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本日(2025/11/29)、第427回オンライン「寅の日」!! #科学上の骨董趣味と温故知新 #traday #寺田寅彦

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▼私は勝手に「日本理科教育史」を追っていた。

◆「日本理科教育史」をプロットする!!

 そのなかで1918(大正7)年を次のようにプロットしていた。
●「日本理科教育史」をプロットする!!(27) #1918年 #理科教育 #寺田寅彦

▼本日(2025/11/29)は、第427回オンライン「寅の日」である。
 11月は、【理科の部屋】誕生月にちなみ「大正の理科教育」について読む。

【11月テーマ】「寅彦と大正の理科教育」

 本日は、その三回目である。
 読むのは「科学上の骨董趣味と温故知新」である。

◆本日(2025/11/29)、第427回オンライン「寅の日」!!

●「科学上の骨董趣味と温故知新」(青空文庫より)


▼本随筆は1919(大正8)年の1月に発表されたものである。
 実際は例の1918(大正7)年に書かれたものと思ってよいだろう。

 タイトルの解題からはじまっていた。

  科学者の修得し研究する知識はその本質上別にそれが新しく発見されたか旧くから知られているかによって価値を定むべきものではない。科学上の真理は常に新鮮なるべきもので骨董趣味とは没交渉であるべきように見える。しかし実際は科学上にも一種の骨董趣味は常に存在し常に流行しているのである。

しかしまた他の半面の考え方によれば、科学者の知識は「物自身」の知識ではなくて科学者の頭脳から編み上げた製作物とも云われる。そう考えれば科学者の欲求は芸術家の創作的欲望と軌を一にする訳である。しかしこういう根本問題は別としてもまだ種々な科学的骨董趣味が存在するのである。

 昔から人々は多種多様の「私の科学」をもっていたのである。
その人々の科学というものに対する見解やまたこれを修得する目的においても十人十色と云ってよいくらいに多種多様である。実際そのためにおのおの自己の立場から見た科学以外に科学はないと考えるために種々の誤解が生じる場合もある。

すなわち当面の問題に多少の関係さえあれば、これが如何に目下の研究に縁が遠くまた如何に古くまた無価値ないしは全然間違ったものでも無差別無批評に列挙するという風の傾向を生じる事もある。

▼そして、いよいよ本論である。
 危惧されることに警鐘を鳴らしていた。

最新の知識すなわち真である。これに達した径路は問う所ではないのである。実際科学上の知識を絶対的または究極的なものと信じる立場から見ればこれも当然な事であろう。また応用という点から考えてもそれで十分らしく思われるのである。しかしこの傾向が極端になると、古いものは何物でも無価値と考え、新しきものは無差別に尊重するような傾向を生じやすいのである。

 ここに科学者・寅彦の本意があった。
  しかし自分の見る所では、科学上の骨董趣味はそれほど軽視すべきものではない。この世に全く新しき何物も存在せぬという古人の言葉は科学に対しても必ずしも無意義ではない。

 いよいよヒートアップしてくるのだった。
 このような類例を探せばまだいくらでもあるだろう。新しい芸術的革命運動の影には却って古い芸術の復活が随伴するように、新しい科学が昔の研究に暗示を得る場合は甚だ多いようである。これに反して新しい方面のみの追究は却って陳腐を意味するようなパラドックスもないではない。かくのごとくにして科学の進歩は往々にして遅滞する。そしてこれに新しき衝動を与えるものは往々にして古き考えの余燼(よじん)から産れ出るのである。

 さらに力説するのだった。
しかしその半面の随伴現象としていわゆる骨董趣味を邪道視し極端に排斥し、ついには巧利を度外視した純知識慾に基づく科学的研究を軽んずるような事があってはならぬと思う。直接の応用は眼前の知識の範囲を出づる事は出来ない。従ってこれには一定の限界がある。予想外の応用が意外な閑人的学究の骨董的探求から産出する事は珍しくない。

 最後に繰り返し強く唱えるのだった!!
自分は繰返して云いたい。新しい事はやがて古い事である。古い事はやがて新しい事である。

 と。

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2025年・Webテキスト『ヒガンバナ』のこれまでとこれから!!(7) #Webテキスト #ヒガンバナの種子 #水栽培 #実生ヒガンバナ #3倍体 #染色体 #日本ヒガンバナ学会

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▼「種子」から育てたヒガンバナ、11年を経て今年ついに花が咲いた!!
 もうそれから2ヶ月以上がたっていた。
 不思議なことにそのときの花茎が、倒れてはいるもののまだ緑を残していた。
▼その花茎の先にはひとつだけ子房部がふくらんだままだ。
 まだ割れて、完熟「種子」が顔をだしてくる気配はない。
 ほんとうに「種子」はできているのだろうか!?

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▼いっぽう、2025/11/10に採集した「自然結実」ヒガンバナの花茎は水栽培中だあった。
 花茎の先端部にある子房部は割れて
 次々と「目玉オヤジ」!!
 状況になっていた。「目玉オヤジ」をすぎてころがり落ちている「種子」もあった。

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▼この二つのヒガンバナどこがちがうのだろう!?
 やっぱり「3倍体」!?
 「染色体」の数は!?
 ヒガンバナになにかがおこっているのだろうか!?

 残念ながら、今の私にはこれ以上の「ふしぎ!?」を追求する手段をもたない。
 可能なことを汲み尽くすのみ!!
 
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第64回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼師走だ!!
 そして、12月31日大晦日は「寅彦忌」である。
 手持ちの歳時記に最もお気に入りの一句があった。

 珈琲の渦を見てゐる寅彦忌 有馬朗人

 オミゴト!!

▼その師走は、第64回オンライン句会「寅の日」である。
 オンライン句会「寅の日」では、特別賞を設けている。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
 先の有馬朗人先生の一句は、「牛頓」(ニュートン)賞と「藪柑子」賞のW受賞のように思うがどうだろう。
 
▼あらためて、第64回オンライン句会「寅の日」12月例会案内をあげておこう。
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第64回オンライン句会「寅の日」12月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2025年12月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2025年12月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2025年12月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼さあ、12月の私たちの句会では
 「牛頓」(ニュートン)賞、「藪柑子」賞が生まれるだろうか。
 楽しみである!!
 なにかと忙しない「師走」、少しこれらを意識しながら暮らしたいものである。
 
 このごろ「ひとり吟行」のコースが多様化してきている。
 師走ならではの景をとらえることができるだろうか。
 あなたもどうですか。

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【お薦め本】『お天気よそうカード そらよみ』(武田康男 菊池真似 著 幻冬舎)

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▼毎日の「雲見」は究極の自然観察だと思っている。
 子どもも大人も、「自然観察」事始には最適だ。
 誰でも、いつでも、今すぐはじめることできる安直・安易・安価な「観察」だった。
 そして、「空を楽しむ」は一生モノの「科学する」だった。
 そんな「雲見」をはじめるのに、とても役立ちそうなグッズにまた出会った。

▼それが今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『お天気よそうカード そらよみ』(武田康男 菊池真似 著 幻冬舎2025/09/25)

 いつもの【お薦め本】のように、3つのお薦めポイントをあげてみよう。
 
(1)「天気の変化」の授業づくりに役に立つ教材!!
(2)家庭で「雲見」をはじめるのに最適なガイドブック!!
(3)子どもも大人も空を楽しむためのサイエンスカード!!

