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【お薦め本】『20世紀科学論文集 プレート・テクトニクス革命』(木村 学編 岩波文庫)

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▼いつものように少しオオバーな話からはじめる。
 「プレート・テクトニクス」!!
 この言葉を聞くと、私の中学理科教師としての「歴史」と重ねて考えてしまうんだ。
 不勉強な私がエラそうなことは言えないが、中学校で教える「全分野」が、はじめて知ることでも、生徒たちといっしょに学びながら楽しめた!!
 ところが、ここの分野だけはちょっとちがっていた。
 「こんなこと私自身勉強したかな?」
 不安と不満がずっとあった。後で知っていくことになるのだが、
 これはまだまだ進行形の「科学」だったのだ。
 だから、自分でも少しずつ少しずつ学びながら教えることとなった。
 それもまた楽しいのだが、悲しいかな「根っこ」のところでよくわかっていないというのは苦しかった。
 根本のところで一度つまづくと、なかなか「動く大地」のほんとうの理解がすすまなかった。
 現場をはなれて久しくなり、今、「動く大地」を科学するシリーズ をすすめていても事情は同じだった!!

▼こんなとき、この「根っこ」のところをよく理解するために、この夏、とても面白そうな本と出会った!!

【お薦め本】『20世紀科学論文集 プレート・テクトニクス革命』(木村 学編 岩波文庫2025.8.8)

 「根っこ」のところがよくわかっていない人間に「論文集」なんてとんでもない、という思いだった。
 しかし、読み始めるとそうでもなかった。
 もちろん、まだこの「科学論文」を読み解いたわけではなかった。
 だが手元に置いておき、いつでも参照したい本だと思った。
 そこで、よくわからぬまま【お薦め本】にあげてみることにした。
 これからの私自身の理解を深めるためにも。
 いつものようにお薦めポイントは3つである。

(1)プレート・テクトニクスの基礎・基本を理解するために!!
(2)プレート・テクトニクス確立・発展の科学史を理解するために!!
(3)ふるさとの「あの山」の形成史を知るために!!

▼では3つのポイントをひとつずついってみよう。
(1)プレート・テクトニクスの基礎・基本を理解するために!!
 いきなりこちらの質問に答えてくれていた。さすがである!!

「なぜいま、プレート・テクトニックスの古典を読むのか」と問われたときに、まず変化球的に、「科学における古典とは何か」と問い返してみよう。古典論文とは、重要な科学的知見を最初に明確な形で記した論文で、初心の知恵が盛り込まれ、繰り返し読み返す価値ある著作と定義してみたい。(同書P5より)

・最初の重要な科学的知見
・初心の知恵
・繰り返し読み返す価値
ナルホド!!
 思わず納得してしまうのだった。
 さすが私のようなシロウトのこともよくわかっておられる。
 そして、プレート・テクトニクスの古典論文(!?)9本が紹介したあった。
 9本の「論文」のそのものの価値もさることながら、その「論文解説」がまったくわかっていない私にはありがたかった。
 「プレート・テクトニクス」こそが「遅れてやってきた科学革命」であり、地球科学のパラダイムシフトであると、熱く語りかけてくれていた。
 プレート・テクトニクスは、地球上の地殻変動は鉛直方向の上下運動で起こるという従来の造山運動論を見かけのものとして覆し、地球表層を覆う岩盤(プレート)の水平方向の相対運動こそ地殻変動の本質であるとした点で、地球科学にパラダイムの転換をもたらしたのである。(同書P6より)


(2)プレート・テクトニクス確立・発展の科学史を理解するために!!
 著者はプレート・テクトニクスの確立・発展の過程を「4幕劇」として語ってくれていた。これがとてもわかりやすく面白かった。
「4幕劇」の概要をあげてみるとこうだ。
・序幕 「大陸移動説の提案と頓挫」(1910年代~1930年)
・第1幕「大陸移動説の復活と海洋底拡大説」(1950年代末~1960年代前半)
・第2幕「プレート・テクトニクスの提案と検証」(1960年代末~1970年代初頭)
・第3幕「稠密観測とダイナミクスへの発展」(1970年代後半~現在)
 うまい!!
 再び私自身の「理科教師時代」をあてはめてみた。
 私は1975年に理科教師になった。
 まさに「第3幕」にピッタリだった。
 これまた繰り返しになるが、自分の不勉強を棚にあげて言うなら、
 学生時代に「第1幕」「第2幕」を、現在進行形の「科学」として、本格的に学ぶことなく、教師になってからも「教科書」に定着していくのには時間を要した。
 「授業」のなかで扱うのにも苦労した。でもそれもまたなかなか楽しい作業でもあったが。
 
 「科学論文」の話にもどって、第一章から第七章に割りふられた9本の「論文」は、すべて、1961年~1970年に発表されたものばかりだった。
 つまり、私たちが生きた時代にもっとも近い時代の「科学革命」劇の「第1幕」「第2幕」 のシナリオ集がここにあるというわけだ。
 今やアタリマエになった「科学用語」「ダイナミックな知見」もここからはじまっていた。
 エラそうに言うことではないが、もちろん私はこれらの「論文」を読んでしまったわけではない。錆び付きはじめたポンコツ頭には到底無理な話だ。
 でもこの本を手元に置いておき、「たしか、あそこにこんなことが書いてあったような!?」と、思うことがあったら読み返してみたいと思う。「ふしぎ!?」の「根っこ」を確かめるために。

▼最後のお薦めポイントにいこう。
(3)ふるさとの「あの山」の形成史を知るために!!
 私は「動く大地」を科学する シリーズをつづけながらどうしてもやってみたいことがあった。遠く離れた「有名な山」のことはともかく、私は今暮らす地域の「あの山」ことが知りたかった。
 「あの山」がいつごろ、どのよにしてできたのかそれが知りたかった!!
 著者はこう書いています。

 「動かざるごと山の如し」の喩えにもあるように、高く聳える山々は古来より畏怖と崇拝の対象であったが、同時に「山はなぜそこにあるのか、どうしてできたのか」といった知的好奇心の対象でもあった。やがて知的好奇心が探究心に変わり、山が地質学という学問の対象となったとき、最重要テーマとして研究されたのが山脈の形成メカニズムであった。(同書p285より)

 では「プレート・テクトニクス」は、今もっとも知りたいことにどう答えてくれているだろう!?
 「科学論文」はどんな考えるヒントを教えてくれているのだろう。
 ゆっくり 急ごう!!

