庭の定点ヒガンバナは今!!(2023/10/06)#ヒガンバナ #不稔性 #殖え方 #分球 #日本ヒガンバナ学会
▼私は庭に定点ヒガンバナを育てていた!!
育てている(!?)と言うとずいぶんたいそうに聞こえるが、なにもやっていない。
それぞれの季節による変化、毎年の変化を観察しているだけである。
猛暑の影響か遅れていた定点ヒガンバナも、ここにきてどうやら盛りを過ぎたようだ。
▼定点はA~Eまで5地点あった。
基本的には、あの牧野富太郎が最初に指摘したように日本のヒガンバナは「不稔性」である。
だとすると、「どこからか、ヒガンバナの種子が飛んできて…」などということはない。
「分球」によってのみ殖えるのである。
誰かが、この庭にヒガンバナの球根を持ち込まないかぎり、突然と殖えていくということはないのである。
5定点ビカンバナには、それぞれの「ヒガンバナ物語」があった!!
【A定点ヒガンバナ】
・もっとも古くから観察をつづけている株だ。
・毎年もっとも多くの花茎がのびてくる地点だ。
・今年は、例年にくらべ伸びてきた花茎は少ない。やや盛りは過ぎてきたようだ。
・1999年の「観察日誌」を残している株だった。
・その後「引っ越し」をして現在の位置に来た。
【B定点ヒガンバナ】
・同じ町内より「引っ越し」(おすそ分けしてもらった)してきたシロバナヒガンバナ!!
・もともとそこに生えていた赤のヒガンバナとの紅白のコラボがみごとだ。
・シロバナヒガンバナの花茎は、今年は3本しか伸びてこなかった。
・なんか少し今年は貧弱な感じがする。どうして!?
▼次に行こう。
【C定点ヒガンバナ】
・今から8年前、東京の野島高彦先生のところから、「引っ越し」してきたヒガンバナ。植木鉢で育てている!!
・それぞれの株を交換して、それぞれの地の気候等によって開花にどんなちがいができるか毎年継続観察している。
・それにしても野島先生の一年を通しての毎日の観察日誌はすばらしい。
・今年は8本の花茎が立っていた。
・2019年には、ここにひとつの「自然結実」があった。
▼次は、いつからか明確ではないが、古くから庭にまぎれ込んだ株だ。
【D定点ヒガンバナ】
・例年ここの株がいちばんはやく開花し始める。
・木の根元ということで乾燥を防げたのだろうか!?
・今年はすでに萎れてしまっていた!!
・これまでに何度もここで「自然結実」を確認することができた。
・さて今年は!?
【E定点ヒガンバナ】
・D定点から「分球」によって殖えてきた株。
・ここもまた、今年は伸びてきている花茎は少ないきがする。
今年の異例の猛暑は、庭の定点ヒガンバナにどのように影響しているのだろう!?
今年は庭に「自然結実」ヒガンバナを見ることができるだろうか!?
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