2017年7月(文月)の俳句「歳時記」!!
▼大賀ハス「あこがれの4日間」が次々と連続してやってきていた。
2号(「水栽培池」)は三日目、3号(「観察池A」)は二日目!!
「あこがれの4日間」はそれぞれの日の美しさを持っているが、やはりこの二日目三日目の美しさは最高である。荷風も「最高」だ!!
その瞬間を画像として切りとるはできても、「荷風」までは記録することはできない。
それをも可能にするのが「俳句」ではないかと思っている!!
▼さあ、今月も
より名句11句を引用させてもらう。
(1) 金魚玉とり落としなば舗道の花 波多野爽波
(2) 青田には青田の風の渡りくる 星野 椿
(3) 雲の峰一人の家を一人発ち 岡本 眸
(4) ゆるやかに光琳模様泉より 宮津昭彦
(5) また少しこぼれて鬼灯市の雨 村沢夏風
(6) 白玉は何処へも行かぬ母と食ぶ 轡田 進
(7) 日を追わぬ大向日葵となりにけり 竹下しづの女
(8) 採る茄子の手籠にきゆァとなきにけり 飯田蛇笏
(9) 花茣蓙にわがぬくもりをうつしけり 阿部みどり女
(10) ゆけどゆけどゆけども虹をくぐり得ず 高柳重信
(11) 羅をゆるやかに着て崩れざる 松本たかし
▼毎回同じことを言うが、なぜ名句とはかくもうまく景を切りとるのだろう!?
自らをかえりみることもなく、今月も「名句中の名句」を選んでみよう。
【私の選んだ名句ベスト3】
(2) 青田には青田の風の渡りくる 星野 椿
(3) 雲の峰一人の家を一人発ち 岡本 眸
(10) ゆけどゆけどゆけども虹をくぐり得ず 高柳重信
【次点】
(8) 採る茄子の手籠にきゆァとなきにけり 飯田蛇笏
▼「青田」「雲の峰」「虹」そして「茄子」!!
季語で自然を切りとればどんな景が見えてくるだろう。私としては「蓮の華」をここに加えたいところだ!!
シロウトの最大の特権は勝手に愉しむことができることだ。
7月はどんな愉しみが待っているのだろう。o(^o^)o ワクワク
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