 ※『図解 プレートテクトニクス入門』(木村学/大木勇人著 ブルーバックス 講談社)
もあわせてもっておくと図を参考にしてわかってくることも多かった。

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第61回オンライン句会「寅の日」9月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼寅日子先生は「稲の花」をこう詠んでいた。

 物買て宿を出れば稲の花 (明治32年)
 さゝやかなる停車場あり稲の花 (明治32年)

 どこで見た「稲の花」だったんだろう!?
 明治32年と言えば、この年の9月5日、漱石の紹介で正岡子規を訪ねている。

▼オンライン句会「寅の日」は、この9月で6年目がスタートである。
リアルな句会を経験したことない、ずぶのシロウトの提案だった。
 「句会」どころか、「俳句」そのものもはじめてだった。
 どんな「かたち」になるのか不安いっぱいだった。
 今だから言える、「オンライン」であることが幸いした!!
 ふりかえれば、「句会」の楽しさ・面白さに感動するばかりの5年間であった。
 今一度、「原点」にもどりより楽しくやっていきたいものだ。

▼あらためて「第61回オンライン句会「寅の日」9月例会案内」をあげておく。
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第61回オンライン句会「寅の日」9月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2025年9月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2025年9月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2025年9月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼オンライン句会「寅の日」のシステム
・「投句」
・「選句」
・「評」
 のプロセスひとつひとつを大切にし、見つめなおしながら

 響き合い・学び合い・高め合う

 より楽しい「句会」にしていきたいものだ!!

 

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【Web更新8/24】25-34 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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AIの知恵も借りたき芙蓉哉 25/08/22撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】25ー34
週末定例更新のお知らせ
 <夏休み>が終わろうとしている。
 今年の<夏休み>の思い出を問われれば真っ先に、この「猛暑」をあげるだろう。
 ここまでの「猛暑」は、私の記憶のなかにはなかった!!
 <記録>としてはどうだろう!?
 なにが起きているのだろう!?
 「科学」は答えをもっているのだろうか!?

◆表紙画像集2025 更新 芙蓉の花
 毎年のように芙蓉の花が咲き始めた!!
 芙蓉のレセプターは、この「猛暑」どのように受け止めているだろう!?
 許容範囲の「高温」なんだろうか。
 酔芙蓉になって、赤く萎んでしまう反応(時間)に影響ないのだろうか。
 この暑さなんとかならないか。
 AIにも知恵を借りたくなるのだった。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 8月テーマ「寅彦とアインシュタイン」から、9月テーマ「寅彦と俳句」に少しずつシフトしていく。
 この落差もオンライン「寅の日」の楽しみのひとつだ!!
 
 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから21週目だ。
 佇立した果托から、ハスの実がこぼれ落ちないようにネットをかけてみた。
 さて、何個のハスの実を。

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本日(2025/08/25)、第419回オンライン「寅の日」!! #アインシュタインの教育観 #traday #寺田寅彦

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▼「人類が到達した最高の教養-本当に知らなくていいのですか?」
 「物理学はオトナのエンターテインメントだ!」
 「時間の進み方は一定ではない?空間が曲がる?」
 「壮大な異次元体験で、世界の見方が変わります。」
 (◆3か月でマスターするアインシュタイン(NHK)より) 

 と言われても、まだまだポンコツ頭はなじめないでいた。
 そのアインシュタインが、大正時代の日本を訪れていた。
 1922(大正11)年11月17日 なんと今から103年も前のことだ。
 驚くべきは、43日間も滞在し、日本各所で講演をして回ったということだ。
 大正時代の人々はこれをどう受け止めたのだろう!?
 アインシュタインはそのころからあの「あかん ベエー」していたのかな!?

▼本日(2025/08/25)は、第419回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマは、その「アインシュタイン」だった。

【8月テーマ】「寅彦とアインシュタイン」

 三回目の本日は、「アインシュタインの教育観」を読む。
 
◆本日(2025/08/25)、第419回オンライン「寅の日」!!

●「アインシュタインの教育観」(青空文庫より)


▼最初にあげておくと、寅彦がこれを書いたのはアインシュタインが日本を訪れる前年だった。

(大正十年七月『科学知識』)

当時の日本人に「アインシュタイン」を紹介すると意味合いもあったのだろう。
 我邦(わがくに)ではまだそれほどでもないが、それでも彼の名前は理学者以外の方面にも近頃だいぶ拡まって来たようである。そして彼の仕事の内容は分らないまでも、それが非常に重要なものであって、それを仕遂げた彼が非常な優れた頭脳の所有者である事を認め信じている人はかなりに多数である。そうして彼の仕事のみならず、彼の「人」について特別な興味を抱いていて、その面影を知りたがっている人もかなりに多い。

 そのコトバのなかにアインシュタインに対する敬愛の意も含ませているように思えた。
 アインシュタインはヘルムホルツなどと反対で講義のうまい型の学者である。のみならず講義講演によって人に教えるという事に興味と熱心をもっているそうである。それで学生や学者に対してのみならず、一般人の知識慾を満足させる事を煩わしく思わない。例えば労働者の集団に対しても、分りやすい講演をやって聞かせるとある。そんな風であるから、ともかくも彼が教育という事に無関心な仙人肌でない事は想像される。

