらを含めて完全回収をした。
 ・全部で28個もあった。

Dscn9334_20251218040301

Dscn9336_20251218040301

Dscn9342_20251218040401

Dscn9343_20251218040501

Dscn9346_20251218040501

Dscn9348_20251218040501

Dscn9353

Dscn9369

▼つづけて群生地【夢前】【福崎】である。
【夢前】
・元々採集した花茎が少なかったこともあるが、あまり「種子」は見られなかった。
・それでも3個の「種子」を回収した。
【福崎】
・採集した花茎が、少し若すぎた感じがした。
・早くから干からびてしまった。
・3個の「種子」を回収した。
・非常に小さい黒い粒々が見られたが、これは何だろう!?

Dscn9387_20251218042101

Dscn9388_20251218042101

Dscn9404_20251218042101

Dscn9410_20251218042201

Dscn9415_20251218042201

Dscn9429_20251218042301

▼つづけては2025/11/10採集の【福崎T】である。
【福崎T】
・いちばんよく「種子」がこぼれ落ちた花茎だった。
・絡まった花茎に、まだ「目玉オヤジ」が見られた。
・比較的真ん丸な「種子」が、なんと12個も回収できた。

Dscn9437_20251218043601

Dscn9445_20251218043601

Dscn9454_20251218043601

 役割を終えた花瓶(容器)を見ていると、少しさみしくもあった。

Dscn9472_20251218043901

▼今度は屋内で、「保存」のための作業を行った。
 チャック付きナイロン袋に、
・花茎採集地
・花茎採集日
・「種子」完全回収日を記録した。

 昨日(2025/12/17)完全回収したのは
【安富】28個
【夢前】3個
【福崎】3個
【福崎T】12個
 なんと合計46個も!!

Dscn9497_20251218045001

Dscn9520

Dscn9530_20251218045101

Dscn9545_20251218045101

Dscn9565_20251218045301

Dscn9567_20251218045301

| | コメント (0)

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(6) #天気の変化 #科学する #Webテキスト #高層天気図 #数値予報天気図 #デジタル台風 #上がるとザアザア

Dscn9183_20251217044201

▼試案として作ってみたものの、その後の展開に躊躇していた。
 とりあえず自分でも「使ってみよう」と題してとりくんでみた。

◆Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

 
 今一度、最初の<ねらい>を再びあげてみよう。

(1) プロ仕様の「高層天気図・数値予報図」を「中学理科」でわかりやすく読み解く!!

(2) せっかくの誰でも見られる共有データ、このままではモッタイナイ!!

(3) 天気の大原則 
   <上がるとザアザア 下がるとカラカラ>
   <光は東から 天気は西から>       の徹底活用!! 


▼プロ仕様の「天気図」とは

●高層天気図(気象庁)
●数値予報天気図(気象庁)

 である。正直言って、「わかりやすく」読み解くまでにはいたらないが、面白そうだということはわかった。
 もうひとつわかったことは、
 <上がるとザアザア 下がるとカラカラ>は使いモノになる!!
 ということだ。

 究極の<ねらい>は
  空を「科学する」を楽しむ!!デアル  

▼【参照・参考ページ】であげたページはとても参考になった。
 なによりもシロウトにやさしい!!
 次のページはとても参考になる。お気に入りだ!!

●予想にチャレンジ!専門天気図(北海道HBC)

▼空を「科学する」ためにいつも参考にさせてもらっているお薦めページは次だ。

●デジタル台風: 雲画像動画アーカイブ(全球画像) 
 この動画を見ていると、わかってくることがいっぱいだ!!
 いつまでもじっと見ていたくなる。

 本シリーズは今回でいったん終わる。
 冬場の天気次第ではまた再開するかもしれないが。
 
(了)
 
 

| | コメント (0)

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(5) #天気の変化 #科学する #Webテキスト #数値予報図 #渦度 #生兵法実践主義 #上がるとザアザア

Dscn9177_20251216045401

▼今の空から、これからの空を予想する、読み解く=「天気予報」は「雲見」の醍醐味でもある。
 それを自分の手でやってみる。
 そんなときに、とても役に立つプロ仕様の「天気図」がある。
 いつでも、誰でもいますぐ見ることができる。
 これをそのままにしておくのはモッタイナイ!!
 これを空を「科学する」に使ってみよう。というのがこの試案のコンセプトである。

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)をつづけよう。
 
5 数値予報図~渦度~

※数値予報天気図(気象庁)

を参照しながら、考えてみよう。
●極東地上気圧・風・降水量/500hPa高度・渦度予想図 ( 12時間毎 )
を開いておいて考えてみよう。

(1) 500hPa高度の基準高度はいくらぐらいだろう。
  5.700m !!

