2017年12月(師走)の俳句「歳時記」!!
▼「師走」は西谷川のより濃い川霧からはじまった!!
不思議なものだ。
「師走」というだけで見慣れた景がまったく違って見えてくる。
それはなぜ!?
▼「師走」の俳句はどうだろう。
さあ、今月も
より名句11句を引用させてもらう。
(1) 炉辺に来る肩に鸚鵡をとまらせて 高野素十
(2) 白鳥といふ一巨花を水に置く 中村草田男
(3) 顔見世の楽屋入まで清水に 中村吉右衛門
(4) 底冷えの底といふ日の京にあり 粟津松彩子
(5) 一人編み女生徒のみな毛糸編む 楠 節子
(6) 子等がねて妻ねて霜夜更けにけり 鈴木貞雄
(7) 風邪心地部屋の四隅の遠さかな 遠山陽子
(8) 少しづゝ用事が残り日短 下田実花
(9) ねんねこの中で歌ふを母のみ知る 千原叡子
(10) 降誕祭讃えて神を二人称 津田清子
(11) 行きずりに聖樹の星を裏返す 三好潤子
▼今月もシロウト選句に挑戦だ!!
【私の選んだ名句ベスト3】
(2) 白鳥といふ一巨花を水に置く 中村草田男
(4) 底冷えの底といふ日の京にあり 粟津松彩子
(8) 少しづゝ用事が残り日短 下田実花
【次点】
(6) 子等がねて妻ねて霜夜更けにけり 鈴木貞雄
作者を知って選句するのはこの世界の御法度だという。
でも、シロウトの私はやっぱり詠手によって評価してしまう。今は草田男の名前を見れば文句なく選んでしまう。
「何だろ!?」自分でもわからない。
なぜか強く草田男に惹かれるのだ。
「草田男」の名前からしてお気に入りだ。
「日短」っていい季語だな。一度は自分でも使ってみたいな。
▼なにかがちがう「師走」!!
そんな「師走」の景を自分でも詠んでみたいものだ。
一週間に一度のWeb更新に添える一句に四苦八苦している人間がえらそうに言うことではないが、
やっぱり俳句は面白い!!
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