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第52回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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不思議なことには、ほとんど風というほどの風もない、というのは落ちる葉の流れがほとんど垂直に近く落下して樹枝の間をくぐりくぐり脚下に落ちかかっていることで明白であった。なんだか少し物すごいような気持ちがした。何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。(「藤の実」青空文庫より

 寅日子先生のみごとな観察眼だ!!
 この<瞬間>を目撃したくて、今、吟行のときには4本の銀杏の樹に注目して観察をつづけている。
 まだそのときは訪れていない!!

▼「自然観察」と「俳句」。
 アタリマエだが深い関係があった!!
 寅日子先生の観察眼に学びながら、俳句修業をつづけたい。
 それを具現化したのがオンライン句会「寅の日」!!

▼今年最後のオンライン句会「寅の日」の案内をあげておく。

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第52回オンライン句会「寅の日」12月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2024年12月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2024年12月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2024年12月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼12月は、「寅彦忌」の月でもある。
 「牛頓」(ニュートン)賞、「藪柑子」賞の投句もでてきたらうれしいな。
 あなたも身の回りの「自然観察」をして、「俳句」に挑戦してみませんか。

 オンライン句会「寅の日」はあなたの参加をまっています。

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「ひょうご鉄ものがたり」は面白かった!! #兵庫県立歴史博物館 #たたら製鉄 #千種鉄 #天児屋鉄山跡

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▼兵庫県立歴史博物館でたいへん興味深い特別展があった。

◆特別展「ひょうご鉄ものがたり」(兵庫県立歴史博物館) 

 開催期間ぎりぎりに訪ねた。
 行きたいと行きたい思いながらぎりぎりになってしまった。
 やっぱり最高に面白かった!!

▼特別展の展示を見せてもらいながら、私の「鉄ものがたり」をふりかえる機会にもなった。
 
●天児屋たたら公園(たたらの里学習館)に行った!!

 私が「鉄づくり」に興味をもったはじまりの地でもあった。

▼見せてもらった「たたら製鉄」のビデオは貴重なものだった。
 思い出すのはやはり「出雲」のことだった。

●出雲へ「雲見」&ヒガンバナ&「たたら」の旅(1)
●出雲へ「雲見」&ヒガンバナ&「たたら」の旅(2)

 「和鋼博物館」「たたら村」もなつかしい思い出だった。
 私の「鉄ものがり」の旅はまだ終わってはいなかった。

▼「鉄」言えば忘れられない場所があった。
 
◆『むらの鍛治屋』

 「むらの鍛冶屋」さんお元気かな!?

 私の「鉄ものがたり」はまだまだ終わりそうにない。

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【Web更新11/24】24-47 オンライン「寅の日」等 更新!!

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まつすぐに巡り来たるや花八手 24/11/23撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】24-47
週末定例更新のお知らせ
 11月最後の週末定例更新である。
 どこかこころ忙しい師走の風が吹き始めた。
 少し意識して
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2024 更新 花八手
 大幅にヤツデの樹の枝を切った。
 それにもかかわらずたくましヤツデの花が咲き始めた!!
 冬の青空にみごとである。
 ハエ・アブたちが一挙に集合してきた!!
 どんなシグナルを発したのだろう!?

◆オンライン「寅の日」更新 !!
 12月テーマは「寅彦と気象」だ。
 寅彦の「センス・オブ・ワンダー」に大いに学びたいものである。
 寅彦忌の「日本人の自然観」からも

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【理科の部屋】32年目の取り組みが始まっている。
 理科教育コミュニティの「不易流行」を

◆【ヒガンバナ情報2024】 更新!!
 今年最後になるだろう「自然結実」ヒガンバナ群生地めぐりをした。
 早合点した結論を急ぐ必要はなすが、やっぱり「ふしぎ!?」だ。
 ヒガンバナに何がおこっているのだろう。
 
 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから34週目である。
 冬の「観察池」!!
 観察したいの何!?

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2024年・「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2024/11/20) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼「自然結実」ヒガンバナ記念日から一週間がたっていた。
 今年のヒガンバナ開花は、だいたい2週間遅れと思っていた。
 それでもうかうかしていたら、もう師走が近い。
 おもいきって、「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りにでかけた。(2024/11/20)
 巡ったコースはこれまでと同じく3ヶ所である。

【安富】→【夢前】→【福崎】の順番にめぐった。

▼まずは【安富】だ。
【安富】
・何と言ってもここが群生地を最初に「発見」した場所であり、ここがすべての「原点」でもある。(2013.11.13)
・西の畦はすっかり<葉の季節>にシフトしていた。
・西の畦でかろうじて倒れかけた花茎を一本だけみつけた。
・はじめての「その場所」から1mばかり離れたところに2本の花茎が倒れかけていた。
・その花茎の先には、子房部のふくらんだ「自然結実」が…!!
・「自然結実」がみられた花茎は、西東あわせて6本だった。
・今年は、「種子」を回収し、実生実験の予定はないが、「水栽培」のサンプルに2本の花茎を採集した。

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▼次は【夢前】だ。
【夢前】
・定点観測地の周辺もふくめて、すっかり<葉の季節>だった。
・かなり入念に観察してみたつもりだが、「自然結実」した花茎はみつからなかった。
・ただひとつだけ「自然結実」した実を発見!!。
・なんとその実は、かじられていた!?誰だかじったのは!?
・あのヨトウかな!?

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▼最後が【福崎】だった。
・道路をはさんでの定点観測地、南側も北側もすっかり<葉の季節>だった。
・いくら見ても、南の畦では、まったく見られなかった。
・北の畦でかろうじて一株のみ「自然結実」がみられた!!
・なんと北の畦では、「遅れん坊」ヒガンバナが数本咲いていた!!
・ここでもみごとにかじられた実を1個みつけた。

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 家に帰って、安富で採集した「自然結実」花茎をサンプルとして「水栽培」に入った。

 今回の群生地巡りからの結論としては、これまでの「自然結実」ヒガンバナ群生地での「自然結実」は少ない!!
 そのかわり、これまでにあまり観察されなかった場所での「自然結実」は多い!!
 私の観察したかぎりでは…!!

