2025年11月(霜月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

▼寅日子先生は「天文と俳句」(青空文庫より)のなかで<季節の感じ>について、次のように語っていた。
季節の感じは俳句の生命であり第一要素である。此れを除去したものは最早俳句ではなくて、それは川柳であるか一種のエピグラムに過ぎない。俳句の内容としての具體的な世界像の構成に要する「時」の要素を決定するものが、此の季題に含まれた時期の指定である。時に無關係な「不易」な眞の宣明のみでは決して俳諧になり得ないのである。「流行」する時の流の中の一つの點を確實に把握して指示しなければ具象的な映像は現はれ得ないのである。
▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
名句たちは「時」をどのように詠んでいるだろう。
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
◆NHK「俳句」 テキスト
である。ここより巻頭の名句10句+表紙の1句を引用させてもらう。
(1) 真白な掛大根の一日目 太田土男
(2) 木がらしや目刺にのこる海のいろ 芥川龍之介
(3) 一の酉夜空は紺のはなやぎて 渡邊千枝子
(4) 午からの苗いろの潮七五三 友岡子郷
(5) 暮れてゆくものに手を籍す石蕗の花 八田木枯
(6) お火焼の幣燃えながら揚りけり 鈴鹿野風呂
(7) 山国は味噌焼くころか朴落葉 杉 良介
(8) ニコライの鐘の愉しき落葉かな 石田波郷
(9) 大綿や昔は日ぐれむらさきに 大野林火
(10) 山河はや冬かがやきて位に即けり 飯田龍太
(11) さざん花の長き睫毛を蕊といふ 野澤節子
▼<俳句修業>の次のステップはシロウト<選句>である!!
名句たちは「時」をどう詠んでいるだろう。
元々名句ばかりであるから、<選句>は迷うことしきりである。
【私の選んだ名句ベスト3】
(1) 真白な掛大根の一日目 太田土男
(2) 木がらしや目刺にのこる海のいろ 芥川龍之介
(11) さざん花の長き睫毛を蕊といふ 野澤節子
【次点】
(5) 暮れてゆくものに手を籍す石蕗の花 八田木枯
【選評】
・「一日目」が「真白な」を決定づける!!
・「海のいろ」がイメージを膨らませくる。うまいもんだ!!
・「蕊のように」ではない。逆だ「蕊といふ」がみごとだ。この言い切り!!
・「暮れてゆく」「時」は豊かにふくらんでくる!!
▼<俳句修業>の究極は<句会>だ!!
オンライン<句会>で「時」決定に挑戦してみよう。
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