【祝】本日(2018/08/26)、第200回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦


▼小山慶太氏は『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山 慶太著 中公新書 2012.1.25)のなかに次のようなことを書いていた。
一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺(高嶺俊夫 物理学者)と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。
高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。(中略)学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(同書 P15より)
コレダ!!
と思った。実際に週一の「昼食会」などは現実的ではない。
しかし、ネットワークのオンラインならそれが可能である!!
幸いなことに寅彦の随筆は、今なら青空文庫でいつでも読める!!
時空を超えて、「寅の日」の復活である!!
それがオンライン「寅の日」!!
▼その取り組みは2012年4月にはじめた。干支の「寅」の日にちなんで12日一度巡ってくるようにした。
そして、
本日(2018/08/26)、ついにその第200回目を迎えたのである。\(^O^)/
( ^_^)/□☆□\(^_^ )
この記念すべき回に読むのは、この4月にも読んだ「金米糖」(『備忘録』より) である。
寅彦をしてもっとも寅彦らしい随筆のひとつである。
◆本日(2018/08/26)、第200回オンライン「寅の日」!!
▼「金平糖ばっかり病」の発端となった随筆だった。
中に心核があってその周囲に砂糖が凝固してだんだんに生長する事にはたいした不思議はない。しかしなぜあのように角(つの)を出して生長するかが問題である。
物理学では、すべての方向が均等な可能性をもっていると考えられる場合には、対称(シンメトリー)の考えからすべての方面に同一の数量を付与するを常とする。現在の場合に金米糖が生長する際、特にどの方向に多く生長しなければならぬという理由が考えられない、それゆえに金米糖は完全な球状に生長すべきであると結論したとする。しかるに金米糖のほうでは、そういう論理などには頓着(とんちゃく)なく、にょきにょきと角を出して生長するのである。
おもしろい事には金米糖の角の数がほぼ一定している、その数を決定する因子が何であるか、これは一つのきわめて興味ある問題である。
ナルホド (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
すべてがわかるわけではないが、なんとなく納得しながら読み進めていると、もうそこは寅彦の世界だった!!
あのコトバが聞こえてくる気がする。
「ねえ君、不思議だと思いませんか?」
▼寅彦の「科学」への誘いは挑発的ですらあった。
そういう意味から、金米糖の生成に関する物理学的研究は、その根本において、将来物理学全般にわたっての基礎問題として重要なるべきあるものに必然に本質的に連関して来るものと言ってもよい。
しかし今までのところまだだれもこの現象の成因について説明を試みた人はない。しかるにこの現象はその根本の性質上おのずから金米糖の生成とある点まで共通な因子をもっている。そしておそらく将来ある「一つの石によって落とさるべき二つの鳥」である。
と寅彦が書いて91年の歳月が流れた。
謎解きはどこまで進んだのだろう?
明後日、それを聞きに行く!! 楽しみであるo(^o^)o ワクワク
大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから22週目だった。
たったひとつの果托は、やっぱり台風20号の直撃を受けて吹っ飛んでしまった。

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