「人間は『鋭敏に反応する』(subtil zu reagieren)ように教育されなければならない。云わば『精神的の筋肉』(geistige Muskeln)を得てこれを養成しなければならない。それがためには語学の訓練(ドリル)はあまり適しない。それよりは自分で物を考えるような修練に重きを置いた一般的教育が有効である。」
 
 「教材」づくりのヒントとなるような、ちょっと耳の痛い話もとりあげていた。
むしろ先生が悪いと云った方がいい。大抵の場合に教師は必要な事項はよく理解もし、また教材として自由にこなすだけの力はある。しかしそれを面白くする力がない。これがほとんどいつでも禍(わざわい)の源になるのである。先生が退屈の呼吸(いき)を吹きかけた日には生徒は窒息してしまう。教える能力というのは面白く教える事である。どんな抽象的な教材でも、それが生徒の心の琴線に共鳴を起させるようにし、好奇心をいつも活かしておかねばならない。」

普通学校で第一に仕立てるべきものは未来の官吏、学者、教員、著述家でなくて「人」である。ただの「脳」ではない。プロメトイスが最初に人間に教えたのは天文学ではなくて火であり、工作であった……」

▼話はさらに具体的なことに触れていた!!
 100年の時空を超えて、今も有効なことがありそうな…。

「私が実用に無関係と云ったのは、純粋な研究の窮極目的についてである。その目的はただ極めて少数の人にのみ認め得られるものである。それでせいぜい科学の準備くらいのところまでこの考えを持って行くのは見当違いである。むしろ反対に私は学校で教える理科は今日やっているよりずっと実用的に出来ると思う。今のはあまりに非実際的(ドクトリネーア)過ぎる。例えば数学の教え方でも、もっと実用的興味のあるように、もっとじかに握(つか)まれるように、もっと眼に見えるようにやるべきのを、そうしないから失敗しがちである。子供の頭に考え浮べ得られる事を授けないでその代りに六(むつ)かしい「定義」などをあてがう。具体的から抽象的に移る道を明けてやらないで、いきなり純粋な抽象的観念の理解を強いるのは無理である。それよりもこうすればうまく行ける。先ず一番の基礎的な事柄は教場でやらないで戸外で授ける方がいい。例えばある牧場の面積を測る事、他所(よそ)のと比較する事などを示す。

 なんとも示唆的なコトバもあった!!
「物理学の初歩としては、実験的なもの、眼に見えて面白い事の外は授けてはいけない。一回の見事な実験はそれだけでもう頭の蒸餾瓶(レトルト)の中で出来た公式の二十くらいよりはもっと有益な場合が多い。

これまた先駆的な話も登場する。今こそ有効なのかも!?
「ついでながら近頃やっと試験的に学校で行われ出した教授の手段で、もっと拡張を奨励したいのがある。それは教育用の活動フィルムである。活動写真の勝利の進軍は教育の縄張りにも踏み込んでくる。

更に自然科学の方面で、普通の学校などでは到底やって見せられないような困難な実験でも、フィルムならば容易に、しかも実際と同じくらい明瞭に示すことが出来る。要するに教育事業を救うの道はただ一語で「もっと眼に浮ぶようにする」(die erh※(ダイエレシス付きO小文字)hte Anschaulichkeit)という事である。出来る限りは知識(Erlernen)が体験が(Erleben)にならねばならない。この根本方針は未来の学校改革に徹底させるべきものである。」

 ここまて読んできて思った!!
 ひょっとしたらこれは「アインシュタインの教育観」と言うだけでなく、当時の「寺田寅彦の教育観」に通ずるものなのかも知れないと。
 最後にもう一カ所だけ引用させてもらおう。
 ここで著者はしばらくアインシュタインをはなれて、これらの問題に対するこの理学者の権威の如何について論じている。理論物理のような常識に遠い六かしい事を講義して、そして聴衆を酔わせ得るのは、彼自身の内部に燃える熱烈なものが流れ出るためだと云っている。彼の講義には他の抽象学者に稀に見られる二つの要素、情調と愛嬌が籠っている、とこの著者は云っている。講義のあとで質問者が押しかけてきても、厭な顔をしないで楽しそうに教えているそうである。

 
 私は勝手に思った!!
 あの愛嬌の「あかん ベエー」は当時からやっていたのだ!!

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2025年9月のオンライン「寅の日」は #寅彦と俳句 #traday #寺田寅彦

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▼今年もまたリやはりコリスたちの季節がやってきた!!
 トップバッターは夏ズイセンだった。

 まだまだ危険なまでの「猛暑日」がつづいていた。
 しかし、間違いなくまわりの景に変化がおこっていた。
 「クモ学」は「ナガコガネグモ」の季節がはじまろうとしていた。

▼9月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期になっていた。
 このオンライン「寅の日」の取り組みから生まれたオンライン句会「寅の日」は、スタートしてからやがて5年目が終わる。
 9月から6年目のスタートである。
 俳句結社「寅の日」は、寅日子先生(寺田寅彦)に師事していた。
 そこで、今一度「原点」にもどりテーマを次のようにする

【8月テーマ】「寅彦と俳句」

 9月にオンライン「寅の日」は3回ある。
■2025年9月のオンライン「寅の日」!!
◆第420回オンライン「寅の日」 …9/06(土)
◆第421回オンライン「寅の日」 …9/18(木)
◆第422回オンライン「寅の日」 …9/30(火)

▼我らが寅日子先生は、「俳句」「連句」についてかなの多くの随筆を残してくれていた。
 今回はオンライン句会「寅の日」の6年目のスタートということでその「原点」を学びたい。
 具体的に読むのは、次の定番三部作としたい。
「俳句の精神」
「天文と俳句」
「俳諧の本質的概論」

■2025年9月のオンライン「寅の日」!!
◆第420回オンライン「寅の日」 …9/06(土)「俳句の精神」(青空文庫より)

