本日(2021/07/17)、第290回オンライン「寅の日」!! #レーリー卿 #traday #寺田寅彦
▼大賀ハス「あこがれの4日間」一日ずれた花の共演!!
先に「4日間」を終えた花、観察池2号の「記録」を残して置くことにした。
【大賀ハス観察池2号】
・「あこがれの4日間」 (2021/07/12~/07/15)
・花びら (大17+小2)= 19枚 がく2
・雄しべ 193本 (可能なかぎり回収したつもり)
・雌しべ 13
さて、実はいくつできるだろう!?
▼本日(2021/07/17)は、第290回オンライン「寅の日」である。
7月は科学の「研究」にこだわり次のようにしていた。
【7月テーマ】「寅彦とレーリー」
読むのは「レーリー卿(Lord Rayleigh)」一本。
3回に分けてこれを読む、本日はその二回目。
◆本日(2021/07/17)、第290回オンライン「寅の日」!!
●「レーリー卿(Lord Rayleigh)」(2)(青空文庫より)
▼レーリーが取り組んだ「研究」を年代とともにあげていく。
もうその作業だけで、こちらが飽きてくるほどだ。(^^ゞポリポリ
「よくぞ、まあそこまで…!!」と。
私がいちばんよく知っているのは、青空のわけを教えてくれた「レーリー散乱」だ!!
色の研究をしているうちに、空の色の影響に気が付き、それから、空の色そのものの研究に移り、ついに有名な有名なλ-4の方則に到達した。そうしてクラウジウスやティンダルの説を永久に否定してしまった。
そうだ!!「アルゴン」の発見でノーベル賞ももらっていた。
酸素と水素の比重を定めた次の仕事は当然窒素の比重を定めることであった。その結果がアルゴンの発見となったのは周知の事実である。空気から酸素と水素を除いて得たものと、 Vernon-Harcourt 法で得たものとのわずかな差違を見逃さなかったのが始まりである。
「空気中の新元素アルゴン」と題する論文が王立協会で発表されたのは一八九五年の正月であった。
私の知るのはその程度であったが、実際に取り組んだ「研究」テーマは、そんなものではなかった。
多種多様の「研究」に取り組んでいた。
▼この点で科学者・寺田寅彦に似ていた。
寅彦が、レーリーに惚れ込んでしまったのは、こんなところにもあるのだろう。
ナルホドと納得できる一文があった。
彼は自分でもしばしば言明したように、全く自分の楽しみのために学問をし研究をした。興味の向くままに六かしい数学的理論もやれば、甲虫の色を調べたり、コーヒー茶碗をガラス板の上に滑らせたりした。彼にはいわゆる専門はなかった。しかし何でも、手を着ければ端的に問題の要点に肉迫した。
まさに
「道楽の科学」ココにあり!!
今回、読んでいて、この年だからこそ気になる彼のコトバをみつけた。
ある時彼の長子が「科学者も六十過ぎると、役に立たないばかりか、むしろ害毒を流す」と云ったハクスレーの言葉を引いて、どう思うかと聞いたら、「それは、年寄って若い人の仕事を批評したりするといけない事になるかもしれないが、自分の熟達した仕事を追究して行くなら別に悪い事はあるまい」と答えた。
昨日(2021/07/16)観察池3号の花びらも散り、みごとな共演に幕!!
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