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2019年10月(神無月)の俳句「歳時記」!!

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▼庭の定点ヒガンバナ(A~E)はほぼ満開であった!!
 昨年にくらべると10日ばかりの遅れである。いやもう少しかも知れない。
 同じ株の継続観察をしているからこそいえることだった。
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 今年からもうひとつ植木鉢の株をよく見えるここに移動させた。2015年晩秋に採集した株だった!!
 私のヒガンバナ研究から言うと、重要な意味をもつ一株だった。これを以降Fとする。
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▼ヒガンバナ開花の遅れと呼応するように、10月に入っても「夏」は去らなかった!!
 しかし、けっして季節は遡行はしない。
 こちらは遅れずに今月も俳句修業にはげもう。
 まずは、いつものように名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) 水際にきて色鳥の色こぼす 津根元潮
(2) 思はざる山より出でし後の月 福田甲子雄
(3) 鶴の来るために大空あけて待つ 後藤比奈夫
(4) 運動会午後へ白線引き直す 西村和子
(5) 息吹いて金箔のばす菊日和 山田春生
(6) 星屑の冷めたさに似て菊膾 大木あまり
(7) 風さらふべつたら市の麹の香 井上康明
(8) 栗飯のまつたき栗にめぐりあふ 日野草城
(9) 黄落に立ち光背をわれも負ふ 井沢正江
(10) いてふ散るすでに高きは散りつくし 岸風三樓
(11) 落ち合うて川の名かはる紅葉かな 大谷句仏

▼ 私の俳句修業の第一歩は、勝手気ままな「選句」である。
 今月も恥をかえりみることなく、「選句」に挑戦してみる!!

【私の選んだ名句ベスト3】
(2) 思はざる山より出でし後の月 福田甲子雄
(11) 落ち合うて川の名かはる紅葉かな 大谷句仏
(10) いてふ散るすでに高きは散りつくし 岸風三樓

【次点】
(5) 息吹いて金箔のばす菊日和 山田春生

 そうなんだ。秋は深まりゆくのである!!
 しかし、わたしはやっぱり今月の末もまだヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけていることだろう。
▼先月の19日、子規忌・糸瓜忌の日に俳句結社「寅の日」を立ちあげた!!
 具体的な「発足の会」「句会」「吟行」もまだまだこれからだ。ひとつのことが「かたち」になっていくのはとてもワクワクする。
 さてどこから…!?

 子規と漱石の曼珠沙華を詠んだ句を思い出した。
 「草むらや土手あるかぎり曼珠沙華 子規」
 「曼珠沙華あっけらかんと道の端 漱石」 

 今がもっとも旬の名句だ!!
 


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