◆第421回オンライン「寅の日」 …9/18(木)「天文と俳句」(青空文庫より)

◆第422回オンライン「寅の日」 …9/30(火)「俳諧の本質的概論」(青空文庫より)


▼オンライン句会「寅の日」は、コロナ禍の真っ只中にはじまりました。
 リアル「句会」未体験のずぶのシロウトの提案でした。
 ピンチはチャンス!!
 オンライン句会は、リアル「句会」のハードルをうんとさげてくれました。
 逆の言い方をすれば、オンライン句会でなければここまで続かなかったのかも知れません。
 寅日子先生の随筆をテキストにあなたもはじめてみませんか。

※第60回オンライン句会「寅の日」8月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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【Web更新8/17】25-33 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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鶏頭や地球を少し加速せよ 25/08/15撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】25ー33
週末定例更新のお知らせ
 お盆が過ぎた!! 
 ひょっとしたらこの時期が一年でいちばんメランコリーになる季節かも知れない。
 <夏休み>がもうすぐ終わる。
 <夏の創造>として、計画したことはなかなか実現できなかった。
 残った「宿題」はいっぱいだ!!
 しかし、今さら悔やんでみてもしかたない。
 できなかったこと嘆くより、「できたこと」を数えあげてみよう。
 
 さあ、今から可能なことに挑戦していこう。
 次は、どんな一週間になるかな!?

◆表紙画像2025 更新 鶏頭
 玄関に置いた植木鉢の鶏頭にあたる日射しが眩しかった!!
 まだまだ続く「猛暑日」!!
 わけもなく鶏頭の花に叫んでしまった。
 もう少し、地球を加速してくれ!!
 と。

◆オンライン「寅の日」更新!!
 8月テーマは「寅彦とアインシュタイン」。
 もうあと一回となってしまった。
 『3か月でマスターするアインシュタイン(NHK)』の方も半ば過ぎた。
 なかなかオモシロイ展開だ。ゆっくりな私は、ビデオにとり繰り返し楽しんでいる。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【お薦め本】の取り組みは、ずっと継続していきたいことだ。
 拙い文章でもここであげることにより、少しでも深く読み解ける気がするのだった。
 また、いろんな反応があるのが楽しい!!
 次は何を読もうかな。o(^o^)o ワクワク


 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから20週目!!
 7本の果托が立ち並ぶ姿は、なんかうれしくなってくるのだった。
 さて、今年はいくつの「ハスの実」をgetできるだろう。

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【お薦め本】『生命と時間のあいだ』(福岡 伸一著 新潮社)

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▼ここのところずっと大賀ハスの「あこがれの4日間」の「時間」のことにこだわっていた。
大賀ハスは花は、4日間だけ開閉をくり返す。
 第一日目の朝、5時30分ごろを定刻として開き始める。
 開き始めるとき花びらの順番までも決まっている。
 第四日目の午前10時ごろ、それまで強い風にも耐えていた花びら・雄しべは一斉にバサッと落ちた!!
 大賀ハスの花はどうして「時間」を知ったのだろう!?
 大賀ハスの花の「生命」とどんな関係があるのだろう!?

▼そんなシロウトの「ふしぎ!?」を考えているとき、とても興味深いタイトルの本と出会った。著者は「動的平衡」の福岡伸一氏だ。

◆【お薦め本】『生命と時間のあいだ』(福岡 伸一著 新潮社 2025.07.30)

 これが今回の【お薦め本】である。
 あまりに面白く、どうしてもこれを書いてみたくなった。
 面白さの余韻を少しずつ楽しみがら書いていきたい。
 いつもように、お薦めポイントは3つしぼっておく。

(1)自らの「生命観」「時間論」に向き合うために!!
(2)「動的平衡」を鍵に、多くの人の「世界観」を読み解くために!!
(3)「記憶と時間」を基軸とする文学の世界に誘ってくれている!!

▼それではひとずついってみよう。
(1)自らの「生命観」「時間論」に向き合うために!!
 いつものことながら、冷静になって考えてみると大げさなこと言い出したものだ。
 これもこの本があまりに面白く感動してしまったので、そのノリでついついこう書いてしまったのだ。
 「時間論」なんて普段そんなに深く考えているわけではなかった。
 この本に、少し触発された感じだ。
 著者はまずはじめに「私の時間論」として、「生命体」「時間」に次のように述べていた。

 生命体はエントロピー増大の法則にしたがって、その要素に分解され、時間とともに空間の中を拡散していく。だから要素の拡散運動を観察すると、時間の経過が観察されることになる。時間が空間に置き換えられている。この点において、時間は空間(の広がり)といえる。西田のいうところの「時間即空間」である。(同書P14より)

 また、少し表現を変えてこうとも言っていた。
 客観的な“時間”は実存しない。均一に一秒一秒、線形に経過していく“時間”とは、ヒトの脳が作り出した人工的な虚構にすぎない。もちろん、形あるものが壊れ、熱が拡散し、ゴミが散らばる、という意味での、ものごとの流転はある。しかしここにあるのは“時間”ではなく、エントロピー増大でしかない。エントロピー増大は時間の関数ではない。エントロピーの増大をどう感じるかは、受け取る者の感覚に依存する。さらにいえば、この流転を感じ取れるのは、私たち生命体が、エントロピー増大の法則に抗いながら、生命活動を行っているからだ。つまり、生命が存在するがゆえに、“時間”感覚が生まれる。ゆえにそれは極めて可変的・相対的なものだ。(同書P18より)
 
 Ⅰ部「時間論の土台」と題されたこの後の展開がすごかった。
・ダ・ヴィンチ
・ダーウィン
・ガリレオ・ガリレイ
・レーウェンフック
次々と展開される科学史のなかの「時間」に引き込まれていくのだった!!
 そして、私にとっての「時間」とは!?
 に向き合ってみたくなるのだった。

