2017年1月(睦月)の俳句「歳時記」!!
▼今が「稼ぎどき」のヒガンバナも、早朝には霜が降りてうなだれていた。
昼間は、葉を精一杯のばし光を独り占めして栄養をつくり地下に貯め込んでいる。何度考えてもみごとな戦略だ。葉に降りた霜をよく見ていると、霜が降りるのにやっぱり一定のルールがあるようだ。
そもそも霜(水の固体)になった水蒸気(水の気体)は、どこからやってきたのだろう?
全部大気中にあったものだろうか?
それとも葉っぱから出てきたものも含まれるのだろうか?
やっぱり「ふしぎ!?」だ!!
昨日(4日)は、私も朝から始動だった。
「とんど」準備の手伝いに行った。
▼昨年までは、「雲見」「天気コトワザ」「俳句歳時記」の3つを観天望気の手段としてきた。
月初めにはこれらにふれてblogを書いてきた。今年は「天気コトワザ」については一区切りつけて休む、けっしてやめるのではない。別のかたちとして検討中!!
「雲見」「俳句歳時記」については今年も続けるつもりだ。参考にしてきたテキストを変える。
いろいろ検討した結果、次に決めた!!
◆NHK「俳句」 テキスト
実は数年前からこの番組の大ファンになっていた。
けっこう「理科」に関係することもよく出てくる。テキストも数年前から定期購読をしていた。
今ではいちばん熱心に読む月刊誌だ。
これを利用しない手はない。
▼このテキストには、巻頭名句+名句10句がきれいな写真とともに紹介されている。
それを引用させてもらおうと思う。
今月の11句は次のようなものがあげられたいた。
(1) オリオンの盾新しき年に入る 橋本多佳子
(2) 釣り上げし鯤の雫や初寝覚め 小島 健
(3) 初便り皆生きてゐてくれしかな 石塚友二
(4) 桜炭ほのぼのとあり夕霧忌 後藤夜半
(5) 塗り椀の家に久しき雑煮哉 正岡子規
(6) 願ふより謝すること多き初詣 千原叡子
(7) 花びら置くここちして福笑ひ 大木あまり
(8) 母の家に母のもの着し女正月 山本洋子
(9) 冬菊のまとふはおのがひかりのみ 水原秋櫻子
(10) 九十の端を忘れて春を待つ 阿部みどり女
(11) 手を膝にのせかまくらの客となる 小原琢葉
▼名句としてあげられているものだから、どれもがスバラシイ!!
このなかから「選句」するなどシロウトにはおこがましい話だが、それを決行してしまうのもシロウトならでは技である。このなかから、私の「ベスト3」を選んだ。
【私の選んだベスト3】
(1) オリオンの盾新しき年に入る 橋本多佳子
(9) 冬菊のまとふはおのがひかりのみ 水原秋櫻子
(7) 花びら置くここちして福笑ひ 大木あまり
あなたならどれを選びますか?
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