実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/12/12) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
▼2021年に採集・回収したヒガンバナの「種子」は実に823個であった!!
そのヒガンバナの「種子」を使った実生実験!!
前回の観察は2022/10/21であった。
●実生ヒガンバナ(2021年採集分)は今!!(2022/10/21) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
この段階で、すでにはじめての「出葉」がはじまっていた。
▼今年の実生実験は、これまでと決定的に違って「発芽・発根」した場合も植木鉢に植え替えずにいた。
育苗トレーのなかにそのままにしていた。
ひと手間を省くというより、823個の「種子」は多すぎたのだ!!
それだけでなく、植木鉢を置く場所がもうなかった。それから育苗トレーのなかで、「発芽・発根」チェックもれがあったからだ。
これまでに「出葉」したものは、葉が伸びて来ているはずだった。
そして、今は<葉の季節>!!
12個の育苗トレーのシェルター(フタ)をとったままだった。
けっこう落ち葉でいっぱいだった!!
▼できるだけていねいに前回「出葉」をチェックしていたものを中心に、その伸びを見ていった。
群生地ごとに「出葉」しているものをカウントしてみた。
【安富】(出葉数11)
・総体的に「出葉」している葉は短い。
・最長は12.0㎝である。
・もっとも大きな特徴は、1年目からすでに2枚の「出葉」しているものがあった!!
・これは【安富】のみに見られた!!
【夢前】(出葉数1)
・前回とかわらず、たったひとつだけ「出葉」!!
・それでも11.0㎝まで伸びていた。
【福崎】(出葉数23)
・圧倒的多さである!!
・アタリマエだが、集中して(採集場所・採集日・回収日の近いモノ)、「出葉」しているところがある。示唆的デアル!!
・15㎝前後まで伸びたもの多数あり。
・最長は18.5㎝まで伸びていた。
【その他】(出葉数13)
・ここもまた集中して「出葉」している場所があった!!
・これは、「自然結実」ヒガンバナ花茎採取場所が同じであることも意味していた。
・最長は16.0㎝までのびていた。
●2022/12/12現在の「出葉」総合計=【安富】11+【夢前】1+【福崎】23+【その他】13=48
「出葉」しているものは前回より9つ増えていた!!
冬=「出葉」の季節に合あわせて、引き続き育苗トレーのフタはとったままにしておいた!!
▼現段階(2022/12/12)までの実生実験1年目の経過をまとめておく。
●2022/03/15 2021年に採集・回収した823個の「種子」を使った実生実験を開始する!!
●2022/07/29現在、「発芽・発根」した種子の総合計199個である!!
現段階の暫定発芽率は 199/823×100= 24.2%
【安富】にいたっては 69/208×100= 33.1%
●2022/10/21現在、「出葉」まで達した種子の総合計39個である!!
現段階の暫定出葉率は 39/823×100=4.7%
「発芽・発根」したもののうちでは 39/199×100= 19.6%
●2022/12/12現在、「出葉」まで達した種子の総合計48個である!!
現段階の暫定出葉率は 48/823×100=5.8%
「発芽・発根」したもののうちでは 48/199×100= 24.1%
これはあくまで暫定値である。
さて、これからのどのように展開していくだろう!? 楽しみである!!
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