▼では、そのひとつずつ少しくわしく
(1)「天気の変化」の授業づくりに役に立つ教材!!
  どうしても、この視点でものを見てしまうだ。まあ一種の職業病のようなものだ。
 「授業づくり」の視点で見ると、付録についている「そらよみ ガイドブック」が最高の「指導書」だ。スバラシイ!!
 さすがプロ達の仕事である。カードの使い方のガイドブック仕様(トリセツ風)に書かれているが、私には「雲見」の「授業づくり」ガイドブック(指導書)に見える。
“もくじ”を引用させてもらおう。

・きほんの「十種雲形」をおぼえよう
・雲の名前をあてよう
 雲の「高さ」を知ろう 
 雲の「形」をよく見よう
 雨が降る雲かどうか
 似た雲どっちでしょう
・天気をよそうしよう(ここが最高にいい!!)
・雲の写真をとっておこう
・レアな空をみつけよう
・見つけた空のチェックリスト

  特に「十種雲形」の導入から「天気のよそう」への展開が最高にいい。
それも具体的なカードを使用しての話であるから、具体的な「授業展開」が見えてくる!!

(2)家庭で「雲見」をはじめるのに最適なガイドブック!!
 家族で「雲見」をはじめるための「授業」をやってみよう。
そのときも、先のガイドブックは最高の「指導書」だ。
 カードは最適の資料だ。ガイドブックの順序に従ってカードをならべてみればよい。
 家族がかわりばんこにチューターになって、「雲見」「天気のよそう」の「授業」をすればいい。
 あらたな展開のアイデアがうまれると面白いだろうな。
 ゲーム感覚でカードを楽しめばよい。
 
▼そして、最後のお薦めポイントだ
(3)子どもも大人も空を楽しむためのサイエンスカード!!
 カードは50枚ある。
 カードの表は、プロ中のプロである「空の探検家」「空の写真家」=武田康男さんが撮ったみごとな写真だ!!
裏にはわかりやすいその雲(空)の解説がついていた。空を読み解くプロである「気象予報士」「気象キャスター」=菊池真衣さんの解説はとてもわかりやすい。
 誰もが読みやすいようにすべて「ふりがな」がついていた。アリガタイ!! 
初学者にとってはこの「読み方がわからない」ということは、けっこうつまづきやすいところなのだ。
レア度の明示も、「私も見てみよう」という気持ちにさせてくれる。
 ・レア度1(週に一回ぐらい)
 ・レア度2(月に一回ぐらい)
 ・レア度3(年に数回ぐらい)
 ・レア度4(年に一回ぐらい)
 ・レア度5(一生に一度かも!)
 コンパクトサイズ(10×7㎝)のカードだから、いつも携帯していて空にかざしてみて、「同定」すればいい。
 ともかく
 空を「科学する」、「雲見」を楽しむためのうれしいグッズだ。

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【Web更新11/23】25-47 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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銀杏散るスイッチオフの如く哉 25/11/22撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】25ー47
週末定例更新のお知らせ
 「あれっ!?」
 「秋ってあったのかな」
 そんなこと思っているまに、まわりの景はすっかりかわってしまった。
 あと一週間で「師走」とは
 なぜかあのコトバが唐突に

 「可能なものの領域を汲み尽くせ。」

◆表紙画像集2025 更新 銀杏
 表紙画像の一句「銀杏散るスイッチオフの如く哉」には、そのモチーフとなる寅彦の一文があった。

銀杏(いちょう)も同様に落葉を始めた、まるで申し合わせたように濃密な黄金色の雪を降らせるのであった。不思議なことには、ほとんど風というほどの風もない、というのは落ちる葉の流れがほとんど垂直に近く落下して樹枝の間をくぐりくぐり脚下に落ちかかっていることで明白であった。なんだか少し物すごいような気持ちがした。何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。
「藤の実」寺田寅彦 青空文庫より

 「ふしぎ!?」はここにも。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月は【理科の部屋】誕生月にちなみ、テーマは「寅彦と大正の理科教育」である。
 100年の時空超えて寅彦に学ぼう。

◆【ヒガンバナ情報2025】更新!!
 Webテキスト『ヒガンバナ』改訂をめざしてすすめたい。
 続ける実生実験も、よりリアルに展開できるようになった今年だからこそ!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 Twitter的はどこまで有効か。自らの体験を通して…

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【理科の部屋】33年目の歩みがまたはじまった。
 ひらけくるみちはたのしい。みちはこたえない。


 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから34週目である。
 初氷、初雪はいつだろう!?
 気象観測池としての役割もかねていた。

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【祝】本日(2025/11/23)、【理科の部屋】は満32歳に\(^O^)/ #理科の部屋 #日本理科教育史 #理科教育コミュニティ

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▼ 

日本の理科教育情報発信基地
【理科の部屋】へようこそ                                       
   
 (^o^)/ あなたもここで情報発信者に\(^o^)   
 情報は、発信されるところに集まる。
 あなたがノックされるところがドアです。
 時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を

 これは、【理科の部屋】開設当初のwelcomeメッセージです。

▼その【理科の部屋】がスタートしたのは1993年のことでした。

●1993年11月23日 NIFTY-Serve教育実践フォーラム【理科の部屋】開設!!

 ダカラ
 本日(2025/11/23)は満32歳の誕生日なんです。

▼welcomeメッセージにもある。

「情報は、発信されるところに集まる」 
 
 は創設当初からの私たちの合い言葉でした。
 私たちの理科教育コミュニティを象徴するキーワードでもありました。

▼【理科の部屋】案内文の最後には次のように書いていました。

   『情報は、発信するところに集まる。』
と唱えてきました。これは、これまでの教育研究運動のコペルニックス的転回であり、一大パラダイムの転換です。
 つまり、これまでの情報の「受信者」が、「発信者」に変わっていくのです。じつは、ほんとうに必要な情報は「発信」するところに集まってくるのです。先行する実践者の報告を、ありがたく聞くだけが研修(研究)ではないのです。
(先行するすぐれた実践からは大いに学ぶべきです。そこからしか、私たちの研究活動は出発しないのも事実なのですが)自分の実践をどんどん発信するのです。
 そのことが、なによりの自分にとって有用な「情報の収集活動」になるのです。これまで3年間の【理科の部屋】の歩みこそが、そのことを如実に教えてくれていると思っています。
 私たちは、今こそ自分の学校の理科室を、研究室を、仕事場を、家庭を、フィールドを、・・・
 そして自分自身を「日本の理科教育情報発信基地」に変えてしまいたいものです。
「私」発→「地球」行きのメディアを駆使して・・・。
情報は発信するところに集まる~【理科の部屋】とは~より)

  ネット環境は大きく変わりました。
 しかし、32年経った今も、そして「これから」も
 「情報は発信するところに集まる」は有効なのかも!!      