・「渦度」!!新しいコトバに迷わされずにアタリマエを科学しよう。

(2) 「渦度」には「+正」と「-負」がある。
「低気圧」「高気圧」の渦はどちらだろう。

●北半球では
「+正渦度」=反時計回りの渦 → ( 低気圧)の渦
「-負渦度」=時計回りの渦 → (高気圧 )の渦

(3)「正渦度」のところは縦縞の実線で表されています。
  低気圧(L)、高気圧(H)の位置を確認してみよう。

▼アタリマエを重ねれば、徐々に「科学」に迫ってきますね!!

(4) 天気図に現われる「渦度」とは鉛直成分を表したものです。
「正渦度」のところの大気は上がっているでしょうか。それとも下がっているでしょうか。

●北半球では
「+正渦度」=反時計回りの渦 → 低気圧の渦→ 大気は「上がる 」
「-負渦度」=時計回りの渦 → 高気圧の渦 → 大気は「 下がる」

▼いよいよです。

(5)「地上気圧・風・降水量」の図を見て、「降水量」のいちばん多いところ(極)を
さがしてみよう。
それは「渦度」とはどんな関係になっているだろう。

a 「12・24時間予想」「36・48時間予想」「72時間予想」でも確かめてみよう。

「縦縞の実線」部→「正渦度」→大気「上がる」→<上がると ザアザア>

ここでも やっぱり!!
<上がるとザアザア 下がるとカラカラ>

 いっぱい例外あるだろう!!
 でも、ざっくりと そう言えないかな!!
 繰り返し、繰り返し 使ってみよう!!
<上がるとザアザア 下がるとカラカラ>

生兵法実践主義で!!


(つづく)

| | コメント (0)

【Web更新12/14】25-50 「天気の変化」を科学する 等 更新!!

_dsc7335_20251215035701

訪ね来る人なき道や冬苺 25/12/11撮影@福崎


■楠田純一の【理科の部屋】25ー50
週末定例更新のお知らせ
 はや師走半ば!!
 やり残していることの多さに驚いてしまう。
 できたことを“自画自賛”しながら

 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆【表紙画像集2025】 更新 冬苺
 あまり人の訪ねることのない山道。
 しかし、毎年この季節になると気になる植物があった。
 「冬苺」デアル!!
 この赤い粒々が愛おしい。
 寒風に耐えながら…。

◆「天気の変化」を科学する 更新!!
 Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)のシリーズは、こちらのページにリンクすることにした。
 もう少しだけつづけてみようと思う。

◆【ヒガンバナ情報2025】 更新!!
 今年も成果の多い一年であった。そろそろ今年の成果の「整理」に入りたい。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 12月テーマは「寅彦と自然観察」。
 寅彦のするどく豊かな観察眼から大いに学びたいものである。
 今年の「ゆく年・くる年」もオンライン「寅の日」で!!


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから37週目だった。
 池の底に眠る蓮根の姿を想像するのだった。
 2026年春・3月末には!?

Dscn9169_20251215035701

| | コメント (0)

2025年・「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2025/12/12) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

_dsc7368

▼私は実生ヒガンバナの「種子」がやっとこぼれ落ちたことに大いに刺激を受けていた。
 実生ヒガンバナでもこの時期に「種子」がこぼれ落ちたのである。
 自然界ではどうだろう。
 「自然結実」ヒガンバナ群生地ではどうだろう!?
 花茎の先の子房部がふくらんだままで、今まさにこぼれ落ちようとする「種子」はないだろうか。
 そんな「遅れん坊」はいないかな。
▼半信半疑ながら、いつもの「自然結実」ヒガンバナ群生地にでかけていった。
 北風が冷たく厳しかった!!
 ときおり冷たいモノが降ってきた。
 こんな時期にヒガンバナとは!?
 群生地めぐりでは、まだ充分に観察できていなかったようなところを中心にめぐった!!
 どこもかしこもすっかり<葉の季節>だった。
 なかには「遅れん坊」がの期待をもって、観察してみたが残念ながら…。

Dscn9081_20251213042501

Dscn9084_20251213042501

Dscn9089_20251213042601

Dscn9090


▼少し気をとりなおして、別の群生地にいってみた。
 自宅から近いこの群生地では、この秋に「自然結実」ヒガンバナを確認できていた。
 しかし、さすがにこの時期では!?
 なんとか「種子」がこぼれ落ちてしまった花茎をみつけることができた。
 そして、あった!!
 今まさに「種子」がこぼれ落ちようとしている「遅れん坊」を発見した!!
 おおっ よくぞがんばっていてくれた!!

