2025年・「梅雨の空」を科学する(6) #梅雨 #梅雨前線 #Webテキスト #数値予報図 #鉛直P速度 #湿数 #上がるとザアザア
▼Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)をつづけよう。
と言いながらも少し自分でも迷っていた。
なんのために自分でもよくわかっていないことを繰り返し綴っているのだろう!?
自問自答しながらも、やっぱりつづけよう!!
次は
4 数値予報図~鉛直p速度~
を参照しながら、考えてみよう。
●極東850hPa 気温・風、700hPa 上昇流/ 700hPa 湿数、500hPa 気温予想図 ( 12時間毎)
を見ながら考えてみよう。
▼「鉛直p速度」!? 耳慣れぬコトバからはじまっていた。
ポンコツ頭はパニック寸前だった。
(1) 「鉛直p速度」は何をあらわしているのだろう。
a 単位は
b 「私たちは大気の海の底に暮らしている!!」
底(下)ほど 気圧は ( 高い)!!
上空(上)ほど 気圧は (低い )!!
アタリマエ!!
c 大気が「上がる」「下がる」ときで考えてみよう。
大気「上がる」→ 鉛直方向の気圧変化速度「鉛直p速度」 → 「 - 」
大気「下がる」→ 鉛直方向の気圧変化速度「鉛直p速度」 → 「 + 」
コトバは難しいが
ナルホド!!アタリマエすぎるほどアタリマエのこと!!
(2) 700hPa 上昇流の図では、上昇流の領域(鉛直 p 速度「-」域)は、縦縞の実線であらわしてある。
確認してみよう。
・上昇流のいちばん大きいところ(極)はどこにあるだろうさがしてみよう。
・反対に下降流のいちばん大きいところ(極)はどこにあるだろう。
▼おおざっぱにとらえて次に行こう。
(3) 今度は700hPa湿数、500hPa気温予想図 を見てみよう。
a 「湿数」とは
「湿数」=気温-露点
大気中の水蒸気の満腹度を示す!!
b 満腹の限界を越えてしまえば大気中の「水蒸気」ははみ出して「雲」になる!!
その臨界点が近いぞ!!
ということを予想天気図では明示してくれていた。
「湿域」=「湿数」<3℃
つまり湿っているところ!!
「雲」がとってもできやすいところ!!
予想天気図では、「湿域」は縦縞の実線で表示されている。
確認してみよう。
▼ここが、今回のメインだ!!
(4)「極東850hPa気温・風、700hPa上昇流」予想図における
●「鉛直P速度」→「-」→大気「上がる」→実線縦縞
「700hPa 湿数、500hPa気温」予想図における
●「湿域」=「湿数」(=気温ー露点)<3℃ →雲ができやすい→実線縦縞
ふたつ予想図の実線縦縞をザックリと見くらべてみよう!!
ここでもやっぱり
<上がるとザアザア 下がるとカラカラ>!!
予想図の時間を変えても言えるかな!?
(つづく)
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