 満32歳の誕生日の朝 (記)       
  

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2025年・Webテキスト『ヒガンバナ』のこれまでとこれから!!(6) #Webテキスト #ヒガンバナの種子 #水栽培 #種子の保存 #実生実験 #日本ヒガンバナ学会

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▼「自然結実」ヒガンバナの花茎を「水栽培」していた。
 そろそろ萎れ枯れてしまう花茎も多数出てきた。
 それにあわせるようにして「完熟種子」が、こぼれ落ち始めていた。
▼こぼれ落ちた「完熟種子」が、ころがり紛失してしまわないようにトレー(受け皿)を用意した。
 トレーに落ちた種子の回収をはじめた。
 原則、こぼれ落ちたその日のうちに回収することにした。

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▼回収した「種子」は次のステップへとうつった。

(5) 「種子」を1個ずつチャック付きナイロン袋(12 × 7 ㎝)に入れる。袋には採集場所、花茎採集日、「種子」回収日をマジックで記入しておく。(11月中旬~12月上旬)

 この方法で昨日(2025/11/20)回収したのは次の5個であった。
・安富 3個
・福崎 1個
・福崎T 1個

▼この保存方法については、いろんな試行錯誤の結果、ここに行き着いた!!
 できるだけ自然界に近い環境でということで、「ミズゴケ」の床を用意してやったこともある。
 しかし、多くをカビらせてしまったこともある。
 もっと別のいい方法があるかも知れない。

 「実生ヒガンバナ実験」の進化を願う!!

(つづく)

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2025年12月のオンライン「寅の日」は #自然観察 #traday #寺田寅彦

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▼移りゆく<自然>の景を見るのはうれしい!!
 同じ景を楽しむのにも、いろいろな切り口がある。
 その人の「自然観」、さらに言えば「自然科学観」などが関係してくるのかも知れない。
 それらはきっとふだんの「自然観察」なかから生まれてくるものだろう。

▼2025年12月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期が来ていた。
 寅彦は「自然観察」の名人だった。
 寅彦の視点・視座で「自然観察」すれば、面白いいくつかの<科学>が見えてくのだった。
 そこで、12月テーマは次のようにした。
 
【12月テーマ】「寅彦と自然観察」

 12月にオンライン「寅の日」は3回ある。
■2025年12月のオンライン「寅の日」!!
◆第428回オンライン「寅の日」 …12/11(木)
◆第429回オンライン「寅の日」 …12/23(火)
◆第430回オンライン「寅の日」 …12/31(水)

▼寅彦の「自然」を観る眼に学ぶということで2つの随筆をあげてみた。
・「自然界の縞模様」
・「藤の実」
 12/31は寅彦忌である。だから特番オンライン「寅の日」でもある。
 毎年読む随筆は決めていた。
 「日本人の自然観」である。
 今年もゆく年・くる年はオンライン「寅の日」で。

■2025年12月のオンライン「寅の日」!!

◆第428回オンライン「寅の日」 …12/11(木)「自然界の縞模様」(青空文庫より)

◆第429回オンライン「寅の日」 …12/23(火)「藤の実」(青空文庫より)

◆第430回オンライン「寅の日」 …12/31(水)「日本人の自然観」(青空文庫より)
 
▼「この景を寅彦ならどう見ただろう!?」
 そんなこと考えながら、まわりの自然の景をみていると思わぬ「発見」に出会いそうな気がする。
 「発見」があったら報告しあいたいですね!!
 
 12月オンライン「寅の日」でまた会いましょう!!

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旧Twitter(X)はじめて5,901日目に思うこと!! #Twitter #Twitter的 #整理学 #理科の部屋的

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▼私は今なお「整理ベタ」だった!!
 ダカラコソ、なおさらずっと「整理学」にあこがれてきた。
 ときに、こんなたいそうなページまでつくっていた。

◆新・クラウド「整理学」試論

▼旧Twitter(X)を使い始めて、今日で5.901日目だ!!
 はじめたのは
 2009/09/23!! 

 およそ16年前のことである。
 先のページには、ほぼ100日目ごとに「思うこと」を「記録」していた。

▼しばらくすと、私は妙なコトバを頻繁に使うようになった。
 それが Twitter的!!
 「Twitter的」とは
 私の勝手な造語である。6つのキーワード・概念からなる。
 ネットワークにおける私なりの流儀・作風を意味した。
 旧Twitter(X)そのものだけを意味しない!!
 だから、「Twitter」は消えても「Twitter的」は残る。

 Twitter的=
「リンク」
「シェア」
「フラット」
「等身大」
「リアルタイム」
「アクティブ」 

 X(旧Twitter)をとりまくネット環境も大きく変わってきた。
 しかし、私のTwitter的は変わらない!!

▼はじめた当初からよく感じてきたことに
 
 Twitter的=【理科の部屋】的!!

 ということがある。
 それは今なお続く、「これから」もそうありたいと願っている。

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【Web更新11/16】25-46 【ヒガンバナ情報2025】 等 更新!!

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淋しさに向かう庭にも杜鵑草 25/11/14撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】25ー46
週末定例更新のお知らせ
 年末が近づく。
 2026年のカレンダー(「太陽・月・星のこよみ」)、子規の句めくり、システム手帳リフィル等を手に入れた。
 その前にやるべきことがあると思いながらも

 「ひらけくるみちはたのしい。」
 と思ってしまう。

◆表紙画像集2025 更新 杜鵑草
 庭のヒガンバナも<葉の季節>に入り、少し淋しい季節に入りつつあった。
 そんななか杜鵑草が元気だった。
 いつのまにやら「定位置」が移動している。
 どうしたんだろう!?
 やっぱり「種子植物」!!このアタリマエに痛く感動するのだった。

◆【ヒガンバナ情報2025】 更新!!
 まだまだ「ヒガンバナばっかり病」がつづいていた。
 この病がつづくあいだにWebテキストの更新をやりとげたいものだ。
 11年ぶりに花が咲いた実生ヒガンバナの花茎はまだまっすぐのびたままだった!!
 「ふしぎ!?」はつづく。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマは「寅彦と大正の理科教育」だ。
 とりわけ1918(大正七)年にこだわっていた。
 今一度、日本理科教育史におこる1918年にこだわってみよう。
 この年に何が!?