▼この貴重な「遅れん坊」種子を採集すること思いとどまった。
 私が採集して実生実験を展開するより、野にこのままにしておく方がすぐれた方法で育つのかも知れないと思ったからである。
 何年も、何十年も、いや何百年も
 それを繰り返して来たのかも。

 日本のヒガンバナは3倍体で、「種子」では殖えない!!
 このアタリマエほんとうかな。

Dscn9093_20251213042702

Dscn9110s

_dsc7386_20251213042801

| | コメント (0)

2025年・ついにあの実生ヒガンバナの「種子」がこぼれ落ちた!!(2025/12/11) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ #3倍体 #日本ヒガンバナ学会

Dscn8916_20251212044301

11年の歳月を費やして、今年の9/23についた咲いた実生ヒガンバナ!!
 そのときの花茎は倒れ込んだまままだ緑を残していた。
 花茎の先端の子房部はずっとふくらんだままだったが、ついに割れて「種子」がこぼれ落ちた!!
 驚くべきことに花が咲いてから、なんと2ヶ月と20日近くが経っていた。
▼50㎝近くのびた花茎が、まだ緑を残していたのは、「種子」に栄養を送り続けていたのだろうか!?
 実生ヒガンバナの鉢自体はすっかり<葉の季節>だった。
 いまこそ「稼ぎどき」とばかり元気だ。
 稼いだ栄養は、どんどん地下の球根(鱗茎)に貯め込んでいるのだろう。

Dscn8922_20251212044301

Dscn8998_20251212044401

Dscn9009

Dscn9032

▼ついこの実生ヒガンバナの「生い立ち」の記録を思い出すのだった。

・ヒガンバナの実生、その後は…!? #ヒガンバナ(2015/05/28)
・実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2020/11/25) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
・2025年・実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2025/01/29) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 #3倍体

▼ころがり落ちた「種子」をチャック付きナイロン袋に保存した。
 来年の春には、この「種子」を使った実生実験をはじめたいと思っている。
 はたして、うまく「発芽・発根」するだろうか!?

 ヒガンバナの「ふしぎ!?」はまだまだ続くのだった!!

Dscn9037

Dscn9060_20251212044601   

| | コメント (0)

本日(2025/12/11)、第428回オンライン「寅の日」!! #自然界の縞模様 #traday #寺田寅彦

_dsc0982_20251211055801

▼「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
 と寅彦に言われてみて、はじめてその「ふしぎ!?」に気づくのだった。
 ナルホド 「ふしぎ!?」だ!!
 その「ふしぎ!?」の謎解きを「科学」という。
 
 自然界にいっぱいある「ふしぎ!?」
 寅彦の眼は、どうしてかくもみごとにその「ふしぎ!?」をとらえるのだろう!?

▼本日(2025/12/11)は、第428回オンライン「寅の日」である。
 12月は、自然界をみつめる「寅彦の眼」から大いに学びたい。

【12月テーマ】「寅彦と自然観察」

 本日は、その一回目である。
 読むのは「自然界の縞模様」である。

◆本日(2025/12/11)、第428回オンライン「寅の日」!!

「自然界の縞模様」(青空文庫より)


▼私は自然界の「縞模様」を狭義に誤解していたようだ。
 さっそく説明してくれていた。アリガタイ!!

 ここでかりに「縞模様(しまもよう)」と名づけたのは、空間的にある週期性をもって排列された肉眼に可視的な物質的形象を引っくるめた意味での periodic pattern の義である。

 そして、なんとも興味深いことを言っている。
これらの現象の多くのものは、現在の物理的科学の領域では、その中でのきわめて辺鄙(へんぴ)な片田舎(かたいなか)の一隅(いちぐう)に押しやられて、ほとんど顧みる人もないような種類のものであるが、それだけにまた、将来どうして重要な研究題目とならないとも限らないという可能性を伏蔵しているものである。今までに顧みられなかったわけは、単に、今までの古典的精密科学の方法を適用するのに都合がよくないため、平たく言えばちょっと歯が立たないために、やっかいなものとして敬遠され片すみに捨てられてあったもののように見受けられる。しかし、もしもこれらの問題をかみこなすに適当な「歯」すなわち「方法」が見いだされた暁には、形勢は一変してこれらの「骨董的(こっとうてき)」な諸現象が新生命を吹き込まれて学界の中心問題として檜舞台(ひのきぶたい)に押し出されないとも限らない。