 次に行こう。
(2)「動的平衡」を鍵に、多くの人の「世界観」を読み解くために!!
 Ⅱ部「時間を探求した冒険者」の展開も実に面白かった!!
・坂本龍一の時間論、または記憶
・『火の鳥』で手塚治虫が描いたもの
・生命とは何か
・シュレーディンガーの猫の先
・村上春樹に読む自己と他者のあいだ
・「頼りない」ものに心奪われるカズオ・イシグロ
 私にとっては、まったくの未知なる分野の展開であった。
 一話ごとに、次なる話の展開が楽しみであった。
 私などの予想をはるかに超えたところで「時間論」が語られていく。

 では、いったい時間の感覚はどこから来るのだろう。坂本龍一とわたしの対話の中での結論はこうだった。わたしたちが生きているからー生命現象こそが時間を生み出している。ベルクソンがいうとおり、生命は、物質の下る坂、つまりエントロピー増大の法則に絶えず抗って、秩序を維持しようと努力している。そのとき生命は、エントロピー増大の法則に先回りして、自身の秩序をあえて破壊し、その上で秩序を作り直している。
 つまり生命は、エントロピー増大の法則に対して自ら加速し追い越している。この加速感が、未来を巻き込み、同時に過去を回収する。つまり現在というものに、未来と過去という厚みを加えた連続的な渦を作り出している。(同書P73より)

 そして、あの名著『生命とは何か』の著者シュレーディンガーにふれて次のように語っていた。
 シュレーディンガーが慧眼だったのは、ここに「エントロピー」の概念を導入したことだった。宇宙の大原則として、エントロピー増大の法則がある。エントロピーとは「乱雑さ」のことだ。宇宙のすべてのものは、乱雑さ増大する方向にしか動かない。秩序は無秩序へと推移する。ピラミッドのような壮麗な建築物も徐々に風化し、砂塵に帰す。金ピカの宝飾も錆びて色あせていく。整理整頓された部屋も乱れていく。熱いコーヒーはぬるくにり、熱烈な恋愛も冷める。そしてそれが“時”の流れる方向である。これがエントロピー増大の法則だ。この法則から免れることのできるものはない。
 ところが生命だけは、このエントロピーの法則から免れているように見える。もちろん完全に打ち勝つことはできない。生命には必ず死があり、それはエントロピー増大則が、秩序を凌駕した状態である。(同書P101より)

 こと左様に著者の「生命観」の本命=「動的平衡」を鍵に異次元の「世界観」に共鳴していく展開は、読者の「世界観」をも大きく拡げてくれる。

▼最後のお薦めポイントにいこう。
(3)「記憶と時間」を基軸とする文学の世界に誘ってくれている!!
 正直に告白しておくと、ここからは私のまったく想定外の展開だった。
 だからこそ、ここからがほんとうのお薦めポイントかも知れない。
 著者はこんなことを語っていた。

 新しい作家・作品を求めるのもよいだろう。しかし、過去の名著を読んでみること、あるいはもう一度、読み返すことにも大いなる意味がある。とくに自分が若い頃によんで深く心に残った物語を年を経て、再度、読み直すことは、自らの人生を生き直すことでもあ
ると思う。(同書P140より)
 
 と言われても、若い頃からあんまりたくさんの本を読んでこなかった私などには「自らの人生を生き直す」ことに該当する本もにわかに思いつかないのが実情だつた。!!
こんな私にはアリガタイ、「記憶と時間」を基軸する「文学」の実例が紹介してあった。 オモシロイ!!
 「文学」ってそんなに面白いのか!!
・丸谷才一著『笹まくら』  
・安部公房著『方舟さくら丸』
・津島祐子著『ジャッカ・ドフニ』
・ヒュー・ロフティング『ドリトル先生航海記』
・バージニア・リー・バートン『せいめいのれきし』
・レイチェル・カーソン『沈黙の春』

 どれもこれも目からウロコである。
 みごとな紹介に誘われて、ぜひ自分でも読んでみたくなるのだった。
今度、図書館に行ってみようかな。

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本日(2025/08/13)、第418回オンライン「寅の日」!! #アインシュタイン #traday #寺田寅彦

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▼大賀ハス3号の「あこがれの4日間」から、はや二十日ばかり過ぎていた。
 果托は大きく膨らみ、18個あった雌しべのうち少なくとも8個が「結実」したもようである。
 最終的にここから何個の「蓮の実」を手に入れることができるだろう!?
 楽しみである!!

▼本日(2025/08/13)は、第418回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマは、あの「アインシュタイン」だった。

 【8月テーマ】「寅彦とアインシュタイン」

 二回目の本日は、「アインシュタイン」を前回とに分けて読む。
 
◆本日(2025/08/13)、第418回オンライン「寅の日」!!

●「アインシュタイン」(2)(青空文庫より)


▼ということで、二回目である本日は
 二、三を中心に読み進めたい。もちろん一にもどることもあっていいと思っている。
 幼少期の有名なエピソードが紹介してあった。

ただ一つの逸話として伝えられているのは、彼が五歳の時に、父から一つの羅針盤を見せられた事がある、その時に、何ら直接に接触するもののない磁針が、見えざる力の作用で動くのを見て非常に強い印象を受けたという事である。その時の印象が彼の後年の仕事にある影響を与えたという事が彼自身の口から伝わっている。

 なんかこちらもうれしくなってくるようなエピソードだ。
 彼の人柄をあらわすような話も
ただその頃から真と正義に対する極端な偏執が目に立った。それで人々は「馬鹿正直(ビーダーマイアー)」という渾名(あだな)を彼に与えた。この「馬鹿正直」を徹底させたものが今日の彼の仕事になろうとは、誰も夢にも考えなかった事であろう。