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから33週目だった。
 今年は比較的多くの枯れ蓮の葉を残して居る。
 冷たい北風に耐えてどこまで!?

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本日(2025/11/17)、第426回オンライン「寅の日」!! #研究的態度の養成 #traday #寺田寅彦

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▼「雲見」を最初に言ったのは賢治だった!!

眺ながめても眺めても厭(あき)ないのです。そのわけは、雲のみねといふものは、どこか蛙の頭の形に肖(に)てゐますし、それから春の蛙の卵に似てゐます。それで日本人ならば、丁度花見とか月見とかいふ処(ところ)を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。だんだんペネタ形になるね。」
「うん。うすい金色だね。永遠の生命を思はせるね。」
「実に僕たちの理想だね。」
「蛙のゴム靴」宮沢賢治 青空文庫より

 100年前の「雲見」は!?
 大正時代の「雲見」は!?


▼本日(2025/11/17)は、第426回オンライン「寅の日」である。
 11月は、【理科の部屋】誕生月にちなみ「大正の理科教育」について読む。

【11月テーマ】「寅彦と大正の理科教育」

 本日は、その二回目である。
 読むのは「研究的態度の養成」である。
 
◆本日(2025/11/17)、第426回オンライン「寅の日」!

●「研究的態度の養成」(青空文庫より)


▼まだまだ
1918(大正七)年
 にこだわっていた。前回の「物理学実験の教授について」に引き続き今回もこの年に書かれたものだった。

 まずストレートな一文からはじまった。

 理科教授につき教師の最も注意してほしいと思うことは児童の研究的態度を養成することである。与えられた知識を覚えるだけではその効は極めて少ない。

 そして具体的な提言に入る。
これには最も必要なことは児童に盛んに質問させることである。何の疑問も起さないのは恥だという風に、訓練することが必要である。そうして児童の質問に対して教師のとるべき態度について二つの場合があると思う。その一は児童の質問に答うることの出来なかった場合である。その二は教師がよく知って答え得る場合である。

 さらに“心得”がつづく
この時はむしろ進んで、先生はこれを知らない、よく調べて来ましょう、皆さんもまたよく考えてお出でなさい、いろいろ六(むつ)ヶしいまた面白いことがあるだろうと思いますといった風に取扱ってほしい。とにかく児童には、知らないことが恥でない、疑いを起さないこと、またこれを起しても考えなかったり調べなかったりすることが大なる恥である、わるいことであるといった精神を充分鼓吹(こすい)してほしいと思う。教師がこの態度になることの必要は申すまでもなかろう。

 そして、こう要約する。
そこでこういう場合は、いろいろ六ヶしいことがあるが、簡単に説明すればこうだ、皆さんこの外どういうことがあるか考えて御覧なさいといった風にして、彼等の求知心を強からしめ、研究的態度に出でしむるようにありたい。科学的の知識はそうそうたやすく終局に達せらるるものではない事を呑み込ませて欲しいものである。時には更に反問して彼等に考えさせることも必要である。勿論児童の質問があるごとにかように話しているわけにはゆかないが、教師の根本態度が、この考えであってほしいのである。

▼また、もうひとつの提言もおこなっていた。

 それから小学校では少し無理かも知らないが、科学の教え方に時々歴史的の色彩を加味するのも有益である。勿論科学全体の綜合的歴史はとても教えることは出来ないが、ある事項に関する歴史でよろしい。

これらの歴史を幾分でも児童に了解させるように教授する事はそれほど困難ではあるまい。かようにしていって、科学は絶対のものでない、なおいくらも研究の余地はある、諸子の研究を待っているという風にしたいと思うのである。

 最後に私たちが陥りやすい“留意事項”もつけ加えてくれていた。
それは新しい研究という事はいくらも出来るが、しかしそれをするには現在の知識の終点を究めた後でなければ、手が出せないという事をよく呑み込まさないと、従来の知識を無視して無闇(むやみ)に突飛(とっぴ)な事を考えるような傾向を生ずる恐れがある。この種の人は正式の教育を受けない独創的気分の勝った人に往々見受ける事で甚だ惜しむべき事である。とにかく簡単なことについて歴史的に教えることも幾分加味した方が有益だと確信するのである。
 

100年の時空を超えて、今なお新鮮に響いてくるのはどうしてだろう!?
あらためて、日本理科教育史における
 1918(大正七)年
に注目してみよう!!
 

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2025年・Webテキスト『ヒガンバナ』のこれまでとこれから!!(5) #Webテキスト #ヒガンバナの種子 #水栽培 #実生ヒガンバナ #3倍体 #日本ヒガンバナ学会

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▼おっ「目玉オヤジ」!!
 
 ついに「水栽培」中だった「自然結実」ヒガンバナの花茎のふくらみが割れて、黒々とした「完熟種子」が顔を出していた。
 それはまさにあの「目玉オヤジ」のようだった。
 落下したら、回収して保存することにしよう。

▼再びWebテキスト『ヒガンバナ』の実生実験の方法を見てみる。
 これが試行錯誤の結果、現段階で到達した方法だった。

◆Webテキスト『ヒガンバナ』(2022版 試案 2022.10.15)

・「種子」を手に入れるまでのところをみてみる。

***********************************************
Ⅱ どうやって殖えるのか?
【発展研究】

【Step1】「種子」を手に入れる。
(1) お彼岸の前後にビカンバナが群生しているところをみつけておく。候補地はできるだけ自宅から近くで複数がよい。(9月中下旬~10月上旬)

(2) 「自然結実」している花茎を採集する。花は萎れ葉が目立ちはじめ頃、「自然結実」した花茎だけは最後まで直立していることが多く目立つ。(10月中旬~11月中旬)

(3) 採集した花茎を「水栽培」する。ペットボトル、海苔の瓶などに水を入れ、花茎を挿して置く。

(4) 子房部が割れ、黒い完熟「種子」が見えてきたら注意深く観察し、落下したら回収する。(11月中旬~12月上旬) 

▼「種子」の保存については次のように書いていた。

【Step2】「種子」を保存する。

(5) 「種子」を1個ずつチャック付きナイロン袋(12 × 7 ㎝)に入れる。袋には採集場所、花茎採集日、「種子」回収日をマジックで記入しておく。(11月中旬~12月上旬)

(6) すべての「種子」が回収し終わったら、ナイロン袋をケースに入れ、冷蔵庫で保存する。(12月中旬~)


▼繰り返し言うが、これはまったくシロウトの私が無手勝流で試行錯誤の結果到達したところである。
 いくつかの先行実践の報告も聞きたいものである。
 とんでもない“誤り”もあるかもしれない。
 指摘していただくとアリガタイ!!

 みんなでヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけたい!!

