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今年も「立春の卵」を立てた!!(2022/02/03) #立春の卵 #中谷宇吉郎

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いつ
 どこで
 誰がやっても 卵は立つ ダカラ 科学なんだ!!

 毎年、節分(立春でないのがミソ)に卵を立てるのが私の年中行事となってしまった!!
 今年もやっぱりきわめて短時間に5個の卵を立てることができた。

▼思いっきり不器用な私でも短時間に卵を立てることができるのは、コツ(秘訣)があるからだ。
 それを、私は 
 「三点主義」と呼んでいた!!
 「三点主義」「三点主義」「三点主義」と呪文のように唱えれば卵は意図も簡単に立つのだった。

 「三点主義」を教えてくれたのはあの中谷宇吉郎先生だった。

● 「立春の卵」(中谷宇吉郎 青空文庫より)

 表面に小凹凸(しょうおうとつ)があると、その凸部の三点あるいは四点で台に接し、それが丁度五徳(ごとく)の脚のような役目をして卵をささえるはずである。そうすると卵の「底面積」は、相隣る凸部の三点または四点の占める面積になる。

  卵は一点で支えられて立っているのではない。少なくとも三点でつくる三角形の「底面」に支えられているのである。
 卵の重心からおろした垂線がこの三角形のなかにあるあいだは必ず立つのである!!
 卵は立って アタリマエ なのである!!
 このアタリマエをめぐって、今から75年前の1947(昭和22)年の「立春」に科学者、メディアをも巻き込んで世間では大騒動になったという。
 その顛末の一部始終を語る「立春の卵」は「科学」語る者の必読の名随筆である!!

▼2015年の「節分」にも、このアタリマエ実験をした。
 そして
 中谷宇吉郎先生もビックリのトンデモ実験に挑戦していた。

 「立った卵はいつまで立っているだろう!?」

 これを毎日観察するのである。観察した結果をTwitterで画像つきでつぶやくのである!!
 倒れたときは、その卵の「なかみ」も調べてみた。
 最後の一個が倒れるまでなんと 191日 が経っていた!!
 その「全日の記録」がこれだ!!これはギネス級記録と自負している。
 (^^ゞポリポリ

◆【立春の卵】191日の軌跡


▼もちろん「立春」の今日でも立つ!!
 明日になっても 立つ!!
 台所に行って 卵をみつけたら 「三点主義」と唱えて 立ててみよう!!

 卵が立ったら、「立春の卵」の最後をもう一度読み返してみよう。
 

 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。


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