 そして20世紀のはじめ運命のときが訪れる。
 一九〇一年、スイス滞在五年の後にチューリヒの公民権を得てやっと公職に就く資格が出来た。同窓の友グロスマンの周旋(しゅうせん)で特許局の技師となって、そこに一九〇二年から一九〇九年まで勤めていた。彼のような抽象に長じた理論家が極めて卑近な発明の審査をやっていたという事は面白い事である。彼自身の言葉によるとこの職務にも相当な興味をもって働いていたようである。

 そして、あの運命の年「1905年!!」が
 一九〇五年になって彼は永い間の研究の結果を発表し始めた。頭の中にいっぱいにたまっていたものが大河の堤を決したような勢いで溢れ出した。『物理年鑑』に出した論文だけでも四つでその外に学位論文をも書いた。いずれも立派なものであるが、その中の一つが相対論の元祖と称せられる「運動せる物体の電気力学」であった。ドイツの大家プランクはこの論文を見て驚いてこの無名の青年に手紙を寄せ、その非凡な着想の成効を祝福した。

 それからたった120年!!だ。
 
▼寅彦がアインシュタインを賞賛するコトバの引用が続く。
 レナード「もし実際そんな重力の『場』があるなら、何かもっと見やすい(anschaulich)現象を生じそうなものではないか。」
 アインシュタイン「見やすいとか見やすくないとかいう事は時代とともに変るもので、云わば時の函数であります。ガリレーの時代の人には彼の力学はよほど見やすくないものだったでしょう。いわゆる見やすい観念などと称するものは、例の『常識』『健全な理知』(gesunder Menschenverstand)と称するものと同様にずいぶん穴だらけなものかと思います。」
 この返答で聴衆が笑い出したと伝えられている。この討論は到底相撲にならないで終結したらしい。

「彼が壇上に立つと聴衆はもうすぐに彼の力を感ずる。ドイツ語がわかる分らぬは問題でない。ともかくも力強く人に迫るある物を感ずる。」

「不思議な、人を牽ひき付ける人柄である。干からびたいわゆるプロフェッサーとはだいぶ種類がちがっている。音楽家とでもいうような様子があるが、彼は実際にそうである。数学が出来ると同じ程度にヴァイオリンが出来る。充分な情緒と了解をもってモザルト、シューマン、バッハなどを演奏する……。」

 後に寅彦も本格的にバイオリンを習い始めていた。
実際彼のような破天荒の仕事は、「夢」を見ない種類の人には思い付きそうに思われない。しかしただ夢を見るだけでは物にならない。夢の国に論理の橋を架けたのが彼の仕事であった。

 「仕事」の意義を深く理解する寅彦ならでは賞賛のコトバだろう。
 最後にはこう締めくくっていた。
 この謎のような言葉の解釈を彼自身の口から聞く事の出来る日が来れば、それは物理学の歴史でおそらく最も記念すべき日の一つになるかもしれない。

 この文章が書かれたのは
(大正十年十月『改造』)

 この翌年大正十一年(1922)11月17日、アインシュタインが来日する!!


◆3か月でマスターするアインシュタイン(NHK)
 はまだまだ続いている!!

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【Web更新8/10】25-32 【大賀ハス観察日記】 等 更新!!

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いにしへの記憶なりぬや灸花 25/08/08撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】25ー32
 8月上旬が過ぎた。
 天気予報にアタリマエのごとく<線状降水帯>の文字がならぶ。
 あんなに待望していた<降水>だが、ここまでくると…。
 これ以上の大きな災害にならないことを祈るのみだ。

 自然とはかようにままならぬものである。
 この自然とうまくつきあっていくしかすべはなかった。
 なにしろ、私たちもこの自然の一部にすぎないのだから。

◆表紙画像集2025 更新 灸花・ヘクソカズラ
 「灸」(やいと)などといって、今何割のひとが知っているだろう!?
 知る人にとっては「灸花」とは、みごとな命名である。
 手の甲に「灸花」をせえて遊んだのは古い古い記憶である。
 夏休みでお盆のころだっただろうか!?

◆【大賀ハス観察日記】 更新!!
 今年も6号までの「あこがれの4日間」を、ていねいに観察することができた。
 晴天続きの観察で、あらためて「時間」(定刻)システムに感動した!!
 7号は、雨でこのシステムに狂いがでてきたようだ。
 それにして「ふしぎ!?」だ。記憶せずに記録しておこう。

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 5.800日の「時間」の経過!!
 15年前、「Twitter的」はどこに!?


 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから19週目だった。
 7号大賀ハスは「あこがれの4日間」の四日目、雨で時計は狂ってしまったのだろうか!?
 果托の林立する姿はたのもしい。はたしてここからいくつの実が!?

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Twitter(X)はじめて5,800日目に思うこと!! #Twitter #Twitter的 #教材開発

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▼私は今、「時間」の「ふしぎ!?」に嵌まっていた。
 とりわけ大賀ハスの「あこがれの4日間」の「時間」について興味があった。
 四日目の定刻(午前10:00)になると、それまで強い風に耐えていた、花びら、雄しべはいっきょに落ちた!!
 それはまるで電磁石でつりあげていたクリップが、電気のスイッチを切られてドサリと落ちるように。
 どんな「からくり」になっているのだろう!?
 どのようにして大賀ハスはその「時間」を知ったのだろう!?
 どんな「時計」が、どのように埋め込まれているのだろう!?
 「ふしぎ!?」だ。

▼Twilogが教えてくれたTwitter(X)を使い始めて、今日で5.800日の「時間」が過ぎたと!!
 はじめたのは
 2009/09/23!! 

 およそ16年前のことである。

▼しばらくすと、私は妙なコトバを多用するようになっていた。
 それが Twitter的!!
 「Twitter的」とは
 私の勝手な造語である。6つのキーワード・概念からなる。
 ネットワークにおける私なりの流儀・作風を意味した。
 Twitter(X)そのものだけを意味しない!!

 Twitter的=
「リンク」
「シェア」
「フラット」
「等身大」
「リアルタイム」
「アクティブ」 

 X(旧Twitter)をとりまくネット環境も大きく変わってきた。
 しかし、私のTwitter的は変わらない!!

