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本日(2015/03/15)、第92回オンライン「寅の日」!! #traday

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▼「お水とり」に行っているあいだに、例のゲホウグモの「卵のう」の態勢がちがってきたように見える。以前のようにストレートにぶら下がっているのではなく2ヶ所の糸でちょうどハンモックをつくったようなかたちでぶら下げているように私には見えてしまう。「卵のう」のなかにもなにかゴツゴツとしたものを見てしまうのだが、これは勝手に私が「物語」をつくろうとして色メガネを通して見るからであろうか。
 寅彦だったらどう見ただろうか?
▼そうだ!!今日はその寅彦を読む日だ。
本日(2015/03/15)は第92回オンライン「寅の日」である。
テーマは2月から引き続いての「寺田物理学」入門である。その第4弾ということになる。
読むのは「物理学圏外の物理的現象」である。

◆本日(2015/03/15)、第92回オンライン「寅の日」

●「物理学圏外の物理的現象」(青空文庫より)

▼前回からの2つの疑問
(1) 「寺田物理学」はなぜ面白いのだろう?
(2) 「寺田物理学」の謎解きはどこまで進んでいるのだろう?
はまだ保留したまま今回の文章を読んだ。
私は、今回の文章全体が、このうえない『「寺田物理学」のすすめ』に読めてしまった。
 冒頭の一文

 物理学は元来自然界における物理的現象を取り扱う学問であるが、そうかと言って、あらゆる物理的現象がいつでも物理学者の研究の対象となるとは限らない。本来の意味では立派に物理的現象と見るべき現象でも、時代によって全く物理学の圏外に置かれたかのように見えることがありうるのである。

は、当時(83年前)の「寺田物理学」の「現在地」を示唆していた。
「では、今は?」というのが私の疑問(2)だ。
 「寺田物理学」入門を志す私にはうれしいことが書いてあった。

物理学圏外の物理現象に関する実験的研究には、多くの場合に必ずしも高価な器械や豊富な設備を要しない。従って中等学校の物理室でも、また素人(しろうと)の家庭でもできうるものがたくさんにあると思われる。

なんともうれしいことを言ってくれているではないか。
これがきっと私の疑問(1)と関係するのだと思う。
▼うれしい気分にさせてもらったと思ったらつかさす次の但し書きがあった。
しかしいかなる場合にでも、その研究者が物理学現在の全系統について、正しい要約的な理解を持っていることだけは必須(ひっす)な条件である。

やっぱり「寺田物理学」はホンモノだ!!
トンデモ「科学」ではないんだ。今の私には「必須条件」がそなわっていない。
今からでも間に合うかな?まあやるだけやってみるか!!

 昨日は大賀ハス観察池の定例観察日であった。蓮根の植え替えから50週目である。池の水はにごりボウフラたちの屈伸運動がめだってきた。
それを察知してかクモの糸が目立ちはじめた。やっぱり「お水とり」が終わったら春だ!!
今年度の観察池もあと2週間!!
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