2017年5月(皐月)の俳句「歳時記」!!
▼今日は端午の節句であり、「立夏」である!!
今日から「暦の上では」夏である。私はどうもこの「暦の上で」とか「二十四節気」とか言うものをなめていた。
どちらかと言うと、前近代的なもの、非科学的なものというイメージでとらえていた。
それは、まったく違っていた。
自然をゆっくりと観察するような暮らしになってはじめて気づいた。
「暦」「二十四節気」!!これぞ使える「科学」だ!!
自然を豊かにとらえるための「科学」だ!!
▼ひよっとしたら俳句「歳時記」も…。
と言うのが、毎月この俳句「歳時記」を連載している理由だ。
今月も参考させてもらっている
◆NHK「俳句」 テキスト
から巻頭名句11句を引用させてもらう。
(1) 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 寺山修司
(2) あるときは船より高き卯浪かな 鈴木真砂女
(3) 更衣駅白波となりにけり 綾部仁喜
(4) 鯉のぼり目玉大きく降さるる 上村占魚
(5) 柿若葉重なりもして透くみどり 富安風生
(6) そら豆はまことに青き味したり 細見綾子
(7) ぼうたんと豊かに申す牡丹かな 太 祇
(8) 附き人が菩薩を煽ぐ練供養 右城暮石
(9) 葉桜の中の無数の空さわぐ 篠原 梵
(10) 新茶汲むや終りの雫汲みわけて 杉田久女
(11) 山々に麓ありけり桐の花 小島 健
▼巻頭にあげられぐらいの「名句」ばかりであるが、そのなかでも私にピッタリときたベスト3を選んでみた。
【私の選んだ名句ベスト3】
(7) ぼうたんと豊かに申す牡丹かな 太 祇
(5) 柿若葉重なりもして透くみどり 富安風生
(6) そら豆はまことに青き味したり 細見綾子
▼我が家の「ぼうたん」「柿若葉」「そら豆」の今を写真に撮ってみた。
俳句「歳時記」を私の「科学の方法」のひとつとして採用しようときめた。
そう決めてからでも、月日は経つが、いっこうに上達の兆しはない。(^^ゞポリポリ
でもそれでいいと思っている。
愉しみが増したことは<事実>だから…。
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