論考『寺田寅彦と新しい物理学』を読んで #traday
▼タンポポと「アメダス」!!
これが昨日の一枚だ。「アメダス」と取り合わせの写真はとてもアリガタイ!!
「気温」「風」等はきっちりと「アメダス」に記録されているのである。
この一枚を撮ったときの気温は19.3℃と記録されていた。
そのうち気温も記録するデジカメ登場するかな?いやもうすでにあったりして…。
▼ 「2017年春・寅彦を訪ねて」の旅から一週間が経とうとしていた。
私は、まだの旅の余韻のなかにいた。
学んだことをゆっくりゆっくり楽しみながら反芻していた。そのひとつに四宮義正氏より頂戴した
◆論考『寺田寅彦と新しい物理学』(四宮義正著 2016)
があった。四宮氏は長年「寺田寅彦」研究を続けておられ、「寅彦」についてはなにからなにまでよく知っておられ、お話を聞くたび感動してしまうのだった。
にわかファンの私のトンデモ質問にも実にていねいに応えてくださる。アリガタイかぎりだ。
これまでの論考の一部は次に記載されている。
▼この他にも
・『寺田寅彦 ゆかりの地を巡る』(1)2013
・『寺田寅彦 ゆかりの地を巡る』(2)2014
・『寺田寅彦 ゆかりの地を巡る』(3)2015
をまとめておられ、これがとても役に立つ。私は、どこに旅にでるときも一度はこれを見せてもらって「この機会に立ち寄ってみよう!!」という場所を決めている。お世話になっています。深謝 <(_ _)>
さて今回の論考である。
不勉強な私には少々難解であった。小見出しをあげながら内容を追ってみる。
1.X線の発見と日本への速報、寺田の留学
2.X線による結晶の構造解析の研究-その成果
3.X線による結晶の構造解析の研究-その放棄
4.新しい物理学(量子論)への取り組み
5.外国人研究者の来日に対する反応
6.まとめに代えて-水島寒月への同化
以上である。
▼人は自らの「文脈」にあわせて他人の論考を読む。
それしかできない。
にわか寅彦ファンであり、「新しい物理学」についても不案内な私の「文脈」に従えば
6.まとめに代えて-水島寒月への同化
の部分がいちばん興味深かった。
寅彦は「寒月」へ同化することによって
「科学」は他人事ではない!!
誰もが「科学」の当事者である!!
を教えてくれた。
これこそが、元祖サイエンスコミュニケーターである所以なのかも知れない。
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コメント
いつかこんな旅に出たいです。
投稿: 中村久良 | 2017/04/22 10:44