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本日(2017/08/19)、第168回オンライン「寅の日」!!#traday

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▼いったん青空が見え、猛暑がつづいた。
 しかし、夕方になって再び雷雨となった。未明の強烈な雷雨とあわせて二度も雷雨であった。
 私の暮らす「大気の物理学実験室」で、大気はどのように動いたのだろう!?

 アメダス「福崎」の記録をみながらしばし想像してみた。

▼本日(2017/08/19)は、第168回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマは 
 寅彦と「風」
 である。その第二弾として読むのは「夕凪と夕風」である。
 
◆本日(2017/08/19)、第168回オンライン「寅の日」!!#traday

●「夕凪と夕風」(青空文庫より)

▼昨日、自分が体験したことと重ね合わせながら読んでみた。
 合点がいくことが多かった。ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

どうして高知や瀬戸内海地方で夏の夕凪が著しく、東京で夏の夕風が発達しているか、その理由を明らかにしたいと思って十余年前にK君と共同で研究してみたことがあった。それには日本の沿岸の数箇所の測候所における毎日毎時の風の観測の結果を統計的に調べて、各地における風の日変化の特徴を検査してみたのである。

 80年以上前の寅彦の試みが、私にひとつの「野望」をいだかせた。いつものようになんの予備知識も技能もない無手勝流の「野望」である。

 全国の「アメダス」データを利用して寅彦の試みの再現はできないものだろうか!?

▼寅彦はすでにひとつの結論を得ていた。

その結果を綜合してみると、それらの各地の風は大体二つの因子の組合せによって成り立っていると見ることが出来る。その一つの因子というのは、季節季節でその地方一帯を支配している地方的季節風と名づくべきもので、これは一日中恒同なものと考える。第二の因子というのは海陸の対立によって規定され、従って一日二十四時間を週期として規則正しく週期的に変化する風でいわゆる海陸軟風に相当するものである。そこで、実際の風はこの二つの因子を代表する二つのヴェクトルの矢の合成によって得られる一本の矢に相当する。

 再び昨日体験したことを思い出す。
 

そうして海陸の位置分布の関係でこの凪の時間が異常に引延ばされるらしい。

 昨夜の寝苦しい暑さと重ねてみる。
 こうも言っていた。

同じような異常は局部的な雷雨のためにもいろいろの形で起り得るのである。

 どうやら寅彦には「大気の動き」が明確に見えていたようだ。
 少しでも追いつきたいものだ!!

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