2025年1月(睦月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

▼寅日子先生(寺田寅彦)は、夏目漱石先生になんともストレートな質問をした。
「俳句とはいったいどんなものですか」と。
漱石先生の答えはこうだった。
その時に先生の答えたことの要領が今でもはっきりと印象に残っている。「俳句はレトリックの煎(せん)じ詰めたものである。」「扇のかなめのような集注点を指摘し描写して、それから放散する連想の世界を暗示するものである。」「花が散って雪のようだといったような常套(じょうとう)な描写を月並みという。」「秋風や白木の弓につる張らんといったような句は佳よい句である。」「いくらやっても俳句のできない性質の人があるし、始めからうまい人もある。」こんな話を聞かされて、急に自分も俳句がやってみたくなった。(「夏目漱石先生の追憶」青空文庫より)
▼さあ、今年も名句の鑑賞 より<俳句修業>にはげもう!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう。
(1) 濤が波押し上げてゐる淑気かな 本宮哲郎
(2) 青空にきず一つなし玉の春 一茶
(3) をりからの雪にうけたる破魔矢かな 久保田万太郎
(4) さまざまに世を捨てにけり歌かるた 綾部仁喜
(5) 松飾松は山よりたまわりぬ 小澤 實
(6) 飾り蝦嶄然として歯朶の中 内藤鳴雪
(7) 福寿草ひらきてこぼす真砂かな 橋本鶏二
(8) 鏡餅ひらくや潮の満ちきたり 林 徹
(9) 金星の生まれたてなるとんどかな 大峯あきら
(10) 手を膝にのせかまくらの客となる 小原啄葉
▼今年も勝手なシロウト<選句>である!!
名句ばかりだから、<選句>の作業も迷うばかりだ。
それがまたけっこう楽しいもんなんだ。
【私の選んだ名句ベスト3】
(9) 金星の生まれたてなるとんどかな 大峯あきら
(7) 福寿草ひらきてこぼす真砂かな 橋本鶏二
(2) 青空にきず一つなし玉の春 一茶
【次点】
(10) 手を膝にのせかまくらの客となる 小原啄葉
【選評】
・今の「金星」を見ればうんとなっとくできる名句だ!!
・「ひらきてこぼす」の景が見えてくる。おみごと!!
・冬晴れの景を一茶はこう詠むか。さすが一茶!!
・「手を膝にのせ」から見えてく景は、なんと多くを語ることか!?
▼漱石先生もびっくりの<選句>かも知れない。
それが許されるのが「俳句の世界」の面白いところだ。
究極の<俳句修業>は、やはり「句会」参加だ。
オンライン句会なら、今すぐでも
| 固定リンク
« 2025年1月(睦月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール | トップページ | 「動く大地」を科学する(49) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #地形図 #Webページ »


コメント