師走の「雲見」とクモ学!!(4)
▼昨日(2015/12/11)昼過ぎになってやっと雨はやんだ。
私 『それにしてすごい雨風やったな。』
彼女『…』
私 『あれ、ネットの張り替えをしているんな。何度かみせてもらったけどみごとなもんやな』
彼女『またまたあんたか!!この忙しいときになんや!?』
私 『いやいや、久しぶりやし、またいろいろ聞こうと思って…』
彼女『この忙しいのに、邪魔なやつやな。』
私 『その糸の張り方にちゃんと順番があるんやな?』
彼女『アタリマエやろ!!』
彼女『あんたらかて家建てるとき、立てる柱に順番があるやろ。』
私 『(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン』
私 『その張られた糸見とったら、力の合成・分解の授業思いだしたわ。』
彼女『はあ…?(゚_。)?(。_゚)?』
▼しばらく経ってから
私 『あれ休んでいるんやな。』
彼女『そりゃ、そうやろそんないっぺんにできひんがな。』
私 『ところでねその糸なんやけど、たしか雨降る前にいっぺん回収しよったな?』
彼女『なんやみとったんか。もちろん回収しよったで!!』
私 『リサイクルするんやな。』
彼女『そりゃそうや限りある資源やからな。』
私 『それで不思議におもうやけど、お腹なかどうなっとるん?糸巻きみたいなものあるん?』
彼女『それは、自分で勉強してみんか。』
私 『はあ…』
私 『それにしてもその糸って不思議な物質やな!!』
彼女『まあ、これは先祖伝来の最強のツールやからな。4億年来の企業秘密や!!』
彼女『なんか最近あんたらの仲間が、これを人工的につくりはじめたんやて!?』
私 『ああなんか聞いたことあるわ。』
▼夕方になって
私 『おおう、やっているやっている。うまいもんや!!』
私 『そんなりっぱなネットリニュアルして、ひょっとしてまたしても産卵とか?』
彼女『なんぼあたたかい言うても、前に言うた「日の長さ」がかわるわけやないからな…』
彼女『卵産んでも、産まれてくる赤ちゃんがうまく育つか…???』
私 『まあ、それにオスの姿見んね。あたたかくなってイソウロウはどこからか出現しとるけど。』
私 『ふつう産卵って何回ぐらいするもんなん?』
彼女『まあ、それはこれから何年ものつき合いなったらわかるんととがうん?』
彼女『今は忙しいからな…』
私 『あっ、ゴメンゴメン』
▼今朝になって
私 『おはよう!!やあ、りっぱにリニュアルしたな。』
彼女『朝早うからどないしんや。』
私 『ちょっと旅に出ようと思うんで、あいさつだけしとこと思って…』
彼女『どこへいくんや?』
私 『南国土佐の方へ…』
彼女『あちらの方、もっとあたたかいと思うので今も仲間たちがんばっとるかも知れへんな。』
私 『出会ったらよろしゅう言うとくわ。』
私 『しばらく顔見いへんけど、元気でな。帰ってくるまでここにおってや!!』
彼女『それはわからんな。まあ…』
私 『ではまた…』
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コメント
楠田先生、こんにちは。
鈴木勝浩です。
ジョロウグモの場合、1回産卵したら、
母グモの命は絶えてしまうとばかり
思っておりましたが、楠田先生の
この観察によると、違いますね。
いったいぜんたい、何のために生きているのか
と考えるほうが、おかしいのかもしれませんが・・・。
それにしても、
このジョロウグモの
これからの様子に、ひじょうに興味があります。
楠田先生、これからも、
よろしくお願いします。
投稿: 鈴木勝浩 | 2015/12/13 14:52
鈴木勝浩さん
おはようございます。
まだ高知にいます。帰ったら彼女はまだ居てくれるでしょうか。少し心配です。
また、その後のようすお知らせしたいと思います。
こちらこそ、よろしくお願いします。<(_ _)>
投稿: 楠田 純一 | 2015/12/14 08:45