▼ちょうど15年前の夏も、私は熱く「Twitter的」を語っていた。

●新・私の教材試論(38)
●『Twitter的の可能性』

 あれから15年も「時間」が過ぎたのに、思いは変わっていなかった!!
 さて、どこまで…。

 

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2025年・大賀ハス5号、6号の「あこがれの4日間」を記録する!!#大賀ハス #あこがれの4日間

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▼ついに立秋の今朝(2025/08/07)雨が降り出した!!
 今年の大賀ハス観察の大きな特徴は、晴天つづきの「あこがれの4日間」であったことだ。
 だからこそ、観察できたことも多い。(それにしても暑かった!!)
 また、花びらや雄しべの回収も完全でないにしろ、それに近く可能だった。

 記憶せずに「記録」しておこう。

▼まず、【大賀ハス5号】だ。
【大賀ハス5号】
・「あこがれの4日間」 2025/07/27~7/30
・花びら 16枚+がく1
・雄しべ 191本
・雌しべ 14個

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▼つづいて、【大賀ハス6号】だ。
【大賀ハス6号】
・「あこがれの4日間」 2025/08/02~8/05
・花びら 15枚
・雄しべ 175本
・雌しべ 13個

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▼今年の観察で特に意識した「定刻」(時間)があった。
・一日目の開花のはじまり時刻 5:30  !!
・四日目の花びら、雄しべの落ちる時刻 10:00 !!

 「体内時計」はどこにどのように埋め込まれているのだろう!?
 「ふしぎ!?」は深まるばかりだ。


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【Web更新8/3】25-31 Webテキスト「天気の変化」の可能性!? 等 更新!!

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朝顔やここにも在りと主張する 25/08/02撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】25ー31
週末定例更新のお知らせ
 8月最初の週末定例更新である!!
 まだ雨が降らない!!
 記録的「猛暑日」連続のなかで、8月がはじまった。
 この異変のなかで、「自然」は!?

◆表紙画像集2025 更新 朝顔
 あらたにたねを蒔いた憶えはなかった。
 ところが花壇の周辺は、朝顔がいっぱい咲き始めた。
 そこかしこに!!
 つる植物は「ずる植物」!!

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」の更新。
 Webテキスト『天気の変化』の活用のチャンスはいつもねらっていた。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 11号コガネグモは、かなり期間そこにとどまってくれていた。
 なぜそこに!?の謎のひとつはとけた。
 飾り(隠れ帯)にブラックライトをあててみるという試みまた挑戦してみたいものだ。

◆【大賀ハス観察日記】 更新!!
 6号まで存分に「あこがれの4日間」を楽しませてもらった。
 アリガタイ!!
 開閉システムの「ふしぎ!?」の謎解きはまだまだつづく。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 8月テーマは「寅彦とアインシュタイン」である。
 「3か月でマスターするアインシュタイン(NHK)」とあわせて、アインシュタインを楽しみたいものである。


 大賀ハス観察池。蓮根の植え替えから18週目である。
 果托の林立する景は、きわめてうれしい!!
 6号は2日目か。

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2025年8月(葉月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼お気に入りの「景」には、お気に入りの一句がある。
 

向日葵の群れ立つは乱ある如し 大串 章

 そんな一句に出会うための<俳句修業>なのかも知れない。

▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句+表紙の1句を引用させてもらう。

(1) 遠花火寂寥水のごとくなり 富安風生
(2) 天上に触れし花火散るほかなし 野澤節子
(3) 父母遠し七夕竹をくぐりても 鍵和田秞子
(4) まくれなゐ選び七夕色紙書く 大橋敦子
(5) はなびらを風にたゝまれ酔芙蓉 川崎展宏
(6) 八方のひぐらし四方の鞍馬杉 神尾久美子
(7) 流燈や一つにはかにさかのぼる 飯田蛇笏
(8) 一葉に子規に妹鳳仙花 片山由美子
(9) 白樺や秋は風からかと思ふ 高田風人子
(10) 新涼の浅間晴れんとして蒼し 長谷川かな女
(11) 三人に見つめられゐて西瓜切る 岩田由美

▼<俳句修業>次はシロウト<選句>である!!
 <選句>は相互評価であり、お気に入り表明である。
 
【私の選んだ名句ベスト3】

(5) はなびらを風にたゝまれ酔芙蓉 川崎展宏
(1) 遠花火寂寥水のごとくなり 富安風生
(7) 流燈や一つにはかにさかのぼる 飯田蛇笏

【次点】

(11) 三人に見つめられゐて西瓜切る 岩田由美

【選評】
・「風にたゝまれ」の景が目に浮かぶ。今度見たらきっとこれ思い出すにちがいない。
・「音」の遠近法!?おみごと。
・まさにあるあるの「景」がみごとに詠まれている!!

・日常の「景」は、いっきょに風物誌になる。

▼<俳句修業>の究極のお薦めは<句会>だ!!
 とくにオンライン<句会>は、私のような超初心者に絶対のお薦めだ。
 あなたも挑戦してみませんか。
 
●第60回オンライン句会「寅の日」8月例会案内!! 

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2025年8月(葉月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼猛暑のなか、8月(葉月)の「雲見」がはじまった。
 8月の「雲見」の予想の前に、7月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   2       
・巻雲   2  
・巻積雲  1  
・巻層雲  1      
・高積雲  0 
・高層雲  0  
・層積雲  2   
・積雲  19        
・層雲   0 
・乱層雲  2  
・積乱雲  2 

 7月で目立ったのはなんといっても「積雲」19「快晴」2である。
 7月の特徴はなんといってもこの「暑さ」である。 
 アメダスの「記録」を使って最高気温~最低気温をチェックする作業をやっぱりしてしまうのだった。
 ・「猛暑日」(>35℃) 22日!!
 ・「真夏日」  8日
 ・「夏日」   1日
 自分でカウントしていても驚いてしまった。
 これでは8月はどうなるんだろう!?
 気になるのは「暑さ」だけではなかった。「雨」の少なさである!!

