今年も「立春の卵」を立てた!!(2020/02/03) #立春の卵
▼やっぱり卵はアタリマエに立った!!
卵の種類を変えてみてもやはりアタリマエに立った!!
昨日(2020/02/03)は「節分」!!
「立春」でないところがミソだった。
ちょっと久しぶりだったので少し緊張していた。とびっきり不器用な私でも指先が憶えていた!!
数分もしないうちにひとつが立った。あとは次々だ!!
いつ、誰が やってもアタリマエに卵は立つ!! ダカラ「科学」なんだ!!
▼このアタリマエを教えてくれた科学者がいる。
あの「雪は天から送られた手紙である」で有名な中谷宇吉郎である。
このアタリマエ実験をめぐって、今から73年前の1947(昭和22)年「立春」に科学者、マスコミをも巻き込んで世間では大騒動になったという。その顛末の一部始終をあの中谷宇吉郎が巧みな文章で「記録」してくれていた。
それだけではない自らも家庭で卵立て実験をして、「卵が立つ」のがいかにアタリマエかを説いてくれていた。アリガタイ!!
中谷宇吉郎の文章をヒントに必ず「卵を立てる」秘技をみつけていた。
つるつるに見える卵の殻の表面にも小さな凸凹がいっぱいあった。少しさわってみるとわかる。
水平な場所の上に卵を立てようとしたとき、この凸凹の凸が問題だった。
凸ひとつではない。
凸3つで底面の三角形を描く。卵の重心から垂線を下ろし、それが三角形の内に入っていればきわめて「安定」して必ず立つ!!
まずは凸3点をみつけること!!
私はこれを「三点主義」と名づけた!! 少し大げさ (^^ゞポリポリ
中谷はこうも言っていた。
こういう風に説明してみると、卵は立つのが当り前ということになる。少くもコロンブス以前の時代から今日まで、世界中の人間が、間違って卵は立たないものと思っていただけのことである。前にこれは新聞全紙をつぶしてもいい大事件といったのは、このことである。世界中の人間が、何百年という長い間、すぐ眼の前にある現象を見逃していたということが分ったのは、それこそ大発見である。▼今から5年前(2015年)の「節分」にも、私はこのアタリマエ実験をやっていた。 この年は、中谷先生もやらなかったようなとんでもないことに挑戦してみた。
卵は「安定」して立つのなら、立った卵はいつまで立ち続けるだろう!?
それをこの眼で確かめてみよう!!
このとき立てた卵も5個だった。
5個の卵のうち最後の1個が倒れたのは191日後であった。
そのときの全「記録」を残していた。
なにも特別のことをしたわけではない。
ただひたすら毎朝起きたら、立ったままの卵の写真を撮り、Twitterで発信しつづけた!!
それを毎日やった。191日一日も欠かすことはなかった。泊をともなう旅にでたときは、旅に出る前の早朝に、帰宅した深夜に写真を撮った。
倒れた卵の「なかみ」検証実験もやった。
すべての記録がここにあった。
▼中谷宇吉郎は最後にこう言っていた。
人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。
73年後の今も、ぜひ耳をかたむけておきたいコトバである。
今一度言わせてもらう。
すべての人に「卵を立てる」というこの小さなアタリマエ実験をお薦めする!!
そして、『立春の卵』のご一読を!!
ちなみに「立春」の今朝、その部屋に行ってみるとアタリマエに卵は立ったままだった。
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