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【祝】本日(2024/11/23)、【理科の部屋】は満31歳に\(^O^)/ #理科の部屋 #日本理科教育史 #理科教育コミュニティ

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▼本日(2024/11/23)は、【理科の部屋】の誕生日である。

●1993年11月23日 NIFTY-Serve教育実践フォーラム【理科の部屋】開設!!

 なんと「パソコン通信」時代の話である。
 従って、本日で
【理科の部屋】は満31歳になる!!

▼【理科の部屋】とは!?
 に応えて次なる拙文を残していた。

◆情報は発信するところに集まる~【理科の部屋】とは~

 「情報は発信するところに集まる」は当時の私たちの合い言葉だった。
 もちろん今も有効であると思っている!!

▼思えばずいぶん遠くへきたものだ。
 「30年史」を見ていてもわかるが、その歩みは「ネットの歴史」とともにあった。
 現在進行形の【理科の部屋】としては

◆Facebook版【理科の部屋】

 がある。

▼どこまでも理科教育コミュニティの「不易流行」を追い続ける存在でありたいものだ。
 31歳の誕生日を祝いながら願うのだった。
 
 理科教育コミュニティの「不易流行」を!!

 ホンモノの「流行」は、「不易」を内包する!!
 ホンモノの「不易」は、「流行」を創造する!!

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本日(2024/11/22)、第395回オンライン「寅の日」!! #地図をながめて #traday #寺田寅彦

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▼「地形図」と聞いて、すぐさま思い出すコトバがあった。
●地形図は「YMT47」!
 FYAMAP(「山と展望と地図のフォーラム」)の今は亡き田代博さんが、自著『地図がわかれば社会がわかる』(田代 博著 新日本出版社)で語っていたコトバだ。
 ナルホドと思った。
 

●地形図は「YMT47」!
 何事にもキャッチコピーが必要です。私は地形図を「YMT47」と名付け、普及(啓発)活動をしています。 「Y」は安い、「M」は持ち運べる(ミウラ折りができる、もかねている)、「T」は高さが読める(等高線がある、も可)です。「47」は、47都道府県、つまり全国を網羅していることを意味しています。(同書p46より)

▼本日(2024/11/22)は、第395回オンライン「寅の日」である。
 11月のテーマは、「寅彦のツール」である。

【11月テーマ】「寅彦のツール」

 本日はその二回目として、「地図をながめて」を読む。
 ツールとして地図(地形図)を、寅彦がどう語っているのか楽しみである。

◆本日(2024/11/22)は、第395回オンライン「寅の日」!!

●「地図をながめて」(青空文庫より)

▼田代さんが生前、この「地図をながめて」を読むことを薦めてくださっていた理由がわかるコトバがつづいていた。

「当世物は尽くし」で「安いもの」を列挙するとしたら、その筆頭にあげられるべきものの一つは陸地測量部の地図、中でも五万分一地形図などであろう。一枚の代価十三銭であるが、その一枚からわれわれが学べば学び得らるる有用な知識は到底金銭に換算することのできないほど貴重なものである。

 それだけの手数のかかったものがわずかにコーヒー一杯の代価で買えるのである。

しかし「地図の言葉」に習熟した人にとっては、一枚の図葉は実にありとあらゆる有用な知識の宝庫であり、もっとも忠実な助言者であり相談相手である。
 今、かりに地形図の中の任意の一寸角をとって、その中に盛り込まれただけのあらゆる知識をわれらの「日本語」に翻訳しなければならないとなったらそれはたいへんである。等高線ただ一本の曲折だけでもそれを筆に尽くすことはほとんど不可能であろう。それが「地図の言葉」で読めばただ一目で土地の高低起伏、斜面の緩急等が明白な心像となって出現するのみならず、大小道路の連絡、山の木立ちの模様、耕地の分布や種類の概念までも得られる。

 こう言われて、「地図の言葉」の習熟を決意した日もあったが、なかなかままならぬまま今日になってしまっていた。(^^;ゞポリポリ
▼寅彦はこの「ツール」をこなしていたようである。
 さすがである!!徹底していたようだ。
 自分は汽車旅行をするときはいつでも二十万分一と五万分一との沿線地図を用意して行く。遠方の山などは二十万分一でことごとく名前がわかり、付近の地形は五万分一と車窓を流れる透視図と見比べてかなりに正確で詳細な心像が得られる。しかしもし地形図なしで、これだけの概念を得ようとしたら、おそらく一生を放浪の旅に消耗(しょうもう)しなければなるまい。

 いろんなところに配慮・提言できるのも寅彦の魅力だろう。
 自分はずっと前からこの世に知られていない文化の貢献者を何かの機会に世間に紹介したいという希望をもっていた。そうして当局者の好意で主要な高山における三角点の観測者の名前とその測量年度を表記したものを手にすることができた。

私は読者の中で国家百年の将来を思う人々があらば、どうかこういう国家的にも世界的にも意義の深い仕事に有形無形の援助を惜しまれないようにこの機会をかりて切望する次第である。

 さあ、今からでも私にもできる「地図」とのつきあい方は!?
 「地図」の楽しみ方は!?

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2024年12月のオンライン「寅の日」は #寅彦と気象 #traday #寺田寅彦

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▼私たちは「大気の物理学実験室」で暮らしている!!
 この表現が私は好きだ。
<天気の変化><気象><季節の移り変わり>等などはすべて、この「実験室」でのできごと。
 そう考えると、物理学者・寺田寅彦の気象関係の随筆の数々も納得いくのである。

▼2024年12月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 12月は物理学者・寺田寅彦が「大気の物理学実験室」を語った随筆を読みたい。

【12月テーマ】「寅彦と気象」

 2024年12月のオンライン「寅の日」は、寅彦忌の特番を含めて4回ある。

■2024年12月のオンライン「寅の日」!!
◆第396回オンライン「寅の日」 …12/04(水)
◆第397回オンライン「寅の日」 …12/16(日)
◆第398回オンライン「寅の日」 …12/28(土)
◆第399回オンライン「寅の日」 …12/31(火)

▼「気象」関係の随筆3つをあげた。
 まずは定番中の定番、「茶わんの湯」である。
 そして、<冬の季節>を意識して
・「伊吹山の句について」
・「凍雨と雨氷」
 を読むことにする。
 また寅彦忌(12/31)の特番は、例年のように「日本人の自然観」を読む。
 これもまた「気象」と関係していた。アリガタイ

■2024年12月のオンライン「寅の日」!!

