今さらですが、「台風」って何!? #tnk #台風
▼私たちは「大気の物理学実験室」のなかに暮らしている!!
その実験室で、昨日、夏の夕方よくみられるごくありふれた「ひとつの実験」がおこなわれた。
巨大積雲はもくもくと盛り上がり「せきらんうん」へと成長しようとしていた。
しばらくすると、突風が吹き
雨が滝のように降ってきた!!
30分もすると 何ごともなかったように 陽まで射しだした。
この「実験」データは、アメダスにきっちりと記録されていた!!
▼この「大気の物理学実験室」に台風12号が異様なコースをたどりながら近づいているという。
◆台風情報(気象庁)
今一度、台風12号(ジョンダリ)についてわかっていることを整理してみよう。
この機会に
今さらだが、「台風」って何!?
からはじめたい。そんなときとっても参考になるのが
「強さ」「大きさ」「進路予報円の見方」等々、わかったつもりになっていることについても、いろいろ「発見」があるはずだ。
これらを知っておいてTVやネットの「台風最新情報」を見るとずいぶんちがって見えてくるはずだ。
▼台風の「正体」について、ずいぶん昔になるが【科学読み物】を書いたことがある。
ここでいちばん強調したかったのは、台風は「薄いせんべい」のような存在であるということです。
そのことは、ふだんの天気予報ではあまりふれられことはないですから。
「大気の物理学実験室」は水平方向の広がりに比べ垂直方向の距離はきわめてわずかです。
直径が1000㎞に達する台風でも高さはせいぜい十数㎞です。
そのなかで
「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」
が起こるのです。
大気が如何にデリケートな動きをするか想像できます。それを予測することの困難さも少し見えてきます。
しかし、そんなことばかり言っておれません。
風も雨も桁外れのダイナミックな変化をもたらすわけですから…。
▼「正体」を少し知ったうえで、最新情報に注目しておきたい。
台風12号接近に備えて、できるだけはやく、可能な限りの準備をしておこう。
そのうえで、私たちの暮らす「大気の物理学実験室」で何が起こるか観察してみよう。
「台風は雲の展覧会!!」と言った人がいた。
地上からの「雲見」だけでなく、宇宙からの「雲見」もしたいものだ!!
大きな被害が出ないことを願いつつ…。
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