「動く大地」を科学する(37) #動く大地 #現在進行形 #科学する #地質図 #春日山 #相生層群 #中生代 #白亜紀 #福住層 #古生代
▼この春日山(飯盛山)の山頂を構成する「相生層群」の歴史を追っていた。
では、その基盤はどんな地層なんだろう。
「福崎町史 第三巻」資料編Ⅰの説明では
・ペルム系福住層
とよぶらしい。
▼さらに「福住層」の説明を読むと次のようになっていた。
福住層
福崎町南東、八千種付近から加西市福住町方面にかけて分布している。この地層は主として中粒~細粒の灰緑色砂岩からなっている。一般に厚さ数㎝~数10㎝の層状をなし、その間に、しばしば黒色泥岩やシルトの薄層をはさむ。また灰緑色砂岩と互層をなす部分もある。砂岩層で最も厚いものは約50mの層厚をもっている。砂岩層をよく観察すると、まれに粗粒な部分があるほか、細粒な部分では、しばしばクロスラミナが認められ、これらを運んできた流れがよく変化する堆積環境であったことを暗示している。
へえー!!驚きである!!
そんなことまでわかるのか。
▼ではその「福住層」をつくった地質時代「古生代」について、再び参照・引用させもらおう。
●古生代(約2億5000万年以前)
・八千種南部のペルム系福住層とさらに南のペルム系龍野層群
・両者は古太平洋に面した大陸斜面上や海溝で形成
・その際、南の暖かい海域に堆積したチャート・石灰岩・緑色岩などがプレートの移動につれて北上した。
・それらの岩石が海溝から大陸の下に沈み込むプレートからはぎとられて、堆積しつつあった福住層や龍野層群中に入り込んだ(付加)
・したがって、当時の福崎町とその周辺一帯は大陸の縁に位置した海底
▼面白い!!
ひとつの山で 2つの地質時代が同居していた。
・山頂部 相生層群 中生代白亜紀
・基盤部 福住層群 古生代
アタリマエ!!でもやっぱり「ふしぎ!?」
山はまるごと「化石」だ!!
(つづく)
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