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2016年1月のオンライン「寅の日」は #traday

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▼朝、いつもの「雲見」の空を見上げていると、一粒だけ頬に冷たいものを感じた。
蓮根の植え替えから38週目の大賀ハス観察池も二日連続の氷がはっていた。
ひょっとしたら、生野峠の向こうは、雪だろうか!?
雪と言えば、すぐ思い出すが一週間前の「寅彦を訪ねて」の旅だった。
まだまだ学んだことの反芻作業を続けていた。
▼と言っているあいだにも地球は回転し、今年もあと10日あまりとなった。
来年1月のオンライン「寅の日」を考える時期となっていた。
12月は「俳句」「連句」と寅彦の「自然観」をテーマにやってきた。
あと2回ある。
反芻作業続けているうちに、1月にやってみたいテーマをみつけた。
「文化としての科学」
である。一月には2回あった。

■2016年1月オンライン「寅の日」

◆第118回オンライン「寅の日」 …1/09(土)
◆第119回オンライン「寅の日」 …1/21(木)

▼「文化としての科学」とは、これまた大きなテーマだ。
今回の旅でつくづく感じたのは寅彦も宇吉郎も「文理融合」の人だったということだった。
師弟ともに絵を描き、音楽を楽しみ、詩を詠み、あのすばらしい随筆群を書く「科学者」だった。
彼等にとって「科学」とはなんだったのだろう?
そして、今を、そして「これから」を生きる私たちにとって「科学」とは?
ちょっと大風呂敷!?
がすぎるかも知れない。
 しかし、繰り返し読めば見えてくるものがあるかも知れない。
そんな期待を抱きながら、新年もスタートしたい。
 テーマにそった随筆はどれか、いろいろ悩んだ末、ふたつを選んだ。
ひとつは「科学者と芸術家」を選んだ。かなり初期に書かれたものだが、ベースになる寅彦の考えが出ているとおもったからだ。
 もうひとつは、これまでにも2回挑戦してきた「科学と文学」だ。こちらの方はかなり晩年(昭和8年)に書かれたもので、これまでの寅彦の考えをまとめたものになっていると思ったからである。かなり長編で一回だけでは、どこまで読み解くことができるか不安ではあるが、これからも繰り返し読むきっかけにということで。

■2016年1月オンライン「寅の日」

◆第118回オンライン「寅の日」 …1/09(土) 「科学者と芸術家」(青空文庫より)

◆第119回オンライン「寅の日」 …1/21(木) 「科学と文学」(青空文庫より)

▼2016年の暦を見ながら、「寅の日」をチェックしてみた。
30回あった。12/31の忌日特番を加えて31回予定できる。
来年末には148回になる予定である。
いつまでやるのか?それはわからない!!可能な限り続けるつもりだ!!

まもなく没後80年だ。
オンライン「寅の日」をここまで拙い歩みでやってきたけど、まだまだなにひとつ読み解くというところまでには
いたっていない!!
 ただひとつだけこれはわかった!!ということがある。それは

寺田寅彦という「科学者」は「今」も生きている!!
いや、二十年、三十年先の「これから」を生きている!!

ということである。
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