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2020年2月(如月)の俳句「歳時記」!!

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気象庁できめている「標本木」としての梅は、「白梅」のようだ。
 私が勝手に我が家の「標本木」としている梅は、「紅梅」である。
 昨日(2020/02/01)。
 その「標本木」に5~6輪の花が咲いたので、「開花日」と呼んでいいだろう。
 例年にくらべればやっぱりはやい!!
 ここにも「暖冬」の影響がだろうか!?

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▼「標本木」だけでなく、出会う自然の景の観察から季節の移り変わりを楽しく読み解く「俳句」修業!!
 今月もはじめよう。
 まずは、これまでのように名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 中村草田男
(2) 雪残る頂一つ国境 正岡子規
(3) 残雪やごうゝと吹く松の風 村上鬼城
(4) ちりやすくあつまりやすくサヨリらは 篠原梵
(5) 初午やずしりと重き稲荷寿司 金子千侍
(6) 近づけば向きあちこちや梅の花 三橋敏雄
(7) 薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二
(8) にぎはしき雪解雫の伽藍かな 阿波野青畝
(9) 黒きハートヴァレンタインデーのチョコレート 山口青邨
(10) 野火走るさきざき闇の新しく 三村純也
(11) はしりきて二つの畦火相搏てる 加藤楸邨

▼ 今月もまずは、勝手なお気に入り「選句」である。

【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 雪残る頂一つ国境 正岡子規

(11) はしりきて二つの畦火相搏てる 加藤楸邨

(6) 近づけば向きあちこちや梅の花 三橋敏雄

【次点】

(7) 薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二

 シロウト「選句」の特徴は読むたびに選考基準が変化することだ。(^^ゞポリポリ
 今朝、読んだ段階ではこうなった。
 「雪残る」は、この景に出会った記憶がいっきょに…。
 「はしりきて」これはあるある!!畦焼きの経験からこれはきわめてリアル!!
 「近づけば」は、冒頭に紅梅のことにふれたことが影響しているのか。
 次点の「薄氷の」の観察眼に 感動だ!!

▼俳句結社「寅の日」は、なかなか次なる展開とはならなかった。
 しかし、歩みをとめるつもりはさらさらない!!
 また、ひとり吟行の旅に出たいな。
 2月がどこがいいかな? 

 大賀ハス観察池は、この季節は氷や雪の「標本池」の役割をしてもらっていた。
 蓮根の植え替えから45週目である。
 今年は、ほんとうにその役割が用なしだ。
 あらためて枯れた蓮の葉を見ていると 美しい!! 生命の軌跡!!

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