(つづく)

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2025年・子規庵の糸瓜(7年目)を収穫した!!(2025/11/13) #子規庵 #糸瓜

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▼やっと子規庵の糸瓜(7年目)を収穫した!!
 採取した糸瓜をならべてみた。
 今年ははっきり言って、不作であった。 

・まだ緑を残すもの 5本 ( 50㎝~30㎝)
・もう枯れたもの 3本( 29㎝~17㎝)

▼どの段階で“失敗”したのだろう!?
 水やりを少し怠ったのかな!?
 露地植えからプランタンに変更したからかな!?

・子規庵「の糸瓜」7年目の種子を蒔いた!!(2025/05/08)
・2025年・子規庵の糸瓜(7年目)を植え替えた!!(2025/05/27)

▼今年はフェンスつたってつるがのびるのが盛んではなかった。
 ところが、最後の方になって盛んにつるをのばしはじめ、巨大な糸瓜を作り出した。
 露地植えの方がいいのかな。
 それが証拠に、トマトの育つ畑にこぼれ出た糸瓜はけっこう巨大に育っていた。

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▼まだ緑をのこすものについては、軒下で乾燥することにした。
 完全に枯れた頃に、糸瓜タワシと「種子」の採取にかかりたい。
 来年になるのかな!?

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2025年・本日(2025/11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!! #自然結実ヒガンバナ #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼私は12年前のその日のことを「記録」していた。

●ついにみつけたぞ!!ヒガンバナの自然結実!! #higanbana (2013/11/13)

 読み返してみるとその日の「感動」が蘇ってくるのであった。
 ダカラ 11/13 !!
 本日(2025/11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!!
 
▼「記念日」を設けることにより、「自然結実」ヒガンバナをみつける時期の目安としたかったのである。
 そのときの花茎も、「記録」として保存していた。

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▼不思議なものだ!!
 私はそれ以来、ごくアタリマエに毎年「自然結実」ヒガンバナをみつけ、ヒガンバナの「種子」を採集・回収してきたのであった。
 そして、ついに
【2019年】530個 
【2021年】823個 
 の「種子」を手に入れることになったのである。
 それはもうたまたまの偶然ではない気がしていた!!

 そして、今年ついにその種子からの実生実験でヒガンバナが「開花」してきた。
 
▼でもまだまだ私が勝手に言っているだけかも知れない。
 できるだけ多くの人の「事実」があってこそ、それは「科学」になる。
 日本のヒガンバナに何が起こっているのだろう!?

 ヒガンバナの「ふしぎ!?」をみんなで科学しょう!!

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2025年・「自然結実」ヒガンバナの種子を求めて!!(2025/11/10) #ヒガンバナの種子 #自然結実 #水栽培 #日本ヒガンバナ学会

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▼「えっ、こんな時期にヒガンバナ!?」
 「ましてやビガンバナの種子なんって!?」
 
 そう言い切られてしまうと、シブシブ次のコトバをひっこめていた。
 しかし、今年はちがう!!
 採集・回収した「種子」から育てたヒガンバナが花茎をのばし、「開花」したのだ。
 ダカラ少し事情がちがっていた。

▼これまでの「自然結実」ヒガンバナ群生地とちがうある場所が気になっていた。
 9月末に、真っ赤に燃える松明の行列をつくっていた畦だった。
 ごく普通のありきたり田の畦だった。
 <葉の季節>に入っていた。
 私には妙に確信があった。

 ここなら「自然結実」ヒガンバナをみつけることができる!!

 と。

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▼「自然結実」ヒガンバナをみつけるのに特別の技術・能力は必要なかった。
 必要なのは
 ・このタイミング!!<葉の季節>に入り、ほとんどの花茎か萎れ消えかけている。
 ・あるハズだという確信!!(あってもおかしくはないという疑義!?)

 ほとんどの花茎が消失していた。
 ところが子房部がふくらんだ花茎は、まだ緑を残して立っていた。
だから目立つ!!
 誰でもみつけることができる。(私にもできるのだから…)
 
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▼ついにその場所から、37本の「自然結実」ヒガンバナの花茎を採集することができた。
 ペットボトルでつくった花瓶にさして「水栽培」することにした。
 ここから、いつごろ、いくつの「種子」を回収できるだろう!?

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【Web更新11/9】25-45 【ヒガンバナ情報2025】 等 更新!!

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山裾の濃く縁どるや櫨紅葉 25/11/08撮影@福崎


■楠田純一の【理科の部屋】25ー45
週末定例更新のお知らせ
 11月上旬が過ぎた。
 2025年の年末が見えて来た。2026年が気になり始めた!!

 すぎ来しみちはなつかしく
 ひらけくるみちはたのしい。
 みちはこたえない。
 みちはかぎりなくさそうばかりだ。
 (真壁仁「峠」より)

◆表紙画像集2025 更新 櫨
 櫨紅葉があがざやかである。
 山裾を真っ赤に縁取るようにして里山を浮かび上がらせてきた。
 この後の里山の景が楽しみである。

◆【ヒガンバナ情報2025】更新!!
 こんな時期にヒガンバナ情報!?
 いや、ちがう!!
 植物「ヒガンバナ」の観察は、今こそだ。
 「自然結実」の今、実生実験の今、Webテキスト「ヒガンバナ」の今、…
 今しばらく続けよう。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマは「寅彦と大正の理科教育」である。
 100年の時空を超えて、寅彦から学んでみよう。
 理科教育の「不易流行」を。

 
 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから32週目である。
 雨の中でも、なかなか風情のある景であった。
 ビオトープとしての役割は!?
 気象観測池としての役割は!?

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2025年・実生コヒガンバナは今!!(2025/11/08) #コヒガンバナの種子 #2倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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▼「ふたつ目玉」がとびだしていた!!
 今なお、あの実生コヒガンバナの花茎の先の子房部がふくらんでいた。
 いつかそこから「コヒガンバナの種子」が顔を出すだろうと予想していた。
 花茎はしっかりと50㎝にのばしたままだった。
 予想はしていても、やっぱり実際に「ふたつ目玉」の完熟種子をみたときは感動であった。
 コヒガンバナはやっぱり2倍体だ!!

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▼とんでもない“失敗”をやらかしてしまった!!
 実は本命はこちらではなかった。
 倉庫のカベにそうようにおいた植木鉢、そこのひとつから2本花茎がのびた。
 同時にみごとな花を咲かせた。
 その後、まだ一本の花茎は元気にのびたままだった。60㎝までのびたままだった。
 もちろん先端の子房部はみごとに膨らんだままだった。
 こちら子房部(実!?)がわれて、完熟種子が顔をだすのが楽しみだった。
 “失敗”は一昨日(2025/11/07)のことだ。
 実生ヒガンバナ観察のため、花茎が倒れ込んだその場所を行き来していた。
 あの花茎だけは注意深くまたがなければ!!
 思えば思うほどそこが、ポンコツのかなしいところだ。
 うっかり花茎に足がひっかかってしまったのだ。くやしく悲しかった!!
 
