煮干しの解剖!!(3) #脳 #目 #耳石 #さいは #えら #心臓 #煮干しの解剖教室
▼『煮干しの解剖教室』(小林眞理子著 仮説社 2010.7.22)をテキストとして、次にすすめる。
すでに頭を2つに分けていた!!
なんともゴチャゴチャといろんなものがある。
【頭の中身】
・頭蓋骨
・せきつずい(脊髄)
・えら
・さいは
・目玉のうら
・脳
・耳石
・心臓
「らしき」ものをつまようじで指していく。
不明なものもあるが、詳しくは後ほどふれることにする。
ここが、まさに「生きる」ための情報集中処理センターである!!
▼もう少し詳しく個別に見ていく。
【脳・目・耳】
● 脳
・まわりと少し色が違うのでみつけやすかった。少し黄色っぽい!!(いや茶色かな!?)
・それでも小さいので、×3のルーペを通して写真を撮ってみた。
・脳の各部位はだいたい確認できた。
・横からも写真を撮った。
● 目
・水晶体は生きているときは透明だろうが、今は真っ白になっている。
・水晶体の裏側には、真っ黒な皮のようなものがくっついている。(網膜)
・まずは目玉のついたまま、そして縁のついたままと順次画像におさめた。
・縁のついたままも表からと裏からとを画像におさめた。
・今度は、目玉(水晶体)だけも表からと裏からの写真に撮った。
・神経系の確認まではできなかった。
● 耳(耳石)
・この小さな「耳石」をみつけることはなかなかの難関であった。
・「ここにあるはず」と思っていてもつい見失ってしまうのだった。
・やっとみつけたのは二匹目の片方からだけだった。
・ここだけは白い紙の上より、黒い紙の上の方がいいかも知れない。
・「耳石」には少しとげとげがあるように見えるのだが!?
・なかなか興味深いモノだ。他のさかなの「耳石」も見たくなってきた!!
▼次に行く。
【さいは・えら】
● さいは
● えら
・単独に取り出すより、つけたままのほうがつながりがよくわかると思いそのまま観察した。
・「さいは」は「食べる」に関係する重要器官だ!!
・「えら(鰓)」は呼吸の最重要器官だ!!
・それにしても「うまいことなっとるな!!」と感心してしまう。
・今度、魚をたべときは思わず見入ってしまいそうだ!!
▼最後はもっとも重要器官である。
【心臓】
・「えら」との関係を考えるとこのあたりにと思うのだが、なかなみつからない!!
・胴体の方にくっついていってしまたかとさがすが…(^_^;)
・今日のところは、このあたりの「かたまり」のなかにと。 手をうつ!!
・明日リベンジしてみよう!!
(つづく)
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コメント
楠田先生 拙著を参考にしながらとおっしゃっての解剖体験ご紹介、私もワクワクドキドキ で拝見しております。ありがとうございます。
ウロコの写真は、このような形で顕微鏡観察をしたことがなく、驚きました。煮干しのウロコは、はがすと皮ふの組織ごとくっついてきてしまうため、ウロコ部分だけを観察するのは無理とあきらめていました。写真を見ますと、色素胞の色素顆粒が星のように集まっている物も見えていると思います。
お気づきのとおり、「かたまり」の写真は、心臓ではなく、食道の入り口部分です。真っ黒い部分が食道の入り口、左側が鰓の奥の部分です。
きっと、胴体部分も探してくださると思うので、見つかると思います。
子どもたちと授業でやるときにも、心臓が実は一番見分けが難しいようで、この食道部分を示して、「これが心臓ですか?」と良く聞かれます。
それで、私は授業するときは、〈心臓だけをたくさん取り出して並べた実物標本〉と、〈この食道部分だけをたくさん取りだして並べたもの〉とを見せています。子どもがそれを見て「あー、こっちだね」と見分けてくれるようになりました。
標本というのは、同じものをたくさん並べてみると、脳がそれを識別しやすくなるという研究を読んだことがあります。絵本ではせめて と思い、心臓、胃などは写真を、数は少ないですが、複数並べてもらいました。
投稿: 小林眞理子 | 2021/09/10 08:59
小林眞理子先生
小林先生ご自身からコメントいただけるとは光栄です。
とてもうれしいです。
>ウロコの写真は、このような形で顕微鏡観察をしたことがなく、驚きました。煮干しのウロコは、はがすと皮ふの組織ごとくっついてきてしまうため、ウロコ部分だけを観察するのは無理とあきらめていました。写真を見ますと、色素胞の色素顆粒が星のように集まっている物も見えていると思います。
ありがとうございます。
私自身も半信半疑のままあげて見ました。
>お気づきのとおり、「かたまり」の写真は、心臓ではなく、食道の入り口部分です。真っ黒い部分が食道の入り口、左側が鰓の奥の部分です。
やっぱりそうですか。
今日、胴体の方を見ていたら、「それらしいモノ」をみつけたので明日写真をあげる予定です。
>それで、私は授業するときは、〈心臓だけをたくさん取り出して並べた実物標本〉と、〈この食道部分だけをたくさん取りだして並べたもの〉とを見せています。子どもがそれを見て「あー、こっちだね」と見分けてくれるようになりました。
>
>標本というのは、同じものをたくさん並べてみると、脳がそれを識別しやすくなるという研究を読んだことがあります。絵本ではせめて と思い、心臓、胃などは写真を、数は少ないですが、複数並べてもらいました。
この話、ほんとうに納得です!!
やっぱり体験してみるとよくわかりますね。
今日は、「胃」でかなり悪戦苦闘しました。(^^ゞポリポリ
でもほんとうにこの『煮干しの解剖教室』楽しいですね!!
すばらしい提案をありがとうございます。
今後ともご指導のほどよろしくお願いします。
投稿: 楠田 純一 | 2021/09/10 14:20