◆第396回オンライン「寅の日」 …12/04(水)「茶わんの湯」(青空文庫より)

◆第397回オンライン「寅の日」 …12/16(日)「伊吹山の句について」(青空文庫より)

◆第398回オンライン「寅の日」 …12/28(土)「凍雨と雨氷」(青空文庫より)

◆第399回オンライン「寅の日」 …12/31(火)「日本人の自然観」(青空文庫より)


▼せっかくオンラインで読むのだから、多くの人の読み方、感想、意見と出会えるとうれしいな。
 よろしくお願いします。
 そして、今年の最後が第399回ということは、来年(2025年)の最初は、記念すべき第400回(2025/1/9(木))である。
 第400回記念企画を考えているところです。
 こちらもご意見よろしくお願いします。

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【お薦め本】『インターネット文明』(村井 純著 岩波新書)

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▼【理科の部屋】は、1993.11.23にスタートしました。
 創設されて間もないころのひとつの人気企画として、【オンライン学習会】というのをやっていました。一冊のきめられた本をテキストとして、オンラインで意見交換をしたりして、学び合うという画期的な企画でした。
 遠く離れた人たちとも時空を超えて楽しく自由に学び合える雰囲気が最高でした!!
 その第4期は1996年4月~9月の半年でした。
 選んだテキストは
〇『インターネット』(村井純著 岩波新書 1995.11.30 )
でした。そこから実に多くのことを学んできました。

▼それからほぼ30年の月日が経った。
 その『インターネット』の著者である村井純氏=「インターネットの父」が最新刊を出されたという。ずっと気になっていた!!

◆【お薦め本】『インターネット文明』(村井 純著 岩波新書 2024.9.20)

 そして、読んでみた。
 やっぱり面白かった。わかったつもりになっていただけで、読んでみてはじめて知ることも多かった。これはぜひ【お薦め本】としてあげておきたいと思った。
 例によって、お薦めポイント3つを先に挙げておく。
  
(1)インターネットの「現在地」がわかる!!
(2)インターネットの「これから」が見えてくる!!
(3)私とインターネットを考えるヒントがここにある!!

▼ではひとつずついきましょう。
(1)インターネットの「現在地」がわかる!!
少し長くなりますが、前著『インターネット』の最後をこのようにしめくくりました。

 われわれは「北風と太陽」と言ってきました。「こういうものを使わなければ困ったことになるぞ」と、強迫観念を与えてものごとを推進していこうというのは、いわば『イソップ物語』でいう「北風」です。そうではなくて、「こんなによいことが起こるのだ、こんなに有効なものなのだ」と、まずコンピュータ・サイエンスの分野が成果を示し、そしてほかの分野を動かしてきたのです。
 「太陽」のやりかたというのが、インターネットのいいまでの発展を支えてきたのではないか、これからもインターネットはそのような形で発展していくのではないかと思っています。(『インターネット』P205より)

  それから約30年!!
 本書では「文明」としてのインターネットをこう語っています。
 インターネットのある世界を一度でも味わった人は、それ以前の世界にはもう戻れません。「文明」の恩恵は、そこに属するすべての人にあまねく行き渡り、それによって、私たちの暮らしが、私たちを取り巻く世界が、根本から変わってしまう。インターネット以前とインターネット以後は、まるで別世界です。それこそが、インターネットが「文明」たるゆえんなのです。
 もうひとつのパラダイムシフトが、人をつなぐたために発展してきたインターネットは、もはや、人だけでなくモノをもつなぐということです。(同書P20より)

 インターネットの開発には、常にそのようなところがあります。なぜならインターネットは、第1章で述べたように、人間の創造性と夢と課題の解決をするための挑戦のプラットホームなのですから、それがインターネット文明なのです。つまり、人間をリスペクトして、人間に期待をするという意味では、5Gやそのあとのモバイルサービスの世界の本当の実力は、それを前提にした社会が整った先から出てくるのです。(同書P76より)

 著書のタイトルが象徴的です。
 約30年で『インターネツト』から『インターネット文明』へと進化・深化したのです。
 最前線の現場で活躍しつづけてきた「インターネットの父」のコトバはわかりやすく説得力を持っています。
 意味もわからず「聞きかじっていた言葉」がつながり、「そういうことだったのか!!」とはじめて知ることも多かったです。
 インターネットの「現在地」がわかってきます。

▼次にいきます。
(2)インターネットの「これから」が見えてくる!!
 インターネットの「これから」についても示唆的な文言が多いです。

その結果、経済という従来の評価軸に加えて、我々の命や、我々が暮らす社会、あるいは、我々を取り囲む環境に対してどのようにコミットメントできるのかという評価軸が重要にとなってきました。「人」軸、「社会」軸、「環境」軸のインターネットの登場です。(同書P225より)

 公共的なことに対する信頼感、安全・安心な取り組み、他者に対するリスペクトと思いやり。何らかの手を打ったときに、それが一部の人だけでなく、すべての人に行き渡り、全員がその恩恵を享受できる仕組みづくり。
 こうした点は、地球全体のサステナビリティを考えていくときのヒントとなるはずで、日本のリーダーシップが望まれる部分だと思います。(同書P234より)

 日本のいや世界のインターネットを牽引してきた人ならではの貴重な提言もあります。
 さらに50年後のインターネツトをにらんで、このようにも言っています。
 そのときに指針となるのが、インターネットにとっては「生命と地球のために」という視点です。このふたつを根本的な使命として、インターネツトガバナンスを考えていかなければいけません。それが、インターネットをひとつに保つ秘訣なのだと思います。
(同書P244より)


(3)私とインターネットを考えるヒントがここにある!!
 実は私の最大のお薦めポイントはここです。
 著者は、今度の『インターネット文明』の最後をこうしめくくりました。

 インターネットを構築してきた私たちが、どのような思いで設計と運用に取り組んできたのかを執筆した岩波新書の『インターネット』から約三〇年を経て、当時の理想としていた「すべての人のためのインターネット」がほぼ実現することとなりました。その前段となる研究活動から、現在に至る過程に専門家として関わってきた対象を、改めて「インターネット文明」として捉えた本書が、少しでも現在と未来を構築する方々のお役に立てばこれ以上の喜びはありません。(同書P247より)

 さあ、ここからは私たちの番です。
 今一度、「私とインターネット」の現在と未来を考えてみましょう。
 ひとりひとりのインターネットへの関わり方はちがいます。
 だから「課題」も多種多様で異なります。
 しかし、
 その「課題」解決向けたヒントは必ずここにあります。

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【Web更新11/17】24-46 【ヒガンバナ情報2024】等 更新!!

