新・中学校「理科」を構想する。(27)

▼ついに来た、今年も!!
大賀ハス観察池は蓮根の植え替えをしてから、ちょうど11週目だった。花芽が観察池の淵からちょこっと顔を出したのである。花芽(花茎)はいつも立葉とセットで現れる。立葉でたっぷり栄養を稼いで、花に栄養補給し次世代の種子をつくる戦略だろうか。
はじめて大賀ハスの発芽処理をしてから9年目だった。今年もうれしいことに一回は「あこがれの4日間」(蓮の花が開閉するのはほぼ4日間だけだ。そこで私は勝手にこうよんでいる。)と出会えそうである\(-o-)/
▼それにしても「ふしぎ!?」だった。
定例観察日ということで、朝からかなりていねいに観察したはずだが、花芽には気づかなかった。
昼すぎになってやっと気づいて、夕方には「つぼみ」全体が顔をだしていた。
ものすごいスピードで成長していた。立葉の方も、さらに大きく葉をひろげきた。
ファン・ヘルモントの「柳の木の実験」を持ち出すまでもない。
植物の体は偉大なる「緑の化学工場」なんだ。
▼その「化学」に話をもどそう。
私は不勉強であまり専門というものがなかった。それでも強いて言うなら「物理」「化学」「生物」「地学」のなかではこの「化学」がいちばん親しみがあった。
しかし、「化学」のほんとうの面白さを知ったのは、教師になって【化学変化】の授業をするようになってからだった。
なにが面白いと言って、やっぱり「実験」だった。
自分の手で、物質に触れながら、「実験」で確かめる。これに勝る学習方法はなかった。
▼この単元では扱う範囲もいろいろ変わっていったが、いつの時代も教科書に登場する「定番実験」、「お気に入り実験」【お薦め実験】等などいろいろある。
順不同でいくつかの実験で、「私の化学」をふりかえってみる。
実験器具は、実験開発者の故古川千代男先生より直接分けていただいた。
この実験を何度やっただろう。
私のもっとも「お気に入り実験」と言えるかも知れない。「水は水素原子と酸素原子からできているのである」こんなアタリマエを実感する実験である。
定番「水の電気分解」もとても大切で、ぜひとも体験しておくべき実験だが、それに付け加えてこの実験はお薦め実験である。
水の中でモノもが燃えるなんて…。
水からほんとうに「水素」が…。
もっともありふれたモノ・水の「ふしぎ!?」
今朝見たら、大賀ハスの花茎さらにのびていた。
(つづく)

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