 寅彦がこう書いて、92年!!
 適当な「歯」はみつかったのだろうか!?
 うれしいことに、最初の具体例にあげてくれていたのは「金平糖」だった。
 「金平糖」の「ふしぎ!?」を追った日々をおもいだしながら、次なる文を読んだ。
何よりもまずわが国に特有で子供の時からなじみの深い「金米糖(こんぺいとう)」というものの形が自分の興味を引いた。どうしてあのように角(つの)ができるか、どうして角の数が統計的に一定になるか、この疑問を年来いだいて今日に至る間に、おりにふれてはこれによく似たいろいろの問題が次第に蓄積して来た。

  一定の解もあげてあったが
  ある条件のもとには、偶然的にでき始めた凸凹(とつおう)が次第に成長し、その角(つの)の長さと粒の大きさとには一定の関係がある事、その大きさにある上下の限界のある事などがだいぶわかって来たが、角の数を決定する根本原理についてはまだ充分な解釈を下すに至らなかった。しかしこの物の形の基礎には立体的正多面体の基本定型が伏在していて、条件によってその中の格好なものが成長の萌芽(ほうが)となるであろうという想像がついたようである。

 ここからがすごかった。
 次々と「あれもあるだろう」「これもそうだろう」と具体例が列挙されていく。
 ヘエーと驚くばかりである。
 そして、やっぱりこう見るところは「科学」だ!!
とにかく、天然がただものずきや道楽であのような週期的な構造を製作するとは思われないので何かそこに物理的な条件が伏在するであろうと想像するのはやむを得ない次第である。しかしこれはそう思ったというだけのことでなんら具体的の事実を調べたわけではない。

▼まだまだ具体例があっていった。
 その「ふしぎ!?」のどこまでわかっているのかの現在地も記されいた。
 さすがデアル。
 私には今なお未消化の「ふしぎ!?」ばかりであるが、少し興味をもった「割れ目」の問題もあがっていた。

 しかし、実験的現象として見た割れ目の現象はなかなか在来の簡単な理論などでは追いつきそうもない複雑多様なものであって、これに関する完全な説明のできる前にはまだまだ非常にたくさんの実験観察ならびにそれからの帰納的要約が行なわれなければならない。そうして新しい「割れ目の方則」が発見されなければならないであろうと想像される。

 諸々の「ふしぎ!?」については、まだまだ反芻作業が必要なようだ。
 少し「まとめ」をいそごう。
こう考えると、形が不規則だとか、reproducible でないからとか言って不規則な放射像を物理学の圏外に追いやる必要はないであろう。光の場合の不規則は人間の感官認識能力の低度なおかげで「見えない」から平気であるが、現在の場合は「見える」からかえって困るのである。盲者の幸福がここにもある。

 とにかくこういうふうに考えれば、完全週期的な縞(しま)と不規則な縞とをひとまとめに論ずる事がそれほど乱暴でないということだけは首肯されるであろう。
 以上のほかにも天然の縞模様の例はたくさんあるであろう。

  このほかにもまだいろいろあるであろうがあまりに予定の紙数を超過するからまずこのへんで筆をおく事とする。このはなはだ杜撰(ずざん)な空想的色彩の濃厚な漫筆が読者の中の元気で自由で有為な若い自然研究者になんらかの新題目を示唆することができれば大幸である。

 この後、<寺田物理学>はどう展開していったのだろう!?
 今も未解決の「ふしぎ!?」は!?

 

| | コメント (0)

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(4) #天気の変化 #科学する #Webテキスト #数値予報図 #鉛直P速度 #湿数 #上がるとザアザア

Dscn8854_20251210050701

▼「なんでそんなややこしいことするん!?」
 「そんなんやったら、TVの天気予報見たらええんとちがうん!?いまやったらネットもあるし…」
 「……」
 ナルホドと思わないわけでもなかった。
 しかし、でもやっぱり私は言いたい。
 
 自分で空を「科学する」は面白い!!と。

▼Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)をつづけよう。
 次は「数値予報図」だ。

4 数値予報図~鉛直p速度~

※数値予報天気図(気象庁)

を参照しながら、考えてみよう。
●極東850hPa 気温・風、700hPa 上昇流/ 700hPa 湿数、500hPa 気温予想図 ( 12時間毎)
を見ながら考えてみよう。

「鉛直p速度」!? 耳慣れぬコトバからはじまっていた。
(1) 「鉛直p速度」は何をあらわしているのだろう。
 a 単位は

 b 「私たちは大気の海の底に暮らしている!!」

 底(下)ほど 気圧は ( 高い)!!
上空(上)ほど 気圧は (低い )!!

