Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(24) #雷雨 #積乱雲 #「エマグラム」鉄道の旅 #SSI(ショワルター安定指数)
▼はげしい雷雨を繰りかえした!!
はげしい雨音で目がさめた!!
夜が明けたら、青空がひろがっていった。これまでかと思ったら 甘かった。
再び大きな雷をともなって、雨ははげしく降りだした!!
その都度、川の水かさが増えてきているように見えた。
今、アメダスの「記録」で確認すればやはりたたき起こされたときの雨量がいちばんすごかった。
それは昼すぎまで繰りかえされた!!
ずいぶん大気は不安定だったようだ。
▼この雷雨、「エマグラム」鉄道の旅ではどんな景に見えたのだろう?
「大気水蒸気列車」の車窓からの「雲見」はどうだっただろう?
ここで耳慣れぬプロたちのコトバに挑戦してみる。
●SSI(ショワルター安定指数)
なんとも見るからに難解そうなコトバだ。
私の仮説では、こんなコトバにこそ誰にもわかるきわめてアタリマエがいっぱいのはずだが (・_・)......ン?
SSI(ショワルター安定指数)もまた「エマグラム」から簡単に求められる値だという。
SSI(ショワルター安定指数)求め方は、500hPaの実際の気温(T500)から、850hPaの空気塊を断熱的に500hPaまで持ち上げると仮定したときの気温(T850)を引いたもの。
SSI(ショワルター安定指数)=T500-T850
▼なんか具体的イメージが浮かんでこない。アタリマエ!!が見えてこない。
ここで思い出したことがある。
「高層天気図」の高さだ。
・300hPa…基準高度9600m
・500hPa…基準高度5700m
・700hPa…基準高度3000m
・850hPa…基準高度1500m
「エマグラム」鉄道の話をもどそう。仮に1500m上空の大気の塊を「エマグラム」鉄道の列車に乗せて5700m上空まで運んでいったとき、列車の中の気温(T850)はどれくらいになるだろう。それは「エマグラム」鉄道の線路をたどればすぐわかる!!
それは5700m上空の列車の外の気温(T500)とくらべてどうだろう。
列車のなかの気温の方が高ければ→列車はドンドン上っていくだろう (熱気球がドンドン上るように)
やっと私にもわかるアタリマエ!!にたどり着いた。
▼プロたちはひとつの目安をつくっているようだ。
・SSI <= 3℃ しゅう雨(しゅう雪)がある
・SSI <= 0℃ 雷が発生する
・SSI <= -3℃ ひょうが降る
・SSI <= -6℃ 竜巻が発生する
ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
ナラバ昨日のSSIは0℃に近かったのだろう。
「エマグラム」鉄道の列車の車窓から「積乱雲」が見えたのかな!? 稲妻も見えたかな!!
ここでオマケをひとつ!!やっぱり<上がると ザアザア>は正しい!!
こうして見てくると、わずかに上空十数㎞までの「エマグラム」鉄道の旅は楽しい!!
またいつでも誰でも乗車できるというのがうれしい\(^O^)/
(つづく)
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