2023年6月(水無月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会
▼寅日子先生も【蝸牛】がとても気になったようだ。
蝸牛の角がなれば長閑哉 (昭和3年)
蝸牛は角があつても長閑哉 (昭和3年)
どうやら蝸牛にも大好きな居場所があるようだ。
▼さあ、今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう。
(1) 蛍獲て少年の指みどりなり 山口誓子
(2) 引つ越してしまふ子と行く蛍狩 田口茉於
(3) 六月や身をつつみたる草木染 大石香代子
(4) 立ちどまり蜥蜴ふりむく石の上 小澤 實
(5) 乾坤に根引の菖蒲よこたはる 三橋敏雄
(6) 太陽の苦しく揚る栗の花 小山玄紀
(7) 紫陽花や団地一棟もぬけのから 今井 聖
(8) 捻り花あの世へ人はぞろぞろと 西池冬扇
(9) 鵜舟に在りわが身の火の粉うちはらひ 橋本多佳子
(10) おもしろうてやがてかなしき鵜舟哉 芭蕉
▼次は無手勝流シロウト「選句」である!!
あなたは!?
【私の選んだ名句ベスト3】
(1) 蛍獲て少年の指みどりなり 山口誓子
(4) 立ちどまり蜥蜴ふりむく石の上 小澤 實
(7) 紫陽花や団地一棟もぬけのから 今井 聖
【次点】
(3) 六月や身をつつみたる草木染 大石香代子
【選評】
・指「みどりなり」がとてもいい!!もうすぐだ我が家まできたら、連絡しなければ。
・瞬間ピタッととまるんですよね。あるあるデスね。
・「一棟もぬけのから」ある工業団地の今!?と読んでしまった。たしかにあそこに紫陽花が…。
・「草木染」には、ひとつの思い入れがあるんですよね。「六月や」ととってもいい取り合わせだ。
▼<俳句修業>の究極は、やっぱり「句会」参加だ!!
オンラインにこだわりつづけることによって、うんとハードルはさがった。
「句会」参加の愉しみをぜひ!!
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