 アタリマエ!!

 c 大気が「上がる」「下がる」ときで考えてみよう。
 大気「上がる」→ 鉛直方向の気圧変化速度「鉛直p速度」 → 「 - 」
 大気「下がる」→ 鉛直方向の気圧変化速度「鉛直p速度」 → 「 + 」

 ナルホド!!アタリマエすぎるほどアタリマエのこと!!

(2) 700hPa 上昇流の図では、上昇流の領域(鉛直 p 速度「-」域)は、縦縞の実線であらわしてある。
  確認してみよう。

 ・上昇流のいちばん大きいところ(極)はどこにあるだろうさがしてみよう。
 ・反対に下降流のいちばん大きいところ(極)はどこにあるだろう。

▼さらにおおざっぱにとらえて次に行こう。
(3) 今度は700hPa湿数、500hPa気温予想図 を見てみよう。
 a 「湿数」とは
 「湿数」=気温-露点
 大気中の水蒸気の満腹度を示す!!

 b 満腹の限界を越えてしまえば大気中の「水蒸気」ははみ出して「雲」になる!!
 
 その臨界点が近いぞ!!
 ということを予想天気図では明示してくれていた。
 「湿域」=「湿数」<3℃
 つまり湿っているところ!!
「雲」がとってもできやすいところ!!
予想天気図では、「湿域」は縦縞の実線で表示されている。
 確認してみよう。

▼ここからが、今回のメインだ!!  

(4)「極東850hPa気温・風、700hPa上昇流」予想図における
  ●「鉛直P速度」→「-」→大気「上がる」→実線縦縞
   「700hPa 湿数、500hPa気温」予想図における
  ●「湿域」=「湿数」(=気温ー露点)<3℃ →雲ができやすい→実線縦縞

 ふたつ予想図の実線縦縞をザックリと見くらべてみよう!!
 ふたつの「実線縦縞」は大ざっぱに重ならないだろうか!!

 ここでもやっぱりきわめてアタリマエの

 <上がるとザアザア 下がるとカラカラ>!!

 が通用するのではないだろうか。
 もちろん例外もいっぱいあるだろう。でも、こんな簡単なルールで天気がきまると思うと楽しくなってくるのだった。
 空を「科学する」は楽しい。

(つづく) 

| | コメント (0)

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(3) #天気の変化 #科学する #Webテキスト #高層天気図 #500hPa #300hPa #ジェット気流

Dscn8818_20251209043401

▼「大気の物理学実験室」!!
 私たちの暮らすこの「空間」をこう呼ぶことが気に入っていた。
 そうあくまで「空間」なのである。
 「空間」であるかぎり、平面でなく立体的なのである。
 このアタリマエ!!
 「高層天気図」を考えることは、このアタリマエのイメージトレーニングをしているのかも知れない。

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)をつづけよう。
 次は

3 500hPa・300hPa 高層天気図

※高層天気図(気象庁)

●アジア 500hPa・300hPa 高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
を開いておいて、次のことを考えてみよう。

(1)基準の高さをもういちど確認してみよう。
・500hPa (5.700 )m
・300hPa (9.600 )m
 何度でもこのアタリマエを繰り返しておこう!!

 今すぐ温度計を持って、ハシゴかけて、駆け上って確かめたいところだ!!
 でも、それは無理!!しかし、私たちには「高層天気図」がアルぞ。 
(2)自分の住む地域の上空の気温を読み取ろう。
・500hPa (  )℃
・300hPa (  )℃
 (゚o゚)ゲッ!!
 「高層天気図」見ながら、自分で確かめてみると実感がちがいますよね。
 アタリマエを科学するとはそんなこと。

▼次がここでのメインかもしれない。

(3) 500hPa 高層天気図に注目して、冷たい大気のかたまり(寒気)が上空に流入し
てきたら、天気はどのように変化するでしょう。
冷たい空気(上空) →(密度大=重い)→ 下がると
暖かい空気(地表) →(密度小=軽い )→ 上がると ザアザア(シンシン)
「大気不安定!?」
●夏 → モクモク積乱雲 → 「大雨」
●冬 → ー30℃ → 「雪」
   ー36℃ → 「大雪」

 ルールをみつけたら使ってみよう。
 何度も何度も使っていたら、「ルール」はホンモノになる。
 「ルール」が使いモノになる。
 それが、生兵法実践主義!!