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寒暖の落差厳しや枯芙蓉 24/11/16撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】24-46
週末定例更新のお知らせ
 あと2週間もすれば師走である。
 やっておきたいこと山積みだ!!
 できなかったことカウントするより、できたことカウントしよう。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2024 更新 枯芙蓉
 みごとな芙蓉の残像を残しながらも、いつのまにやら冬支度の枯芙蓉だ。
 芙蓉の方が律儀に<季節>を前に進めているのかも知れない。
 急転直下<冬>がやってくる。

◆【ヒガンバナ情報2024】更新!!
 こんな時期にヒガンバナ!?
 ちがう。植物「ヒガンバナ」の観察は今こそである!!
 <葉の季節>を迎えているヒガンバナ群生地に行ってみよう。
 まだ緑を残し、直立している花茎はないだろうか。
 みつけたらその花茎の先端に注目してみよう。きっと!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 たった4粒の「種子」から出発した子規庵の糸瓜!!
 6年目の今年も収穫した。
 「ヘチマタワシ」と「種子」が楽しみだ。


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから33週目だ。
 すっかり枯れてしまった葉を見ながら、地下の蓮根を想像してみるのだった。
 来年の春が楽しみである。

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子規庵の糸瓜(6年目)を収穫した!!(2024/11/13) #子規庵 #糸瓜

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▼小春日の続く一昨日(2024/11/13)、やっと子規庵の糸瓜(6年目)を収穫した!!
 採取した糸瓜をならべてみた。
 これだけでなかなか圧巻であった!!

・まだ緑を残すもの 14本 (大5 42㎝~25㎝、 小9 20㎝~10㎝)
・もう枯れたもの 10本(大9 47㎝~27㎝、小13㎝)

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▼現段階で花から実になろうとするもの、まだまだ緑を残したもの、すっかり枯れきったもの等をゆっくり観察しなからこの半年をふり返ってみた。

・「子規庵の糸瓜」6年目の種子を蒔いた!!(2024/05/03)
・子規庵の糸瓜(6年目)を植え替えた!!そして…(2024/05/30)
・子規庵の糸瓜(6年目)は順調にのびてきた!!(2024/07/10)

 そして、子規忌(9/19)には充分間にあわせることができたのだった。

▼今年は植木鉢、プランタンで育てるのから、露地植えに変更して2年目。
 同じ場所だつたので、土地も少しやせてきたのか、最初の育ちはいまひとつだった。
 水やりも不十分だったのかもしれない。
 しかし、途中からうんとたくましく育ってきた。

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▼やり残したことがいくつかある。
 最後につるを切ったとたん水があふれるように出てきた。
 今年も「ヘチマ水」を採るのを忘れていた。来年こそ!!
 2カ所への再訪もできるだけはやく実現したい。

・子規庵
・松山市立子規記念博物館

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本日(2024/11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!! #自然結実ヒガンバナ #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

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▼今年もいつもの散策道で、いくつもの「自然結実」したヒガンバナをみつけていた。
 ごくごくアタリマエに!!
 ふくらんだ子房部から、まだ真っ黒な「種子」は顔を出していなかった。
 やっぱり例年にくらべ、「猛暑」の影響で遅れているのだろうか!?

▼そう!!11年前のその日のことを「記録」していた。

●ついにみつけたぞ!!ヒガンバナの自然結実!! #higanbana (2013/11/13)

 読み返してみるとその日の「感動」が蘇ってくるのである。
 ダカラ 11/13 !!
 本日(2024/11/13)は、「自然結実」ヒガンバナ記念日!!

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▼そのときの花茎も「標本」にして保存していた。
 花茎は5本あった。

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▼不思議なもので、「その日」を機に毎年次々と「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけることになるのであった。
 これ以降は、「自然結実」ヒガンバナの花茎をみつけたら採集し、家で「水栽培」することにした。
 「水栽培」中の花茎から、やがて完熟「種子」がこぼれ落ちる、それを回収してきた。
 毎年これを繰り返してきた!!
 これ以降の「歴史」を少しふりかえっておく。

【2013年】10個以上正確には不明 「安富」群生地「発見」で喜んでしまい散逸

【2014年】30個 「夢前」群生地発見、「安富」群生地なし

【2015年】69個 「福崎」群生地発見、「福崎」63個が目立つ

【2016年】73個 再び「安富」33個が目立つ

【2017年】31個 「福崎」20個が目立つ 

【2018年】34個 「夢前」0個が目立つ

【2019年】530個 やっぱり「異常」としか!!

【2020年】16個 これは2019年の反動か!?  

【2021年】823個 過去最高の驚異的な個数である。ヒガンバナに何が!?

【2022年】59個  「安富」2個+「夢前」3個+「福崎」30個+「その他」24個 =59 個 !!群生地巡りができなかった。

【2023年】 未採集・回収!!(群生地巡りができない。残念!!)

 今年も、「自然結実」ヒガンバナの花茎採集、花茎の「水栽培」はやっていない。
 もっぱら野外観察中心としたいと思っている。
 予想に反して、今年は「自然結実」ヒガンバナを頻繁に見かけるような気がする。
 完熟「種子」が顔を出すのはいつだろう!?

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2024年・実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2024/11/11) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼やはりこちらも雑草でいっぱいだった。
 「出葉」に注意しながら、雑草をとりのぞいた。
 あれっ!?
 不思議なことに気づいた。
 葉が思っていた以上によく伸びていた。最高は19㎝まで 
 もっとも不思議だったのは、
 昨年の段階で「出葉」していなかった【夢前】で採集した「種子」からも「出葉」していたことだ。

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▼今一度、これまでの経緯をふりかえっておこう。

●2022年秋・「安富」「夢前」「福崎S」で59個の「種子」を手に入れる。

●2023年春・59個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(2023/03/21)

●2023年初夏・実生ヒガンバナ(2022年採集分)は今!!(2023/06/05) 「発芽・発根」

●2023/10/25現在の「出葉」しているものは
 【安富】1+【福崎S(散歩道)】7= 8
 現段階(2023/10/25)の出葉率は 8/59×100= 13.5 %

▼そして、昨日(2024/11/11)段階で「出葉」しているものは

 【安富】1+【夢前】1+【福崎S(散歩道)】9= 11
 現段階(2024/11/11)の出葉率は 11/59×100= 18.6 %

なんと「出葉」しているものは3つも増えているのだ!!

