Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(48)
▼昨日の朝、蓮根の植え替えから46週目の「大賀ハス観察池」に雪が降っていた!!
夜のあいだに「北西・北から」冬が再びやってきたようだ。
朝のあいだの「雲見」は、雲のない「雲見」からはじまった。やがては次から次と色々な雲が登場してきた。
それらは必ずしも「北西」からばかりは登場しなかった。
「西」からも登場した。「雲見」しながら思った。
冬と春の交叉が始まっている!!と。
▼知れば知るほどそれは美事である。
「大気の大循環」のシステム!!
冷たい空気は重たい、重たいから下に下りてくる。
持っていた「位置エネルギー」を「運動エルギー」に変えて。
温かい空気は軽い、軽い空気は上に上昇する。
「熱エネルギー」を「運動エネルギー」に変え「位置エネルギー」を得る。
まるで大気のジェットコースターだ!!これぞエネルギー保存則!!
それを繰り返すうちに「エネルギー格差」格差を是正していく。
誰が考えたんだ。こんな美事なシステムを。
▼今朝起きてから、ひとつの作業をしてみた。
いずれも気象庁・高層天気図のお世話になった。
最初は、
◆アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
である。昨日の12時の500hPaの分をプリントアウトして、-30℃の破線を青い蛍光ペンでなぞってみた。
北・北西からまるで長い舌を伸ばして日本列島の北部を覆っていた。
5㎞上空のこれが下りてきているのだとわかった。これが冬の正体だ!!
もうひとつ興味深い高層天気図があった。
◆北半球500hPa高度・気温天気図(AUXN50)
である。同日、同時刻のものである。先の500hPaの場合と同じ作業をやってみた。
アタリマエだけど長く伸びた舌は同じかたちをしていた。
それにしてもこの蛇行はなんだ。地球一回りで3~4回大きく蛇行している。
どうみてもなんらかの周期性を持っているように見える。
ここに「大気の大循環」の謎解き、春の訪れの予測のヒントがあるような気がする。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
▼朝起きてからもうひとつやった。いつものように月を撮ったのだ。
月は暦にある通りのかたちをしていた。正確な月齢まで計算されていた。予測通りだった!!
ほんとうに「ふしぎ!?」だ!!
380000㎞も彼方の月のことが、こんなにもはっきりわかるのに、
たった5㎞だけ上空のことがわからないのだろう?
たしかに「天気の変化」は複雑である。いくつものアタリマエが複雑に絡まり合っていた。
「天気」は複雑系科学の典型である。
だから深く、面白い!!
とも言える。
(まだまだ つづく)
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