▼ここでのもうひとつのメインに行こう。

(4) 自分が住む地域の上空にどれほどの強さの風が吹いているか読み取ってみよう。
・500hPa (  )ノット(KT)→ (  )m / s
・300hPa (  )ノット(KT)→ (  )m/s
※1ノット(KT)=0.5m/s

a ものすごい風ですね!!台風のときの風とくらべてみよう。

b この風は主にどちらからどちらに向けて吹いていますか。

c この強い風をジェット気流といいます。
ジェット気流の影響を受けている現象にどんなことがありますか。

 びっくりしてしまいますよね!!
 そんな 強い風が 今、この上空に吹いているのかと思うと!!
 毎日の「雲見」のときに これを思い出そう!!
 

 光は東から、天気は西から!!
  
 を思い出そう!!
 毎日暮らす「大気の物理学実験室」が少しずつ立体的になってきましたか!?


(つづく)

| | コメント (0)

【Web更新12/7】25-49 Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 等 更新!!

_dsc7125_20251208035001

山帰来師走の山を飾りけり 25/12/06撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】25ー49
週末定例更新のお知らせ
 師走に入った。
 誰もが「整理」を意識する季節なんだろうか!?
 新聞一面の広告に『思考の整理学』(外山滋比古著)の宣伝が目立つ!!
 大学生にいちばんよく読まれた本という趣旨らしい。
 その本にあったひとつのコトバを思いだした。
 「セレンディピティ」
 である。
 師走の「整理」をしながら、思わぬ「セレンディピティ」があることを願いたい!!
 「整理」のための「整理」だけでは面白くない!!

◆表紙画像集2025 更新 山帰来・サルトリイバラ
 表紙画像を求めて、師走の山にでかけてみた。
 山と言っても、山すそをを歩くだけで、「登山」ではない。
 その気になって探しても、なかなかお気に入りの景にであうことがなかった。
 あった!!
 サルトリイバラの赤い実!!
 室内で飾るのに注目される「赤い実」だか、師走の山も飾っていた!!
 オミゴト!!

◆Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 更新!!
 妙な名前のページを更新しつづけている。
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」を追加していただけだった。
 今シーズン初の「大寒波」襲来を受けて
 Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみたくなった。
 何度も何度も繰り返し「生兵法実践主義」でやっていくうちにわかってくるかも。

  
 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから36週目である。
 初氷は12/5であった。
 氷の観察もまた面白い。また朝の楽しみがひとつふえた。

Dscn8803_20251208035001
 

| | コメント (0)

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(2) #天気の変化 #科学する #Webテキスト #高層天気図 #850hPa #700hPa #湿り域

Dscn8743_20251206045501

▼生野峠方面は雪だった!!
 今シーズンの「初雪」だった。
 峠を越えての「こぼれ雪」が当地にもチラチラ降ってきた。
 この雪はどのようにして降ってきたのだろう!?

▼Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)をつづけよう。
 次は

2 850hPa・700hPa 高層天気図
 
※高層天気図(気象庁)
●アジア 850hPa・700hPa 高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)
を開いておいて、次のことを考えてみよう。(プリントアウトして見るのもいい)

(1)基準の高さをもういちど確認してみよう。
・850hPa ( 1.500)m
・700hPa ( 3.000)m

 次は気温だ。
(2)自分の住むところの上空の気温を読み取ろう。
 等温線は0℃を基準として、寒候期(10月~3月) は6℃ごとに破線で示してある。
 今の上空を知ろう!!

 ルール「上空ほど気温は ( 低い)」 このアタリマエを科学しよう!!

●850hPa -「ー6℃」の等温線を追ってみよう!! 

▼次がここでのメインかも知れない。
 
(3)湿数(=気温-露点温度)の値が3℃未満のところを「湿り域」といいます。
 大気に含まれる水蒸気が腹一杯に近いところということになります。
 大気からはみ出した水蒸気は「雲」になります。
 従って「湿り域」は「雲」ができやすいところ!!
 ということになります。

 a 「湿り域」は、細かなドット(点)であらわしてあります。どのあたりにありますか?

 b 「湿り域」には、ほんとうに「雲」がみられるでしょうか?
 ・ひまわりの雲画像で確かめてみよう。
 ・この高さではどのような雲がみられるだろう。
 「十種雲形」で考えてみよう。

 この作業を自分でやってみて、TV(又はネット)で今日の「天気予報」見たら、とってもよくわかるよ!!

