私のヒガンバナ研究はどこまで来たのか?(4) #ヒガンバナ
▼台風18号の雨は、ヒガンバナに勢いを与えたようだった。
庭の定点ヒガンバナも、続々と顔をだしていた。家の近くのヒガンバナ散策コースのヒガンバナはいっきょに満開に達した株もあった。
赤く燃え立つビカンバナは、私をワクワク気分にしてくれる。
▼「ヒガンバナばっかり病」が徐々に発症してきたようだ。
ヒガンバナの「ふしぎ!?」研究の話をつづけよう。
2013年秋の「自然結実」ヒガンバナ群落との出会いが、その後の劇的展開を方向付けた。
・2013年 「自然結実」種子を手に入れたことがうれしく、それを見せ回っているあいだにつぶれたりして最終的に何個の種子を手に入れたのか不明になってしまった。(10個以上であることは確かだ。)
・2014年 完熟種子33個!!
・2015年 完熟種子62個!!
・2016年 完熟種子73個!!
もはや「偶然」などではあり得ない!!
自然結実はアタリマエ!!
▼でもこれだけではホンモノの「種子」とは言いがたい。
「種子」なら次世代のヒガンバナに育ってこそホンモノ!!今はまだ「種子もどき」なのかも?
「種子」から育てる実生への挑戦は必然だった!!
しかし、実生の知識も情報も多くはなかった。あるのはいつもの「無手勝流」だけ!!
そんな私をヒガンバナは見捨てなかった。
2015.4.14 ついに実生ヒガンバナが「発芽」したのだ!!
それに続いて2個が「発芽」(発根)した。2014年採集の33個のうち3個が「発芽」(発根)したのである。
感動はそこまででとどまらなかった。
その年の秋(201.09.17)、今度は「出葉」してきたのだ!!
▼ことは順調に展開していくかに思えた。
しかし、そうそううまくいくことばかりではなかった。2015年採集の62個についてはすべてカビでやられてしまい(今のところ原因はカビと判断しているが…)、どれひとつとして「発芽」(発根)しなかった。
私はあきらめなかった。いやあきらめたくはなかった!!
2016年採集の73個(そのうち3個は東京へ)について再挑戦をした。
今年の春、そのうち3個が「発芽」(発根)した。
シロウトの「無手勝流」に限界があることは確かだ。
しかし、シロウトだからこそ見えてくる「ふしぎ!?」もある。
(つづく)
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