実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2023/10/18) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

▼2019年の秋に採集・回収した「自然結実」ヒガンバナの「種子」は530個あった。
これらの「種子」を使った実生実験は2020年の春からはじめた。
その「今」を報告する!!
前回の観察は、2023/02/06 であった。
●実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2023/02/06)
このとき観察した葉はすべて枯れてしまい、地上部から姿を消した!!
野のヒガンバナが、<花の季節>から<葉の季節>にシフトしたのに合わせるように、今、「出葉」してきているのだった。
▼まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所からだ。
まわりの草、笹など、また八手の葉の枯れたモノが覆い被っていた。
それらをとりのぞくのにずいぶん時間を要してしまった。
そして、いよいよ観察である。

【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。(3㎝、6㎝)
・大きな鉢のモノひとつを加えていた。これは、育苗トレーを処理していてみつけたものだ。(5.5㎝)
・最初に発見した「自然結実」ヒガンバナ群生地から採集・回収したものは合計3つということになる。


【夢前】
・「出葉」している鉢は、これまでとかわらず3つである。
・二鉢は、1枚の葉がよく伸びようとしていた。(7㎝)(11㎝)
・一鉢は葉が3枚ものびてきていた。(12㎝、7㎝、8㎝)
・枯れたヤツデの葉などで日当りが悪かったことが、葉の伸び、枚数に影響しているのだろう。
それはごくアタリマエのことに思えた。それはとても重要なことに思えた!!



▼次は群生地【福崎】である。
【福崎】
・「出葉」している鉢はこれまでより一鉢減って12鉢である。
・二枚以上の葉をのばしている鉢は多数ある!!葉が5枚の鉢もあった。
・複数枚の葉をのばしている鉢ではすごいことが起こっていた。
明らかに「分球」(球根が2つに分かれる)をしている。これがより明確になっていた!!
・「球根」が浮き株になり、「分球」がよりはっきるするものもあった。
・葉の長さは、今のところいちばんよく伸びた葉で13㎝であった。
・あきらかに昨年より、「出葉」は進化・定着してきていた。
・一鉢をのぞき、まったく昨年度と同じ鉢で「出葉」してきていた。






【その他】
・「出葉」している鉢はこここれまでと同じく3つあった。
・ここでも「分球」が確認できる鉢もあった。


次は「育苗プラグトレー」から大きな植木鉢に植え替えたものについてである。
【育苗トレー】から
・前回同様に5鉢までが「出葉」していた!!
・2枚以上「出葉」しているものは2つもあった。
・予想に反して、葉がのびるのはまだまだこれからのようだ。(7㎝、7㎝、4㎝)(7㎝、6㎝)

▼結論として、「出葉」している鉢の数は26鉢である!!
現段階(2023/10/18)における「出葉」はこれまでよりひとつ減って26個である。
現在「出葉」している鉢は、すべて昨年まで「出葉」していた鉢である!!
これまでをまとめると次のようになる。
◆【2019年採集分の実生実験】の現段階での結果(2023/10/18)
【2019年】 530個の「種子」採集・回収
【2020年】
・発芽率 140/530×100=26.4 %
・出葉率 54/140×100=38.6%
全体で 54/530×100=10.6%
【2021年】
・2年目の出葉率 27/54×100=50.0%
【2022年】
・3年目の出葉率 27/54×100=50.0%
【2023年】
・4年目の出葉率 26/54×100=48.1%
この「出葉率」は、基本的に維持できるのでは考えている。
「分球」が進んできていることにも注目しておきたい。
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