 少し気を取り直して、落ちてしまった子房部のところを見ていると、黒々としたあの「目玉オヤジ」が!!
 完熟種子た!!
 やった!!

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▼他の鉢をみていると、完全に<葉の季節>にシフトしていた。
 葉の枚数も、10、18、18、21、18、21、14、13枚と数え上げるのもむつかしいほど殖えていた。
 葉の長さも30~45㎝と元気よくのびていた。

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▼またまた「ふしぎ!?」が2つあった。
 ひとつは倉庫のそばに置いた10鉢、そのうち8鉢からはこんなに元気に葉をのばしているのに、2鉢からはまったく葉をのばしてこないのだ!!
 「ふしぎ!?」だ!!
 地下の球根(鱗茎)はどうなってしまったのだろう。
 答え合わせは来年の秋かな!?

 もうひとつは、よく日の当たる外においた鉢の方が、葉はよく伸びていないのだ。
 「ふしぎ!?」だ。
 日光がよく当たる方が!?
 どうしてだろう!?なにかちがう要因があるのかな!?

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2025年・実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2025/11/07) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2022年の秋、私はこれまでのように「自然結実」ヒガンバナを求めて自分で自由に動きまわることができなくなってしまった。
 でもなかなかあきらめきれなかった。
 もっと身近に「自然結実」ヒガンバナはないかと探した。
 そうして、採集・回収した「種子」は、59個あった。
 その59個の「種子」を使って、実生実験をはじめたのは2023年の春からであった。

▼前回の実生実験報告は今年の2月はじめであった。

●2025年・実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2025/02/06)

 その後、「出葉」はいったん枯れて地上部から姿を消した!!

▼そして、この秋 再び「出葉」して来ているのだった!!
 昨日(2025/11/07)の様子
・全体に葉がにぎやかになってきている。
・複数枚の葉をのばしてきているものも多数ある。
・葉の長さも最長21㎝までのびたものもある。
・あらたに「出葉」してきたものもあるのかと、ていねいにブロックごとに観察して見た。
・なんと逆だった!!「出葉」してきているブロックは2つも減っていた。
・消えたのは、福崎S(散歩道)ばかりだった。

【安富】1+【夢前】1+【福崎S(散歩道)】7= 9
 2025/11/07段階の出葉率は 9/59×100= 15.2 %

▼この数値をどう見るか!?
 シロウトの私には断定的なことは言えない。
 私にできることは、観察した「事実」を記録するのみである!!

 しかし、今年は少し「事実」を見る目が変わってきた!!
 ここから花茎がのびて、「開花」してきたのだから。
 ひょっとしたら、いつかここからも!?

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2025年・実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2025/11/06) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2021年秋に採集・回収したヒガンバナの「種子」は、なんと823個!!
 その「種子」たちを使って実生実験をはじめたのは2022年の春からだった。
 前回観察の報告は今年の2月はじめだった。

●2025年・実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2025/02/05)

▼2月の段階で「出葉」していた葉は、いったん枯れ地上部から姿を消していた。
 そして、この秋の<葉の季節>に再び「してきているのだった。
 8枚+4枚の育苗トレーのままで実生実験をつづけていた。
 夏のあいだにずいぶん草が生い茂り、その清掃にひと苦労だった。

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▼清掃のあと「自然結実」した群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。
【安富】(出葉数5)
・草むらのなかでも、しっかり「出葉」しているのに驚く!!
・最長は12㎝程度である。
・4枚も「出葉」しているものがあった!!(10㎝)
・2月に「出葉」が見られたものは、今回も全て見られた!!

【夢前】(出葉数0)
・今年になっても「出葉」したものが、見られなかった!!

【福崎】(出葉数15)
・やはりここが圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。
・ある場所・時期に「自然結実」ヒガンバナの株が集中しているということだろうか。
・ほとんどが複数枚「出葉」していた。最高は5枚だった。
・葉の長さはおおむね15~25㎝であった。
・2月に「出葉」していて、今回「出葉」していないところがひとつだけあった。
・したがって「出葉数」は15

【その他】(出葉数9)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・ここもまた多くが複数枚「出葉」していた。
・葉の長さは15~25㎝と伸びていた。
・これまでに「出葉」が見られたものが全て同じであった!!

●2025/11/06現在の「出葉」総合計=【安富】5+【夢前】0+【福崎】15+【その他】9=29  

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▼結果的に「出葉」しているものの数は、2月よりひとつ減った。

●2025/11/06現在、「出葉」まで達した「種子」の総合計29個である!!
 現段階の暫定出葉率は 29/823×100=3.5%
「発芽・発根」したもののうちでは 29/199×100= 14.6%

 この数値をどうみるか。
 実際に野では、この「実生実験」はどう展開されているのだろう!?
 このなかから、今年のように花茎をのばしてきて「開花」するということはあるのかな。
 それは何年先かな!?
 ちょっとそれには狭すぎるかな。

  

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2025年・実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2025/11/05) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2019年の秋に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナの「種子」は530個!!
 その「種子」を使った実生実験をはじめたのは2020年の春からだった。
 実生実験の前回の報告は今年の1月末だった。

●2025年・実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2025/01/30)

 昨年「出葉」した葉は一端枯れて、再び<葉の季節>をむかえていた。

▼「自然結実」ヒガンバナの群生地ごとに実生実験をしていた。
 観察をはじめる前に、周辺の生い茂った草の処理をしたが、とんでもなく一大作業となった。
 昨日(2025/11/05)に観察した報告をする。

 まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所からだ。
【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。2枚ずつ出葉していた。(20㎝)
・育苗トレーからのものも「出葉」していた。
【夢前】
・「出葉」している鉢は、これまでとかわらず3鉢である。
・一鉢は、1枚の葉がよく伸びてた。
・一鉢は、4枚の葉が伸びていた。(12㎝)
・一鉢は葉が8枚ものびてきていた。分球しているようでもある。(なんと最長32㎝まで)
・思わず地下の様子をのぞいてみたくなった。

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▼次は群生地【福崎】である。

【福崎】
・「出葉」している鉢は昨年と同じく12鉢である。
・二枚以上の葉をのばしている鉢は多数ある!!葉が12枚の鉢もあった。
・複数枚の葉をのばしている鉢ではすごいことが起こっていた。伸びた葉の密集はすごかった!!
 明らかに「分球」(球根が2つに分かれる)をしている。野ではこれが自然に頻繁に起こっているのだろう!!
・「分球」した株も葉はよくのびていた。合計12枚(4×3)の葉。
・葉の長さは、今のところいちばんよく伸びた葉で27㎝であった。
・総体的に「出葉」は15~27㎝と元気だ!!今からさらにのびていきそうだ!!
・ヒガンバナの葉のジャングルだ!!

