「動く大地」を科学する(68) #動く大地 #現在進行形 #科学する #ふるさと巡検 #神前山 #播磨国風土記 #地質図表示システムNavi #付加体 #ジュラ紀
▼寺田寅彦は「神話と地球物理学」のなかで、神話について次のように言っていた。
われわれのように地球物理学関係の研究に従事しているものが国々の神話などを読む場合に一番気のつくことは、それらの説話の中にその国々の気候風土の特徴が濃厚に印銘されており浸潤していることである。(「神話と地球物理学」青空文庫より)
ならば私たちは『播磨国風土記』から何を読みとることができるのだろう!?
「磐座」
「巨岩信仰」
「荒ぶる神」とは
▼今度は神前山の山頂からの景を思い出しながらあの「地質図」を開いて見た。
シームレスにしておき、山頂から見えていた山々から移動して「神前山」
あたりにポイントをあてて見た。
▼「凡例表示」にしておくと次のように表示された。
「付加体」!!
形成時代: 中生代 前期ジュラ紀〜中期ジュラ紀 バッジョシアン期
岩石: 混在岩 前期-中期ジュラ紀付加体
これまでの「日光寺山」「住吉山」等と同じである。
▼これらを参考にさせてもらいながら、見える景の
「動く大地」の物語を編む!!
のだった。シロウトの私にはなかなか遠大なる作業であり、道は遠い。
しかし面白い!!
それは確かである。
さて、次はどの山へ!?
(つづく)
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コメント
楠田先生、大変ご無沙汰しております。鈴木勝浩です。昨日は、メッセージ、本当にありがとうございました。寺田寅彦の青空文庫、のぞいてみました。神話に、火山噴火による島の形成や、地震によると土地の隆起などとおもわれることが書かれているとのこと。驚きました。また、寺田は、諸外国の神話にも触れておられました。神話をあなどるなかれ!ですね。日本が島国であることにも、神話はふれておられるとのこと。どうして、神話の当時といいますか、その昔、島国があることを知っていたのかも驚きです。楠田先生、明日は春分の日ですね。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 鈴木勝浩 | 2025/03/19 16:38
鈴木勝浩さん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
いつもお世話になっています。寅彦の随筆読んでいただきありがとうございます。
ウェゲナーまで登場するのには驚きですよね。
寅彦の先駆性にも大いに学んでいきたいと思っています。
今は「ふるさと巡検」にはまっています。またいろいろ教えてください。<(_ _)>
投稿: 楠田 純一 | 2025/03/20 06:17