「動く大地」を科学する(56) #動く大地 #現在進行形 #科学する #ふるさと巡検 #日光寺山 #石灰岩 #頁岩 #チャート #付加体 #フズリナ #ペルム紀 #プレートテクトニクス

▼日光寺山を下りるときに見た頁岩
山を下りて見る日光寺山の景
沢にころがっている石ころ(岩石)
すべてが登る前とはちがって見えてくるが不思議だった。






▼今一度、「町史」を参考に「日光寺山」を見直してみよう。
まずは「加西層群」からだ。
加西層群 この地層群は加西市北条町から北へ約20㎞、東西方向へ約18㎞の三角形に近い形で分布する。そして岩相上からA、B、Cの三累層に区分される。これら累層のうち福崎町に分布するのはA、Cの2累層で、前者は市川の東岸に、後者は西側にみられる。
A層 最もよく観察できるのは日光寺山の参道沿いで、ここでは泥からなる頁岩、粘板岩(一括して泥岩と呼ぶ)が優勢で、それに砂岩、チャート、緑色岩のブロックやレンズをはさんでいる。またこのほか日光寺山山頂の峰続きの西側に緑色岩にはさまれた石灰岩が、やはり泥岩中に介在する。
そうその「石灰岩の採石場跡」らしきものを見たのだった。
▼それだけではなかった。
その石灰岩中から超有名な「フズリナ(紡錘虫)」の化石がみつかっていた。
「フズリナ」は、ペルム紀(古生代)に海の底でたい積した化石。
また周辺のチャートからは三畳紀とジュラ紀の放散虫の化石、頁岩からはジュラ紀の放散虫の化石がみつかっているという。
暖かい南の海でできた「石灰岩」、そして「フズリナ」
海底で堆積しつづけた放散虫→「チャート」
山はまるごと「化石」だった!!
それだけではなかった。
「石灰岩」「チャート」(放散虫)をプレートにのせて移動し、ジュラ紀(中生代)の終わりに大陸から運び込まれた泥(頁岩)に混ざって付加した!!これぞ付加体!?
シロウトが少し大げさに言えば
「日光寺山」は、プレートテクトニクスを具現化した山!!
▼今回、全面的に参考にさせてもらった本がある。
◆【お薦め本】『石と地層と地形を楽しむ はりま山歩き』(橋元 正彦著 神戸新聞総合出版センター)
である。この本では亀坪の日光寺参道入り口から登るコースが紹介されていた。
道脇の頁岩中に見られるチャートの岩塊の紹介もあった。
またぜひ再度登って見たい山である。
(つづく)


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