▼2025年8月(葉月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まず前年の2024年8月の天気図を参考にしてみる。

◆日々の天気図 2024年8月 (気象庁)
・昨年もやっぱり暑かったんだ!!
・でも今年はそれ以上だ。「猛暑日」はいつまでつづくのだろう!?
・「雨」はいつごろ降ってくるのだろう。
・「台風」はどうだろう!?
・「もくもくシール」なにが増えてくるかな!?

▼「雲見」の旅 計画+「ふるさとの低山登山」(ふるさと巡検)は継続中!!
 やめる気はない。
 ただこの猛暑のなかだ無理はできない。継続するためにも

【2025年8月 「雲見」の旅・山】
・「動く大地」を科学するとセットで
・8月「雲見」の旅 は検討中!!

▼可能な「雲見」の旅もいろいろ制限されてきている。
 せめて、スケジュールだけでもという気持ちもある。

 「大気の物理学実験室」を水平移動すればどんな景が見えてくるのだろう!?
 垂直移動すれば!?

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本日(2025/08/01)、第417回オンライン「寅の日」!! #アインシュタイン #traday #寺田寅彦

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▼私の研究はいつも「無手勝流」だった。
 2025/07/31 03:54。
 真っ暗闇のなか、11号コガネグモの居たその土手に行ってみた。
 幸いまだ居てくれた!!
 急遽手に入れたブラックライトを当ててみた。
 飾り(隠れ帯)「X」の下半分とコガネグモ本体が浮かび出された!!
 初めての試みであり、ライトをもつ手とカメラをもつ手が安定しない。
 ぶれる!! これが限界だった。
 想定外の発見もした。夥しい昆虫たちがネットに集っていた!!
 やっぱり!?

▼本日(2025/08/01)は、第417回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマは、「アインシュタイン」だった。

 【8月テーマ】「寅彦とアインシュタイン」

 一回目の本日は、「アインシュタイン」を次回とに分けて読む。
 
◆本日(2025/08/01)、第417回オンライン「寅の日」!!

●「アインシュタイン」(1)(青空文庫より)

 
▼アインシュタインと寺田寅彦
・アルバート・アインシュタイン (1879.3.14~1955.4.18)
・寺田寅彦           (1878.11.28~1935.12.31)
 まさに同時代を生きた物理学者と言っていいだろう。
 アインシュタインが来日したのは、1922年(大正11)である。この文章はその前年に書かれたものである。
 寅彦がアインシュタインをどう見ていたかがよくわかる。

 「えらさ」という賞賛のコトバではじまっていた。

アインシュタインの仕事は少なくも大部分たしかに成効である。これについては世界中の信用のある学者の最大多数が裏書をしている。仕事が科学上の事であるだけにその成果は極めて鮮明であり、従ってそれを仕遂げた人の科学者としてのえらさもまたそれだけはっきりしている。

  これに反してアインシュタインの取扱った対象は抽象された時と空間であって、使った道具は数学である。すべてが論理的に明瞭なものであるにかかわらず、使っている「国語」が世人に親しくないために、その国語に熟しない人には容易に食い付けない。それで彼の仕事を正当に理解し、彼のえらさを如実に估価(こか)するには、一通りの数学的素養のある人でもちょっと骨が折れる。

 私など未だに…(^^;ゞポリポリ
 さすがは同時代を生きた物理学者・寅彦の解説は的を射ていた。
遠い恒星の光が太陽の近くを通過する際に、それが重力の場の影響のために極めてわずか曲るだろうという、誰も思いもかけなかった事実を、彼の理論の必然の結果として鉛筆のさきで割り出し、それを予言した。それが云わば敵国の英国の学者の日蝕観測の結果からある程度まで確かめられたので、事柄は世人の眼に一種のロマンチックな色彩を帯びるようになって来た。そして人々はあたかも急に天から異人が降って来たかのように驚異の眼(まなこ)を彼の身辺に集注した。

 病の根は電磁気や光よりもっと根本的な時と空間の概念の中に潜伏している事に眼をつけた。そうしてその腐りかかった、間に合わせの時と空間を取って捨てて、新しい健全なものをその代りに植え込んだ。その手術で物理学は一夜に若返った。そして電磁気や光に関する理論の多くの病竈(びょうそう)はひとりでに綺麗に消滅した。

 繰り返し読んでも、私にはなかなか追いつけない。

▼寅彦の賞賛のコトバはつづいていた。

 もう一つの予言はどうなるか分らないが、ともかくも今まで片側だけしか見る事の出来なかった世界は、これを掌上に置いて意のままに任意の側から観る事が出来るようになった。

これも一つのえらさである。あらゆる直接経験から来る常識の幻影に惑わされずに純理の道筋を踏んだのは、数学という器械の御蔭であるとしても、全く抽象的な数学の枠に万象の実世界を寸分の隙間もなく切りはめた鮮やかな手際は物理学者としてその非凡なえらさによるものと考えなければならない。

 一の内容については、まだまだ反芻作業が必要なようだ。
 二以降についてはこう言っている。
 それで私は有り合せの手近な材料から知り得られるだけの事をここに書き並べて、この学者の面影を朧気(おぼろげ)にでも紹介してみたいと思うのである。主な材料はモスコフスキーの著書に拠る外はなかった。要するに素人画家(しろうとがか)のスケッチのようなものだと思って読んでもらいたいのである。

 寅彦のスケッチ!!興味深いところである。

 一の内容については、前に紹介した

◆3か月でマスターするアインシュタイン(NHK)

 が面白い!!
 一ヶ月過ぎたが、まだ二ヶ月ある!! ぜひぜひ!!

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