「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2023/10/05) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会
▼日本のヒガンバナが不稔性であることを最初に指摘したのはあの牧野富太郎であると、故栗田子郎先生が教えてくれていた。
ヒガンバナに種子ができないことの不思議を最初に指摘したのは牧野富太郎だった。彼は明治40年(1907)に出版された飯沼慾斎の『増訂草木図説』のマンジュシャゲの補記に「予ハ未ダ本種ノ結実セシモノヲ見タルコトナシ」と書いている。(『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 P43より))
▼ところが単純な私は
「こんなにみごとな花をいっぱいを咲かせるのだから、なかには「種子」をつくる変わりダネがいても…」とあきらめきれないでいた。
そして、私は2013年の晩秋、ついに「自然結実」ヒガンバナ群生地をみつけた。
それ以来、毎年、あらたな群生地もみつけ ついには
【2019年】530個
【2021年】823個
もの「ヒガンバナの種子」を採集・回収してきた。
またそれらの「種子」を用いての実生実験を繰り返しやり、観察を続けていた。
▼ところが、昨年(2022年)の秋から、事情あって自由に「自然結実」ヒガンバナ群生地めぐりができなくなってしまった。
残念デアル。
いちばん近くの群生地<福崎>なら、なんとか行くことができた。
2021年には、419個もの「種子」を採集・回収した場所だ。
▼ここもやはり、開花は遅れていた!!
今年の猛暑の影響だろうか!?
稲の刈り入れもまだだった。
今年も「自然結実」するだろうか!?
今年の猛暑は、「自然結実」になにか影響をもたらすだろうか!?
「自然結実」の「ふしぎ!?」はまだまだつづくのだった。
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