▼実生ヒガンバナの実験はまだまだわからないことばかりだ。
 自由に動けなくなった今は
 継続している実験を観察し続けるのみだ!!

日本のヒガンバナは3倍体で、「種子」をつくらない!?
 ほんとうかな!?

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【Web更新11/10】24-45 【ヒガンバナ情報2024】等 更新!!

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ビッグバンの宙のごとく柘榴哉 24/11/08撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】24-25
週末定例更新のお知らせ
 たしかに<季節>が前に進んできたと感ずる。
 <季節>を感じるレセプターとは!?
 それは<科学>だろうか!?

 小さな小さな「目標」をたてて
 一週間 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2024 更新 柘榴
 ずっとずっと柘榴をねらっていた。
 今年の柘榴の実は小ぶりながら、たくさんなっていた。
 青空をバックに、宇宙の開闢(ビックバン)のごとく炸裂するのを待っていた。
 写真におさまるころあいのものを待っていた。
 ところが先日の強風でねらっていたもののほとんどが落ちてしまった!!
 しかたない、それを撮った。

◆【ヒガンバナ情報2024】 更新!!
 こんな時期にヒガンバナ三昧の一週間だった。
 「種子」から育てる実生ヒガンバナ実験!!
 ながいながいシロウトの無手勝流実践だった。
 「結果」まではまだまだ長い道のりなのかも知れない。
 メンデルが修道院の庭でエンドウを育て続けたのは何年間だったかな!?

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 『新編 空を見る』は、これからも名著中の名著でありつづけるだろう。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマは「寅彦のツール」だ!!
 オンライン「寅の日」は、記念すべき第400回が近い。
 記念企画を検討したいところだ。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから32週目である。
 枯れ葉にもなかなか趣のあるものである。
 小さなマイビオトープには…。

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本日(2024/11/10)、第394回オンライン「寅の日」!! #カメラをさげて #traday #寺田寅彦

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▼我が家のフジバカマが、今年も訪問者がないまま枯れていきそうだ!!
 少し淋しい。
 あの旅する蝶・アサギマダラが一度だけ訪れてくれた年がある。
 感動した!!そのときの「記憶」もだんだんうすれてきていた。
 しかし、カメラの画像はしっかり「記録」してくれていた。
 アリガタイ!!

▼本日(2024/11/10)は、第394回オンライン「寅の日」である。
 11月のテーマは、「寅彦のツール」である。

【11月テーマ】「寅彦のツール」

 本日はその一回目として、「カメラをさげて」を読む。
 「記録」のツールとしてカメラを、寅彦がどう語るのか 楽しみである。

◆本日(2024/11/10)は、第394回オンライン「寅の日」!!

●「カメラをさげて」(青空文庫より)
 
▼寅彦の随筆は、いつも時代を超えてズバリ響いてくるから好きだ!!
 冒頭からこうはじまっていた。

しかし写真をとろうという気で町を歩いていると、今までは少しも気のつかずにいたいろいろの現象や事実が急に目に立って見えて来る。つまり写真機を持って歩くのは、生来持ち合わせている二つの目のほかに、もう一つ別な新しい目を持って歩くということになるのである。

 続けてこうである。思わず納得してしまうのである!! (゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン
それだけに、なろう事ならその限られた長方形の中に、切り捨てた世界をもいっしょに押し縮めたようなものを収めたくなるのである。

少なくも自分の場合には何枚かの六×九センチメートルのコダック・フィルムの中に一九三一年における日本文化の縮図を収めるつもりで歩くのであるが、なかなかそううまくは行かない。しかしそういうつもりで、この特別な目をぶらさげて歩いているだけでもかなり多くの発見をすることがある。
 
 鳥羽僧正(とばそうじょう)の鳥獣戯画なども当時のスポーツやいろいろの享楽生活のカリカチュアと思って見ればこの僧正はやはり一種のカメラをさげて歩いた一人であったかもしれない。

 同感デアル!!

▼寅彦の文章が説得力をもつのは、この的確な「美しい」表現故かも知れない。

多くの日本人の観光客はそのほかにおまけとして山水の美の中から日本人らしい詩を拾って歩くであろう。そうして、もう一つのおみやげには思い思いのカメラの目にアルプスの魂を圧縮して持ち帰ろうとするであろう。

こういう風景国日本に生まれた旅客にカメラが欠くべからざる侶伴(りょはん)であるのも不思議はないであろう。

 そして、こうまとめてくれる。
 親譲りの目は物覚えが悪いので有名である。朝晩に見ている懐中時計の六時がどんな字で書いてあるかと人に聞かれるとまごつくくらいであるが、写真の目くらい記憶力のすぐれた目もまた珍しい。一秒の五十分の一くらいな短時間にでもあらゆるものをすっかり認めて一度に覚え込んでしまうのである。
 その上にわれわれの二つの目の網膜には映じていながら心の目には少しも見えなかったものをちゃんとこくめいに見て取って細かに覚えているのである。

 手持ちのカメラがなんとも愛おしく思えてくるのだった!!
 今回は、内容もさることながら寅彦の名随筆を存分に堪能してみよう。

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2024年・実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2024/11/08) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験


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▼2021年に採集・回収したヒガンバナの「種子」はなんと823個あった!!

●2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(7) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

▼これらの「種子」を使っての実生実験の現段階までの展開をふりかえっておこう。

●2022/03/15 2021年に採集・回収した823個の「種子」を使った実生実験を開始する!!

