大賀ハス「あこがれの4日間」が始った!!
▼ハスの花は基本的には4日間開閉を繰り返す。4日目には花の役割を終え花びら雄しべは落ちる。
残った果托に種子(実)ができる。
私はいつのころからか、この4日間を「あこがれの4日間」と呼んでいた。
大賀一郎先生が千葉県検見川の泥炭層に実をみつけて66年目、私が種子から育て始めて10年目。今年も花芽1号の「あこがれの4日間」がはじまった!!
▼大賀ハスは早起きだった。
前日には萼が少しはがれかける。それが「あこがれの4日間」はじまりのシグナルたった。
5時過ぎたら変化がはじまった。
時間はきわめて正確だった。それはまるで「目覚まし時計」が埋め込まれているように。
開花の時のさまは「ポッンと音がする」という都市伝説があるぐらい瞬時であった。でも一度それを実際に観察してみるとそんなことはないとすぐわかる。それよりももっともっと巧妙で不思議だった。
どんなカラクリになっているのかそれが知りたい!!
私は最後まで花托にフタをするような花びらにある白い筋のようなものそれが謎解きの鍵をにぎると勝手に仮説を立てている。
▼「水栽培池」の花芽だけに少し小ぶりである。花茎も細い。
しかし、やっぱり開花して雄しべ、花托(雌しべ)が見えてくると感動である!!
8時~10時ごろに最大に開く。
思わず花を近づける!! あの香りだ!!
残念ながら昨日は虫たちは来なかった。
▼第1日目はチューリップのようなかたちまで開花する。11時頃になると閉じ始めた。
閉じるときのカラクリも不思議だ。
夕方になるとほぼもとのかたちにもどった。
今朝、もうすでに「あこがれの4日間」二日目がはじまった。
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