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【その他】
・「出葉」している鉢はここもこれまでと同じく3つあった。
・「分球」した株の葉もよく実によく伸びていた。

【育苗トレー】から
・前回同様に5鉢までが「出葉」していた!!
・2枚以上「出葉」しているものばかりであった。
・これらをトレーのなかで見逃していたとは意外だった。

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▼結論として、「出葉」している鉢の数は今年の冬と同じく26鉢である!!
これまでの実験の結果をまとめると次のようになる。

◆【2019年採集分の実生実験】の現段階での結果(2025/11/05)

【2019年】 530個の「種子」採集・回収

【2020年】
・発芽率  140/530×100=26.4 %
・出葉率  54/140×100=38.6%
 全体で  54/530×100=10.6%

【2021年】
・2年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2022年】
・3年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2023年】
・4年目の出葉率 26/54×100=48.1%

【2024年】
・5年目の出葉率 26/54×100=48.1%

【2025年】(2025/11/05現在)
・6年目の出葉率 26/54×100=48.1%

 「出葉率」は、現段階では基本的にはこまま維持できると考えている。
 「分球」がどこまで進むかにも注目しておきたい。
 
 2014年採集・回収した「種子」は、今年11年目に「開花」した!!
 このなかから花茎が伸びてきて「開花」することがあるだろうか!?
 それはいつごろだろう!?

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本日(2025/11/05)、第425回オンライン「寅の日」!! #物理学実験の教授について #traday #寺田寅彦

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▼寺田寅彦のあの有名な名随筆「茶わんの湯」(青空文庫より)が掲載された雑誌「赤い鳥」は、1918(大正七)年7月に作家の鈴木三重吉によって創刊された子ども向け月刊誌でした。
 実際に掲載されたのは、1922(大正十一)年5月号『赤い鳥』八巻五号でした。
●1918(大正七)年 鈴木三重吉 『赤い鳥』創刊 !!

この茶わんを、縁側の日向(ひなた)へ持ち出して、日光を湯げにあて、向こう側に黒い布でもおいてすかして見ると、滴の、粒の大きいのはちらちらと目に見えます。場合により、粒があまり大きくないときには、日光にすかして見ると、湯げの中に、虹(にじ)のような、赤や青の色がついています。これは白い薄雲が月にかかったときに見えるのと似たようなものです。この色についてはお話しすることがどっさりありますが、それはまたいつか別のときにしましょう。

▼本日(2025/11/05)は、第425回オンライン「寅の日」である。
 11月は、【理科の部屋】誕生月にちなみ「大正の理科教育」について読む。

【11月テーマ】「寅彦と大正の理科教育」

 本日は、その一回目である。
 読むの先述の1918(大正七)年に書かれた「物理学実験の教授について」である。
 
◆本日(2025/11/05)、第425回オンライン「寅の日」!!

●「物理学実験の教授について」(青空文庫より)


▼この時代の理科教育をどうとらえていたかを示す文があった。

それと同時に文部省でも特に中等教育における理化学教授に重きをおかれるようになって、単に教科書の講義を授くるのみならず、生徒自身に各種の実験を行わせる事になり、このために若干の補助費を支出する事になった。これは非常によい企てである。どうかこのせっかくの企てを出来るだけ有効に遂行したいものである。

 「物理学」については、こう語っていた。
 云うまでもなく、物理学で出逢う種々の方則等はある意味で非常に抽象的なものであって、吾人の眼前にある具体的な、ありのままの自然そのものに直接そっくり当て嵌(は)められるようなものはほとんどないとも云われる。「AがあればBが生ずる」というような簡単な言葉で云い表わしてある方則には、通例「ただAだけがあってその他の因子A'の図A''の図……等がないならば」という意味を含めてある。

 眼前の自然は教科書の自然のように注文通りになっていてくれぬから難儀である。

 ナラバ、どうする!?語っていた。
このような事には一切構わず、ただ機械的に「物理実験法」に書いてある方式通りの測り方をするようでは実験を練習する甲斐はほとんどない。(略)ビーカーに水を汲むのでも、マッチ一本するのでも、一見つまらぬようなことも自分でやって、そしてそういうことにまでも観察力判断力を働かすのでなければ効能は少ない。
 
 さらには、こうも提言していた。
先生の方で全部装置をしてやって、生徒はただ先生の注意する結果だけに注意しそれ以外にどんな現象があっても黙っているようなやり方では、効力が少ないのみならず、むしろ有害になる虞(おそれ)がある。御膳を出してやって、その上に箸で口へ持ち込んでやって丸呑みにさせるという風な育て方よりも、生徒自身に箸をとってよく選り分け、よく味わい、よく咀嚼(そしゃく)させる方がよい。すぐ消化され吸収されるものばかりでなく、折々は不消化物も与えないと胃の機能が衰えるようなもので、実験中に起るべき種々の困難に出来るだけ遭遇させ、漸次これを除いて最後の結果に到着すると同時に、目的以外の現象にも注意してそれを等閑とうかんに附せないような習慣をつけたいものである。

 数十種の実験を皮相的申訳的にやってしまうよりも、少数の実験でも出来るだけ徹底的に練習し、出来るだけあらゆる可能な困難に当ってみて、必成の途を明らかにするように勉(つと)める方が遥かに永久的の効果があり、本当の科学的の研究方法を覚える助けになるかと思う。実験を授ける効果はただ若干の事実をよく理解し記憶させるというだけではなく、これによって生徒の自発的研究心を喚起し、観察力を練り、また困難に遭遇してもひるまずこれに打勝つ忍耐の習慣も養い、困難に打勝った時の愉快をも味わわしめる事が出来る。その外観察の結果を整理する技倆も養い、正直に事実を記録する癖をつける事やこのような一般的の効果がなかなか重要なものであろう。

 ダケドネ と。
 思わず反駁したく自分がいた。

▼さらに示唆的なコトバがつづく。

 物理実験を生徒に示すのは手品を見せるのではない。手際(てぎわ)よくやって驚かす性質のものではなく、むしろ如何にすれば成功し如何にすれば失敗するかを明らかにする方に効果がある。それがためには教師はむしろ出来るだけ多く失敗して、最後に成効して見せる方が教授法として適当であるかと思う。

もともと実験の教授というものは、軍隊の教練や昔の漢学者の経書の講義などのように高圧的にするべきものではなく、教員はただ生徒の主動的経験を適当に指導し、あるいは生徒と共同して新しい経験をするような心算(つもり)ですべきものと思う。

 そして、この論のもっとも肝要な部分となる。
このような場合における教員の措置如何(いかん)は生徒の科学的精神の死活に関するような影響を有するものと思う。この場合に結果を都合のよいようにこじつけたり、あるいは有耶無耶(うやむや)のうちに葬ったり、あるいは予期以外の結果を故意に回避したりするような傾向があってはならぬ。却って意外な結果や現象に対しては十分な興味をもってまともに立向かい、判らぬ事は判らぬとして出来る限りの熱心と努力をもってその解決に勉めなければなるまい。

しかしそれはほんの一時の困難であろうと思われる。一通りの知識と熱心と忍耐と誠実があらば、そうそう解決のつかぬような困難の起る事は普通の場合には稀である。そのうちに生徒の方でも実験というものの性質がだんだん分って来ようし、教員の真価も自ずから明らかになろうと思う。そういう事を理解するだけでもその効能はなかなか大きいものであろう。これに反して誤った傾向に生徒を導くような事があっては生徒の科学的の研究心は蕾(つぼみ)のままで無惨にもぎ取られるような事になりはしないかと恐れるのである。

100年以上前のこの寅彦の提言から学ぶことも多いのではないだろうか。


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【Web更新11/2】25-44 【ヒガンバナ情報2025】 等 更新!!