●2022/07/29現在、「発芽・発根」した種子の総合計199個である!!
 現段階の暫定発芽率は 199/823×100= 24.2%
 【安富】にいたっては 69/208×100= 33.1%

●2022/10/21現在、「出葉」まで達した種子の総合計39個である!!
 現段階の暫定出葉率は 39/823×100=4.7%
 「発芽・発根」したもののうちでは 39/199×100= 19.6% 

●2022/12/12現在、「出葉」まで達した種子の総合計48個である!!
 現段階の暫定出葉率は 48/823×100=5.8%
 「発芽・発根」したもののうちでは 48/199×100= 24.1%

●2023/02/09現在、「出葉」まで達した種子の総合計50個である!!
 現段階の暫定出葉率は 50/823×100=6.1%
 「発芽・発根」したもののうちでは 50/199×100= 25.1%

●2023/10/24現在、「出葉」まで達した種子の総合計29個である!!
 現段階の暫定出葉率は 29/823×100=3.5%
 「発芽・発根」したもののうちでは 29/199×100= 14.5%

▼昨年の観察より一年以上がたっていた。
 育苗ブロックケースはすっかり雑草に覆われていた!!
 「出葉」に注意しながら、雑草をとりのぞくのに半日を要した。とんでもない作業だった!!

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▼昨年「出葉」をチェックしていたものを中心に観察してみた。
 群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。
 
【安富】(出葉数5)
・草むらのなかでも、しっかり「出葉」しているのに驚く!!
・最長は14㎝程度である。
・4枚も「出葉」しているものがあった!!(7~10㎝)
・昨年「出葉」が見られたものは、今年も、全て見られた!!

【夢前】(出葉数0)
・今年も「出葉」したものが、見られなかった!!

【福崎】(出葉数16)
・やはりここが圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。意味することは!?
・ほとんどが複数枚「出葉」していた。最高は4枚だった。
・葉の長さはおおむね10~20㎝であった。
・昨年とまったく同じものが「出葉」をしていた。

【その他】(出葉数9)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・ここもまた多くが複数枚「出葉」していた。
・葉の長さは10~22㎝と伸びていた。
・昨年「出葉」が見られなかったものが、今年2つあらたに見られた。
・逆に昨年見られたのに今年見られないものが1つあった。
・トータルで、昨年より+1である。

▼昨日(2024/11/08)段階での「出葉」総合計は次のようになった。

●2024/11/08現在の「出葉」総合計=【安富】5+【夢前】0+【福崎】16+【その他】9=30

 3年目の「出葉」は、2年目+1である!!
 
●2024/11/08現在、「出葉」まで達した種子の総合計30個である!!
 現段階の暫定出葉率は 30/823×100=3.6%
 「発芽・発根」したもののうちでは 30/199×100= 15.0%

 昨年とほぼ同じものが「出葉」してきている。このアタリマエにいたく感動するのだった。
 大きな植木鉢への植え替えも検討しなればならないのかも!?
 これからの展開がますます楽しみである!!

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2024年・実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2024/11/07) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼2019年の秋に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナの「種子」は530個。
 その「種子」を使った実生実験をはじめたのは2020年の春からだった。
 今年は、それから5年目であった。
 今年も<葉の季節>には「出葉」してきたいた。

▼「自然結実」ヒガンバナの群生地ごとにに実生実験をしていた。
 2024/11/07に観察した報告をする。

 まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所からだ。
 ヤツデの落ち葉の清掃でたいへんだった。

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【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。(17㎝、22㎝)
・育苗トレーからのものは2枚が「出葉」。(9㎝、13㎝) 
【夢前】
・「出葉」している鉢は、これまでとかわらず3鉢である。
・一鉢は、1枚の葉がよく伸びてた。(20㎝)
・一鉢は、3枚の葉が伸びていた。(9~11㎝)
・一鉢は葉が4枚ものびてきていた。(20~24㎝)
・昨年にくらべると葉はずいぶん伸びてきている!!

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▼次は群生地【福崎】である。

【福崎】
・「出葉」している鉢は昨年と同じく12鉢である。
・二枚以上の葉をのばしている鉢は多数ある!!葉が9枚の鉢もあった。
・複数枚の葉をのばしている鉢ではすごいことが起こっていた。
 明らかに「分球」(球根が2つに分かれる)をしている。これがより明確になっていた!!
・「分球」した株も葉はよくのびていた。合計10枚の葉。
・葉の長さは、今のところいちばんよく伸びた葉で26㎝であった。
・総体的に「出葉」は10~30㎝とよく成長してきていた。元気だ!!

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【その他】
・「出葉」している鉢はここも前回と同じく3つあった。
・「分球」した株の葉もよく伸びていた。

【育苗トレー】から
・昨年同様に5鉢までが「出葉」していた!!
・2枚以上「出葉」しているものばかりであった。
・葉が6枚のものもあった。(14~18㎝)

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▼結論として、「出葉」している鉢の数は昨年と同じく26鉢である!!
これまでの実験の結果をまとめると次のようになる。

◆【2019年採集分の実生実験】の現段階での結果(2024/11/07)

【2019年】 530個の「種子」採集・回収

【2020年】
・発芽率  140/530×100=26.4 %
・出葉率  54/140×100=38.6%
 全体で  54/530×100=10.6%

【2021年】
・2年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2022年】
・3年目の出葉率 27/54×100=50.0%

【2023年】
・4年目の出葉率 26/54×100=48.1%

【2024年】
・5年目の出葉率 26/54×100=48.1%

 昨年の「出葉率」と同じである。
 この「出葉率」は、基本的にはこまま維持できると考えている。
 「分球」が進んできていることにも注目しておきたい。

 いつの日か、あのコヒガンバナのように、花茎が伸びてきて「開花」するだろうか!?
 それはいつ!?

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2024年・実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2024/11/06) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

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▼「自然結実」したヒガンバナの群生地をはじめてみつけたのは2013年だった。
 「自然結実」ヒガンバナの花茎を採集し、「水栽培」して「種子」手に入れたのは2014年だった。
 その「種子」を使い「種子」から育てる実生実験をはじめたのは2015年からだった。
 植木鉢で育てている実生ヒガンバナも、野のヒガンバナと同じように<葉の季節>となっていた。

▼実生実験中の9つの植木鉢(2019年以前採集分)を明るいところに出して、少していねいに観察してみた。
 実生実験開始が古い順番に詳しく見て行く。

●2014年「種子」採集→2015年実生実験開始→植木鉢3つ
・「出葉」しているのは一鉢だけ。
・葉の数は、8枚になっていた!!
・葉の長さは8~30㎝ !!
・葉はたくましく伸びてきていた。
・来年あたり花茎をのばしてきてくれないかな!?