▼一見難しそうな「高層天気図」も、けっこう面白いものだ。
 これはいつでも・誰でもいますぐ見ることができる!!
 こんなの見ないのはモッタイナイ!!
 半わかりでいいんだ。
 「高層天気図」を何度も開いて見てみるということがやりたいんだ!!
 それはきっと空を「科学する」にツナガル!!
 そして、防災・減災にも。

 さて、このあと「大雪」どうなるかな!? 

| | コメント (0)

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみよう!!(冬編)(1) #天気の変化 #科学する #Webテキスト #高層天気図 #数値予報図

Dscn8736_20251205042701

▼TVの「天気予報」をみていたら、いつもちがう上空の「天気図」があらわれ今季はじめての「寒波」襲来を告げていた。
・「1. 500m上空」
・「ー6℃の寒気」
 どうやらこのあたりがキーワードのようだ。

▼それで思い出すのが、あのWebテキスト試案だった。

◆Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版) 

 あくまで「試案」であり、いろいろ使ってみて修正していきたいと思っている。
 ともかく機会あるごとに使ってみたいと思っている。

▼この試案をつくりはじめたころ、その<ねらい>を次のようにしていた。

(1) プロ仕様の「高層天気図・数値予報図」を「中学理科」でわかりやすく読み解く!!

(2) せっかくの誰でも見られる共有データ、このままではモッタイナイ!!

(3) 天気の大原則 
   <上がるとザアザア  下がるとカラカラ>
   <光は東から 天気は西から>       の徹底活用!!
 

 ともかく、こんな面白いモノをプロだけのものにするのはモッタイナイ!!。
 自分で<天気予報>するのに使ってみよう!!
 空を大胆に「科学」てみよう!!

▼さっそくはじめてみよう。

1 高層天気図と高さ
 からはじめていた。
 そもそも、それはどこにあるのか。

●高層天気図(気象庁)

 誰でもすぐ見ることができるというのがうれしいですよね。
 地上「天気図」とちがうのわかります?
高層天気図では、地上「天気図」の等圧線のかわりに、等高度線が表示されています。

この高層天気図においては、
「高度が高いところが気圧の高いところを表し、高度が低いところが気圧の低いところを表す」
 ことになります。

 このアタリマエ!!すぐわかります!?
 ポンコツ頭の私にはしばらく時間が必要でした。

● では代表的な高層天気図、850hPa、700hPa、500hPa、300hPa 高層天気図はだいたいどのくらい高さの天気図なのでしょう。
「基準高度」を調べてみると。
・300 hPa …基準高度( 9.600)m
・500 hPa …基準高度( 5.700)m
・700 hPa …基準高度( 3.000)m
・850 hPa …基準高度( 1.500)m

○ 高くなるほど気圧は低くなる!!
○ 私たちは「大気の海の底」にくらしている。
 このアタリマエも、ゆっくり ゆっくり 楽しみながら「科学」しよう!!

 ヤッター!!
 TVの「天気予報」の「上空1.500m」が出てきたぞ!!
 つまり、そこは「850hPa」あたりということなんだ。

(つづく)

| | コメント (0)

2025年12月(師走)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

Dscn8661_20251203044601

▼12月(師走)は、寅彦忌(12/31)があるだけてなく師・夏目漱石の漱石忌(12/9)のある月だった。
 ここでも有馬朗人先生が詠んでいた。

 うす紅の和菓子の紙や漱石忌 有馬朗人

▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句+表紙の1句を引用させてもらう。

(1) 昏れて無し冬木の影も吾が影も 三橋鷹女
(2) よく眠る夢の枯野が青むまで 金子兜太
(3) 松笠の真赤にもゆる囲炉裏かな 村上鬼城
(4) 揺り椅子を折々揺らして毛糸編む 柏原眠雨
(5) 絵屏風の中も雪降る加賀泊 橋本榮治
(6) 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎
(7) 冬浪の立ち上るとき翡翠色 高木晴子
(8) 大海の端踏んで年惜しみけり 石田勝彦
(9) 星満ちて地にはこぼれずクリスマス 相馬遷子
(10) 大年や灯ゆるめず滑走路 奥坂まや  
(11) 夜は星を梢に散りばめ冬木かな 市堀玉宗

▼<俳句修業>の次のステップは<選句>である!!
 元々名句ばかりであるから、シロウト<選句>は迷うことしきりである。
 しかし、これが面白いとも言える。

【私の選んだ名句ベスト3】

(6) 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎
(1) 昏れて無し冬木の影も吾が影も 三橋鷹女
(3) 松笠の真赤にもゆる囲炉裏かな 村上鬼城

【次点】

(9) 星満ちて地にはこぼれずクリスマス 相馬遷子

【選評】
・湯豆腐のあのあたたかさがのどをとおっていくようだ。
・「吾が影も」のリフレインが深い余韻を
・「松笠の真赤」が、寒い冬を印象づけている。

・「星満ちて」で景をいっぺんに浮かびあがらしている。クリスマス!!