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いろいろの混じりてこそや柿紅葉 25/11/01撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】25ー44
週末定例更新のお知らせ
 いつの間に「暑い、暑い!!」から「寒い、寒い!!」にかわってしまったのだろう!?
 明確な自覚のないまま「日常」が変わってしまう。
 これは自らのレセプターが鈍化してきているからだろうか。
 それとも…!?

 過ぎし一週間はなつかしくもあり
 はじまる一週間は楽しみである!!

◆表紙画像集2025 更新 柿紅葉
 毎年、前の山の「柿紅葉」が楽しみである!!
 いろいろの色が混じり合い
 みごとな「アート」を造形する。
自然の「アート」は、最高に美しい!!
 つい思ってしまう。
 「どんな化学変化がおこっているのだろう?」と。

◆【ヒガンバナ情報2025】更新!!
 「ヒガンバナばっかり病」はまだまだ続いていた。
 というより、今からこそ本番なのかも知れない。
 今からこそ、「自然結実」ヒガンバナをみつけるチャンスかも知れない。
 私だけに見えるなんて「妄想」なのかも知れない!?
 私は「科学」にしたいんだ!!

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」だけ!!
 Webテキストの可能性を本格的に追求するときは来るだろうか。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマは「寅彦と大正の理科教育」だ。
 理科教育の「不易流行」どこにあるのだろう!?


 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから31週目。
 枯れ蓮の美、マイビオトープ、初霜、初雪、初氷等などの観察池!!
 さて、どんな変化が。

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2025年11月(霜月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼寅日子先生は「天文と俳句」(青空文庫より)のなかで<季節の感じ>について、次のように語っていた。

 季節の感じは俳句の生命であり第一要素である。此れを除去したものは最早俳句ではなくて、それは川柳であるか一種のエピグラムに過ぎない。俳句の内容としての具體的な世界像の構成に要する「時」の要素を決定するものが、此の季題に含まれた時期の指定である。時に無關係な「不易」な眞の宣明のみでは決して俳諧になり得ないのである。「流行」する時の流の中の一つの點を確實に把握して指示しなければ具象的な映像は現はれ得ないのである。

▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句たちは「時」をどのように詠んでいるだろう。
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句+表紙の1句を引用させてもらう。

(1) 真白な掛大根の一日目 太田土男
(2) 木がらしや目刺にのこる海のいろ 芥川龍之介
(3) 一の酉夜空は紺のはなやぎて 渡邊千枝子
(4) 午からの苗いろの潮七五三 友岡子郷
(5) 暮れてゆくものに手を籍す石蕗の花 八田木枯
(6) お火焼の幣燃えながら揚りけり 鈴鹿野風呂
(7) 山国は味噌焼くころか朴落葉 杉 良介
(8) ニコライの鐘の愉しき落葉かな 石田波郷
(9) 大綿や昔は日ぐれむらさきに 大野林火
(10) 山河はや冬かがやきて位に即けり 飯田龍太
(11) さざん花の長き睫毛を蕊といふ 野澤節子

▼<俳句修業>の次のステップはシロウト<選句>である!!
 名句たちは「時」をどう詠んでいるだろう。
 元々名句ばかりであるから、<選句>は迷うことしきりである。

【私の選んだ名句ベスト3】

(1) 真白な掛大根の一日目 太田土男
(2) 木がらしや目刺にのこる海のいろ 芥川龍之介
(11) さざん花の長き睫毛を蕊といふ 野澤節子

【次点】

(5) 暮れてゆくものに手を籍す石蕗の花 八田木枯

【選評】
・「一日目」が「真白な」を決定づける!!
・「海のいろ」がイメージを膨らませくる。うまいもんだ!!
・「蕊のように」ではない。逆だ「蕊といふ」がみごとだ。この言い切り!!

・「暮れてゆく」「時」は豊かにふくらんでくる!!

▼<俳句修業>の究極は<句会>だ!!
 オンライン<句会>で「時」決定に挑戦してみよう。
  
●第63回オンライン句会「寅の日」11月例会案内!! 


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2025年11月(霜月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼「寒い!!」「寒い!!」と言っているあいだに11月(霜月)の「雲見」がはじまってしまった。
 11月の「雲見」の予想の前に、10月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   5       
・巻雲   2  
・巻積雲  0  
・巻層雲  1      
・高積雲  0 
・高層雲  5    
・層積雲  3   
・積雲   7          
・層雲   0 
・乱層雲  8  
・積乱雲  0 

 10月でいちばん目立ったのは「乱層雲」8。つづいて「積雲」7「快晴」5。
 周期的に「天気は西から」を繰り返していた。
 アメダスの「記録」を使って最高気温~最低気温をチェックする作業を10月もつづけた。
 ・「真夏日」  2日
 ・「夏日」   13日
 後半、いっきょに寒くなった印象である。
 <秋>が短い!?
 さて11月の「雲見」は!?

▼2025年11月(霜月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まず前年の2024年11月の天気図を参考にしてみる。

◆日々の天気図 2024年11月 (気象庁)
・今年は台風はどうなんだろう!?
・海水温は、例年にくらべ高緯度までたかいのかな。
・初霜、初雪はいつごろになるだろう。
・「自然結実」ヒガンバナの様子をよくみておきたい。
・「もくもくシール」は何がふえてくるかな。

▼「雲見」の旅 計画+「ふるさとの低山登山」(ふるさと巡検)は再スタートする予定だったが少し迷っている!!
 継続の意志だけはあるのだが…  

【2025年11月 「雲見」の旅・山】
・「動く大地」を科学するとセットで
・11月「雲見」の旅 は!!
・「自然結実」ヒガンバナを追っての旅

▼11月は今一度、空の「ふしぎ!?」と向き合う月としたいな。
・ひとり吟行と「雲見」
・定点観測としての「雲見」
・寅彦に学ぶ「雲見」
・「雲見」と【宇宙見物】

 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

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