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▼次は2016年に採集・回収した分である。

●2016年「種子」採集→2017年実生実験開始→植木鉢3つ
・こちらも「出葉」しているのは一鉢だけである。
・今年は「分球」はより顕著になっていた!! 野ではこのようにして殖えていくのが普通なんだろう。
・葉の数は6枚と7枚である。全部で13枚だ!!
・葉の長さは6枚(12~20㎝)、7枚(12~21㎝)。
・地下の「分球」の様子を見てみたいものだ!!

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▼最後は2018年採集・回収分である。

●2018年「種子」採集→2019年実生実験開始→植木鉢3つ
・「出葉」している鉢はこれまでと同じ二鉢だ。(A、Bのみ)
・「出葉」している葉の枚数Aは1枚、Bは12枚だ!!
・葉の長さはAの方は
 A… 15㎝
・Bの12枚の葉はAよりよくのびていた!!
 B… 7~21㎝

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 来年は実験開始から10年目だ。この9鉢のなかからコヒガンバナのように花茎がのびてきて「開花」するものが出てくるだろうか!?
 それは、まだまだ先のことなんだろうか!?
 冬場は稼ぎ時の<葉の季節>!!
 葉はどこまで伸びるだろうか!?

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2024年・実生コヒガンバナのは今!!(2024/11/05) #コヒガンバナの出葉 #コヒガンバナの種子 #2倍体 #実生コヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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前回の観察から一ヶ月ちかく経つ。
 倒れ込んだ花茎の先の膨らんだ子房部にまだ大きな変化はなかった。
 ほんとうに「種子」は顔を出して来るのだろうか!?
 それにしても、濃く緑が残っているのは驚きである。

▼他の鉢では「出葉」がどんどんすすでいた。
 倉庫の壁沿いに置いた10鉢のうち8鉢で「出葉」が進んでいた。
 一番よく葉が伸びている鉢では、葉の長さは45㎝にまで達していた。
 不思議なことがあった。
 「出葉」してきていない鉢ふたつは、いずれも今年花茎がのびてきて、花を咲かせたものばかりだった。
 どういうことだろう!?
 花を咲かせるのにエネルギーを使いはたしてしまったのだろうか。
 ならば、なおいっそう「出葉」して…
 「ふしぎ!?」だ!!

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▼外に置いた6つの鉢いずれもが元気よく「出葉」が進んでいた。
 光のよくあたるところに出したぶん、葉はたくましく育っている気がするのだが
 緑も濃く!!

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▼もうひとつどうしても報告しておかなければないないものがあった。
 それが第二世代の実生コヒガンバナ実験の今である。

●コヒガンバナの「種子」を蒔いた!!(2024/03/06)

●第二世代のコヒガンバナの「種子」が「発芽・発根」してきた!!(2024/05/09)

 その半年後の様子である。
 おそるおそるケースのフタをとった。
 やっぱり、ここも「出葉」してきていた!!
 春に「発芽・発根」に気づかなかった種子も「出葉」してきていた。
 15粒の種子を蒔いて、今、「出葉」してきているのは10粒だ!!
 出葉率=10/15×100=66.7%!!
 やっぱり コヒガンバナは 二倍体!!

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【お薦め本】『新編 空を見る』(文 平沼洋司 写真 武田康男 ちくま文庫)

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▼昔出会った本で、とても気に入った本があった。
 本棚のいつでもとりだせるところにおいて置いて、「雲見」をしていて、気になることがあると、「たしかあそこに書いてあったはず」と思いだして繰り返し参考にさせてもらってきた。
 そんな名著の新編が文庫版で出たという。
▼さっそく手に入れて読んでみた。
 それが今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『新編 空を見る』(文 平沼洋司 写真 武田康男 ちくま文庫 2024.10.09)

読み始めてみて自分でも驚いてしまった。
 面白い!!
 あれっ!? こんなにも面白かったのか!!
 ぜひとも【お薦め本】にあげたいと思った。
 いつものようにお薦めポイント3つにしぼって先にあげておく。

(1)空の科学・文化・文芸・歴史が詰まった名エッセイ!!
(2)「空の探検家」の撮った最高の写真!!
(3)今、子どもたちに最もプレゼントしたい一冊!!

▼ではひとつずついこう。
(1)空の科学・文化・文芸・歴史が詰まった名エッセイ!!
 ひとつの空の事象をとりあげ、それにまつわる科学・文化・文芸(文学)・歴史の話が興味深く語られていた。文学作品の一節がとりあげられたかと思うと、世の東西問わずの気象学の歴史が登場する。その守備範囲の広さには驚くばかりである。
 だからその事象(景)は、いっそう印象深いものになるのだった。
 まさに名エッセイ群だ!!
 このエッセイ群を読めば、きっとあなたも空を眺めたくなるはずだ。

 普段は気にしない空や雲。しかし、空を眺めることで心をなぐさめ、心身を豊かにしてくれる何かがあるように思う。そう、“人間にはパンだけでなく、心や魂にも栄養が必要なのだ”。そんな心の栄養である自然を眺めてみませんか。
 (同書「はじめに」P9より)

(2)「空の探検家」の撮った最高の写真!!
 この名エッセイを可視化し、補足しているのが「空の探検家」=武田康男さんの写真である。それは単なる補足だけでなく、エッセイの世界をより豊かに膨らませてくれていた。 今回はより意識して
 エッセイ→写真→エッセイ→写真→
 と何度も往復運動をしながら楽しませてもらった。
 今回、文庫本化することでとても読みやすくなりこの楽しみが増えたような気がする。

▼そして、最後のお薦めポイントにいこう。
(3)今、子どもたちに最もプレゼントしたい一冊!!
 「おわりに」の平沼洋司さんの文章に興味深いことが書いてあった。
 「ちくまプリマーブックス」の一冊として『空を見る』が出版されたのは二〇〇一年一月だった。
 

出版後二〇〇一年の第四七回青少年読書感想文全国コンクール(応募総数全国で四〇四万篇)で、この本を読んで感想文を書いてくれた名古屋の中学生、原田宗幸さんが中学生部門の第一位の内閣総理大臣賞に輝いた。(同書P184より)

 コレだと思った。
 なんとしても原田宗幸さん(当時中学2年生)の感想文が読みたいと思った。
 なんとかたどり着き、読むことができた!!
 感動した!!
 さすがデアル、私のヘタなお薦め文が恥ずかしくなってきた。
 これぞ最高の【お薦め本】コメントだ。

 そこで、私は思った。
 今の中学生がこの本を読んだらどんな感想をもつだろう!?
中学生とはかぎらない
 今の子どもたちにぜひぜひ読んでもらいたい!!
今、子どもたちに最もプレゼントしたい一冊だ!!