▼<俳句修業>で、やっぱりいちばん面白いのは<句会>参加だ!!
 オンライン<句会>であなたも挑戦してみませんか。
  
●第64回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!! 

| | コメント (0)

2025年12月(師走)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

Dscn8702

▼なんと、はや師走の「雲見」がはじまってしまった。
 12月の「雲見」の予想の前に、11月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   4        
・巻雲   1  
・巻積雲  1  
・巻層雲  3      
・高積雲  3 
・高層雲  2    
・層積雲  4   
・積雲   8          
・層雲   2 
・乱層雲  2  
・積乱雲  0 

 11月でいちばん目立ったのは「積雲」8。つづいて「層積雲」4「快晴」4。
 これは原則朝の9時の観測である。もちろんその後変わってしまうことがフツウだった。
 例えば11/25に久しぶりに雹を観測しているが、このときは積乱雲を見たにちがいない。
 ダカラこれはあくまでひとつの目安にすぎない。
 アメダスの「記録」を使って最高気温~最低気温をチェックする作業を11月もつづけた。
 さすがに「夏日」もなかった。
 この単純な作業をしながら、このアタリマエに気づくのだった。
 天気の変化は、「大気の物理学」=「大気の熱力学」だ!!

▼2025年12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まず前年の2024年12月の天気図を参考にしてみよう。

◆日々の天気図 2024年12月 (気象庁)
・気圧配置はいっぺんに縦縞(西高東低)がふえるな。
・寒波はいつごろ!?
・当地の初氷、初雪はいつごろになるだろう。
・野の「自然結実」ヒガンバナはどうなっているだろう。
・Webテキスト試案「高層天気図」にも注目したいな。
・「もくもくシール」は何がふえてくるのかな。

▼「雲見」の旅 計画+「ふるさとの低山登山」(ふるさと巡検)の再スタートは延期中!!
 継続の意志だけはあるのだが…  

【2025年12月 「雲見」の旅・山】
・「ひとり吟行」のコースを多様にする。それが精一杯かな。
・唐突な「雲見」の旅も面白いかな。
・「そらよみ」カードの活用も考えたいな。

▼究極の道楽!!
 賢治の「雲見」と寅彦の【宇宙見物】
 まだまだ汲み尽くせていない可能なことがいっぱいありそうだ。

 師走の空を楽しみながら!!

| | コメント (0)

【Web更新11/30】25-48 オンライン「寅の日」 等 更新!!

_dsc6613

蔵屋敷庭にまわれば花八手 25/11/28撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】25ー48
週末定例更新のお知らせ
 11月最後の週末定例更新だった。
 さあ、2025年もいよいよあと一ヶ月「師走」を残すのみとなった。
 この時期になると、一年の「整理」が頭をよぎる。
 今年の<新年の抱負>をみると2つに絞ってコトバにしていた。
(1)ゆっくり 急ぐ!!
(2)「不易流行」を追う!! 
 
 さあ、あと一ヶ月  ゆっくりゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2025 更新 花八手
 「花八手」でイメージしてしまう景があった。
 それがいつどこで刷り込まれてしまったものなのだろう!?
 私にも定かでなかった。
 「蔵屋敷」と「花八手」
 蠅・虻たちがいっきょに集合しはじめた。
 「花八手」は何を発信したのだろう!?

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマは「寅彦と大正の理科教育」、まだまだその余韻の中にいた。
 12月は「寅彦と自然観察」デアル。
 今年も寅彦忌(12/31)は、特番オンライン「寅の日」。読むのは「日本人の自然観」。
 ゆく年・くる年はオンライン「寅の日」で!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 今年の【お薦め本】はやや少なめである。
 目も頭もポンコツ度ましてきた証かも知れない。
 慌てて追加しようかと思ったが、無理をせずアリノママの方がいいかもとも!?

◆【ヒガンバナ情報2025】 更新!!
 水栽培中の「自然結実」ヒガンバナから、日々いくつかの「種子」がころがり落ちている。
 Webテキスト「ヒガンバナ」の更新は年をまたがっても必ず実現したい。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから35週目だ。
 枯れ蓮はけっこうにぎやかだ。「初氷」まだだ。
 マイビオトープとしての役割は!?

Dscn8673_20251201034301

| | コメント (0)

« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »