2020年7月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦
▼五月にはみごとな花を見せてくれていた山藤に、若い実がぶらさがっていた。
この「藤の実」が、やがて冬場になって、乾燥して鞘がねじれて、なかの藤豆がはじけ飛ぶ現象にいたく感動した寅彦は、あの名随筆「藤の実」を書いた。
さらには、科学論文「藤の種子の自然放散機構について」を発表するところまで追究した。
こんな寅彦の「こだわり」に感服するのである。
そして あのコトバを聞く思いになるのである。
「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
▼2020年7テー月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期である。
そこで7月のテーマは、6月に引きつづいて
【7月テーマ】『教科書に掲載された 寺田寅彦作品を読む』
として、前記著書に取り上げられた残りの二作品を読むことにする。
7月は2回あった。
■2020年月オンライン「寅の日」!!
◆第258回オンライン「寅の日」 …7/10(金)
◆第259回オンライン「寅の日」 …7/22(水)
▼その残りの二作品とは
・「藤の実」
・「たぬきの腹つづみ」(ローマ字)
である。
困ったことに「藤の実」の方は青空文庫にあるが、「たぬきの腹つづみ」(ローマ字)の方は青空文庫にはない。
ローマ字表記のことも含めて話題にしたいのだが、ここでは無理だ。
そこで、「たぬきの腹つづみ」の内容にも少しだけ触れてある「化け物の進化」をかわりに読むこととする。
■2020年月オンライン「寅の日」!!
◆第258回オンライン「寅の日」 …7/10(金)「藤の実」(青空文庫より)
◆第259回オンライン「寅の日」 …7/22(水)「化け物の進化」(青空文庫より)
▼6月・7月のオンライン「寅の日」を通してめざすのは、寅彦作品(随筆)のバックグラウンドを知ることにより、より深く寅彦作品を楽しむことである。
そして、少し欲ばりを言えば「楽しむ」から「愉しむ」へと少しずつシフトしていくことである。
オンラインであることを最大限に生かして、共に愉しむ、共愉的オンライン「寅の日」をめざしていきたい。
少しずつ 少しずつ…
ゆっくり 急ごう!!
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