今年も「立春の卵」を立てた!!(2023/02/03) #立春の卵 #中谷宇吉郎
▼「三点主義」「三点主義」「三点主義」!!
呪文を唱えるように、連呼してみた!!
今年もまたみごとに卵は立った!!
アタリマエ!!
この小さな実験をやったのは、昨日の節分だった。「立春」でないところがちょっとミソ!!
▼思いっきり不器用な私でも、5個の卵を短時間に立てることができた!!
そんな大げさに言うことではなかった。
いつ
どこで
誰がやっても
卵は立つ ダカラ 「科学」なんだ!!
▼「三点主義」を最初に教えてくれたのは、あの中谷宇吉郎先生だった。
表面に小凹凸(しょうおうとつ)があると、その凸部の三点あるいは四点で台に接し、それが丁度五徳(ごとく)の脚のような役目をして卵をささえるはずである。そうすると卵の「底面積」は、相隣る凸部の三点または四点の占める面積になる。卵は一点で支えられて立っているのではない。少なくとも三点でつくる三角形の「底面」に支えられているのである。 卵の重心からおろした垂線がこの三角形のなかにあるあいだは必ず立つのである!! 卵は立って アタリマエ なのである!! このアタリマエをめぐって、今から76年前の1947(昭和22)年の「立春」に科学者、メディアをも巻き込んで世間では大騒動になったという。その顛末の一部始終を語る「立春の卵」は「科学」を語るうえで必読の名随筆である!!
卵を立ててから読むか
卵を立てる前に読むか
どちらにしろ 必読!!
▼私は、2015年にもこの「小さなアタリマエ実験」に挑戦した。
そして、中谷先生もビックリの「大実験」に挑戦した。
「立った卵はいつまで立っているだろう!?」
そのすべてを「記録」したのである。今も自慢の「大実験」である!!
卵が立ったら、「立春の卵」の最後をもう一度読み返して欲しい。ぜひぜひ…
人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。
| 固定リンク
« 2023年2月(如月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会 | トップページ | 実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2023/02/04) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 »
コメント