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【Web更新11/3】24-44 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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始まりの頁めくるや杜鵑草 24/10/31撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】24-44
週末定例更新のお知らせ
 11月最初の更新である。
 2024年もあと残すところ2ヶ月となった。
 今年の抱負 3つをならべてみる。
(1)捨てる !!
(2)詠む !!
(3)遊ぶ !!」
 どこまできているのだろう!?
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2024 更新 杜鵑草
 手入れも行き届かない庭に杜鵑草が咲き始めた。
 不思議なことがある。
 これまで咲いていた場所とちがう場所に咲き始めたのである。
 どのように移動したのだろう!?
 種子!? それとも!? 新しい世界の始まり!?

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 6つの「座標軸」で、サイエンスコミュニケーターとしての「現在地」を確認した。
 「これから」も少しだけ見え始めた。
 ゆっくりでも歩みをすすめよう。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」のページを更新した。
 今月の「空を見る」の展開が楽しみである。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月のテーマは、「寅彦とツール」である。
 「カメラ」「地図」を考えてみたい。
 記念すべき第400回が近づいてきている。記念企画を考えたいものだ。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから31週目。
 月はじめの嵐で、飛んでいってしまった枯れ葉もある。
 観察池のこの後の展開も楽しみである。

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2024年11月(霜月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼寅日子先生は「科学と文学」(青空文庫より)のなかで次のように言っていた。

 顕微鏡で花の構造を子細に点検すれば、花の美しさが消滅するという考えは途方もない偏見である。花の美しさはかえってそのために深められるばかりである。花の植物生理的機能を学んで後に始めて充分に咲く花の喜びと散る花の哀れを感ずることもできるであろう。

 柿紅葉の<化学変化>を知れば、柿の葉はどう見えてくるだろう!?

▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう。

(1) 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ 野村登四郎
(2) 木枯らしや野にも山にも心にも 瀬戸内寂聴
(3) 夜神楽の炎影に剣正しけり  渡辺和弘
(4) 筥狭子の中をいぶかる七五三 中原道夫
(5) かつてラララ科学の子たり青写真 小川軽舟
(6) 水べりの樹間あかるし三十三才 福谷俊子
(7) 一隅を一切とせり石蕗の花 和田悟朗
(8) 山茶花は白一色ぞ銀閣寺 小澤碧童
(9) 大綿やだんだんこはい子守唄 飯島晴子
(10) 人の世に花を絶やさず返り花 鷹羽狩行

▼次はシロウトの勝手な<選句>である!!
 名句ばかりだから、<選句>の作業も迷うばかりだ。
 しかし、これもけっこう楽しいもんだ。
 
【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 木枯らしや野にも山にも心にも 瀬戸内寂聴

(7) 一隅を一切とせり石蕗の花 和田悟朗

(10) 人の世に花を絶やさず返り花 鷹羽狩行

【次点】

(5) かつてラララ科学の子たり青写真 小川軽舟

【選評】
・やっとやってきた「木枯らし」の季節。「心にも」が…
・石蕗の花の黄色が染みてくる。「一隅を一切」と生きたいものだ。
・「返り花」に自然のしたたかさ、しなやかさを見る!!

・「科学の子」「青写真」がなつかしい!!

▼<俳句修業>の究極は、やはり句を自分で詠んでみることだ。
 自分で詠んだ句を、「句会」に投句してみることだ。
 オンラインの「句会」は、このハードルをうんとさげてくれた。

●第51回オンライン句会「寅の日」11月例会案内!! 


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2024年11月(霜月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼ 11月(霜月)だ。
 11月の「雲見」を予想する前に10月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    4     
・巻雲    4 
・巻積雲   3 
・巻層雲   1     
・高積雲   1  
・高層雲   0 
・層積雲   2  
・積雲    5    
・層雲    0
・乱層雲  10 
・積乱雲   1

  一日一枚のシールを原則としている。朝の9時現在の観測を基準としている。
  10月で目立ったのは、「乱層雲」10だ!!
  まだまだ「真夏の空」の余韻が残っていた。
  10月もアメダスの記録(「福崎」)から最高気温~最低気温をメモしてみた。
 「夏日」=「日最高気温が25℃以上の日」  16日
 「真夏日」=「日最高気温が30℃以上の日」  1日
 さすがに「猛暑日」はなかったが、けっこう暑かったのだ。
 遅れていたヒガンバナは、やっと<葉の季節>へとシフトしていた。

▼2024年11月(霜月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まず前年の天気図を参考にすることにする。
 2023年11月の天気図を参考にしてみる。

◆日々の天気図 2023年11月 (気象庁)
・昨年も「高温」が遅くまでつづいたようだ。今年はどうだろう!?
・今回の雨の後の「気温」に注目だ。
・「初霜」「初雪」はいつごろになるだろう!?
・ヒガンバナの「自然結実」が気になる。夏の「猛暑」はどう影響しただろう?
・「天気は西から」を何度実感することになるかな!?
・もくもくシールで増えてくるのはなんだろう!?

▼次は「雲見」の旅 計画だ。
【2024年11月 「雲見」の旅】
・10月の「土佐の寅彦」詣は最高に楽しかった!!
・遅れている「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りと「雲見」。
・「動く大地」を科学するとセットで考えていた地域の低山登山と「雲見」、さてどの山から。
・「雲見」の旅 企画中!!

▼今読んでいる本の影響だろうか!?
 「空を見る」ことの面白さ、奥深さを再発見している。
 「雲見」はやっぱり究極の道楽だ!!

 ネットで「おすそ分け」してもらっている「雲見」にも大感謝である。
 今月もよろしくお願いします!!

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