【立春の卵】を立ててみよう!!
▼昨日(2016/01/21)は、二十四節気で「大寒」であった。
「大寒」の夕方、私はあの部屋に入って、あの「小さな実験」に挑戦してみた。
冷蔵庫から取り出してきた卵を立てなのである。
アタリマエだが実験は成功した。
・いつ
・どこで
・誰がやっても
アタリマエに「卵は立つ」、だからこれは「科学」なんだ。
「立春の卵」ならぬ「大寒の卵」だ!!
この「小さな実験」が、今の私には「大実験」だった。
▼今から69年前(1947年)の「立春」にこのアタリマエの「小さな実験」を巡って新聞各紙もとりあげるほどの大騒動があったそうだ。
その顛末の一部始終を、「雪は天からの手紙である」のあの人・中谷宇吉郎が「記録」してくれていた。
それを今すぐ読むことができるアリガタイ!!
中谷はこの顛末の「記録」だけでなく、自分でこの「小さな実験」を試みアタリマエに立つことを立証してくれていた。さらには、なぜアタリマエに立つのかも説明してくれていた。
これは、この「小さな実験」を試みるときの大きなヒントになる。
▼私は一年前の「立春」の前日、つまり節分の日に気まぐれにこの「小さな実験」に挑戦してみた。
場所は、昨日の「大寒の卵」の部屋だ。
5個の卵を立てた。
次の日、朝起きたらすぐその部屋に行った。5個とも立ったままであった。
なんかうれしくなって写真を撮った。
それをTwitter、Facebookでつぶやいた。
次の次の日も卵は倒れていなかった。
「いったいいつまで?」に関心が移っていった。
そして、最後の1個が倒れまで191日が経ったのである。
なんと、191日も卵は立ったままだったのである!!
倒れた卵の「なかみ」の検証実験もやった。
その「記録」を昨年末にやっとまとめることができた。
今、見返していると自画自賛ながら、実に面白い!!
自分でやったことながら、あきれてしまいもする。なぜそこまでこだわったのだろう!?
やっぱり、この小さな「小さな実験」は、私にとっては世紀の「大実験」なんだ!!
▼次には、この「小さな実験」を多くの人と一緒に楽しみたい!!と思いだした。
そこで
【立春の卵】を立ててみよう!!キャンペーンを繰りかえしやってきた。これからもこれを続けていきたいと思っている。
今年も、「立春」が近づけば、きっと新聞等で話題になるだろう。
まだこの「小さな実験」を自分で試みたことない人はぜひぜひ…
そして「科学的とは?」考えてみるのも面白いかも!!
中谷は「立春の卵」の最後にこう書いていた。
何百年の間、世界中で卵が立たなかったのは、皆が立たないと思っていたからである。
人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。
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