「「原子論」を科学する」ページ化に向けて(5) #日本理科教育史 #原子論的物質観 #原子論と授業 #大竹三郎 #古川千代男
▼また再び元の「文脈」もどって、原子論的物質観と授業の歴史を追いたいと思っていた。
とりわけ、戦後の日本理科教育史における「原子論」と授業について興味があった。
どんな実践が展開され、今日にいたっているのだろう!?
いつものように大げさなことを言うが、私が知る範囲などきわめて限られている。
それを承知のうえで、少しだけ可能な限りプロットしてみよう。
▼まず、板倉聖宣氏の「原子論の歴史」年表にもあげられている一冊に注目したい。
●1972年 大竹三郎『ミクロ探検隊-わたしたちの原子論』大日本図書(大日本ジュニアブックス)刊。
ちょうど半世紀前だ!!
「見えなくともそこにあるもの」からはじまるきわめて興味深い<科学読みもの>である。
最後の章「二十一世紀を生きる原子論者」での最後のコトバが印象的だ!!
これを受けつぐわたしたち、ぼくら、二十一世紀に生きる原子論者!
▼板倉聖宣氏の「原子論」教育史年表に少しずつ<追加>してみようと思う。
まずはこれだ。
●1989年 古川千代男著『物質の原子論-生徒と創造する科学の授業-』コロナ社刊(1989.5.10)
「原子論」と具体的授業実践を語るには最高の書である。
「三態変化」の授業が中心であるが、すべての単元での取り組みに参考になる。
ここから、数々の有名な実験が誕生した。
今や教科書、実験書にアタリマエにとりあげられる実験もここからはじまっていた。
▼「これから」のことも射程に入れながらの
◆新・「原子論」教育史年表!!
の構想ははじめたばかりだ。
「原子論」を科学する というシリーズもまだまだ続けたい。
とりあえず、一度ページ化しておけば、いつでもそれを再開できるかと、「これまで」をまとめてみた。
(了)
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