オンライン句会への道(4) #寺田寅彦 #俳句結社 #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会
▼俳句結社「寅の日」はオンライン「寅の日」の歩みから生まれた!!
従って
俳句結社「寅の日」は、寺田寅彦に師事する!!
しかし
寺田寅彦はすでに故人!!
その人に「師事する」って変な話かな!?
こちらが勝手にそう思い込んでいるだけかもしれない。だから、これはきわめて「自由度」の高い選択かも。
▼そして、その寅彦は誰に師事したか!?
もちろ漱石である。
寺田寅彦は夏目漱石に師事した!!
「夏目漱石先生の追憶」(青空文庫より)のなかに書き遺してくれていた。
とにかくこの重大な委員の使命を果たしたあとでの雑談の末に、自分は「俳句とはいったいどんなものですか」という世にも愚劣なる質問を持ち出した。それは、かねてから先生が俳人として有名なことを承知していたのと、そのころ自分で俳句に対する興味がだいぶ発酵しかけていたからである。その時に先生の答えたことの要領が今でもはっきりと印象に残っている。「俳句はレトリックの煎(せん)じ詰めたものである。」「扇のかなめのような集注点を指摘し描写して、それから放散する連想の世界を暗示するものである。」「花が散って雪のようだといったような常套(じょうとう)な描写を月並みという。」「秋風や白木の弓につる張らんといったような句は佳(よ)い句である。」「いくらやっても俳句のできない性質の人があるし、始めからうまい人もある。」こんな話を聞かされて、急に自分も俳句がやってみたくなった。
▼とは言っても寅彦がどんな句を詠んだか!?
私はあまりよく知らなかった。
寅彦の書いた随筆はオンライン「寅の日」で、青空文庫の世話になりながら読んできた。しかし、「俳句だけ」は青空文庫にはなかった。
困った!!
“にわかファン”を自称する私は全集を持っていなかった。
これだけは全集を手に入れることにした。
■寺田寅彦全集 第十一巻 俳諧及び和歌 (岩波書店 1997.10.27)「解説」坪内稔典
ここに集録された寅彦の俳句は1397句あった。
「年代順」「季題別」にあがっていた アリガタイ!!
▼「年代順」では、明治31年に漱石を訪ねたときからの
「夏目漱石へ送りたる句稿」がずらりとならぶ!!
「漱石 評」もある。
やっぱり寅彦は、漱石に師事していたのだ!!
さて、寅彦に師事する俳句結社「寅の日」は、「これから」どう展開していくか!?
オンライン句会「寅の日」はどうすすめるのか!?
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
(つづく)
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コメント
ダンテが『神曲』の中で、ローマ詩人ウェルギリウスに導かれたように、故人に師事することは変でもなんでもないと思います!
「この状況を、寅彦ならどう詠んだだろう?」と想像しながら、議論しながらワイワイ進めていくのもいいんじゃないでしょうか?
投稿: さんちゃん/池田勝利 | 2020/07/26 15:11
さんちゃん/池田勝利さん
賛同ありがとうございます。
「これから」が益々楽しみになってきますね。
私は 俳句 まったくのシロウトです。またいろいろおしえてください。
みんなでわいわいとやれたらいいですね。まずはオンラインで…<(_ _)>
投稿: 楠田 純一 | 2020/07/26 15:52