Webテキスト『天気の変化』の可能性!?(26)
▼「雲をつかむような話」というコトバがある。
成人式の昨日にやった「雲見」はこのコトバを思い出させてくれた。
すぐそこに浮かんでいるので、手をのばせばつかんめそうだ。しかし、それをつかんだ人の話は聞かない。
(もっとも『雲をつかむ話』という本はあるが)
いつも身近に見えてわかっているようでわからないのが雲だ。
そもそも雲っていったいなんなんだ!?その正体は!?
▼我々は「大気の物理学実験室」に暮らしていると言い放ち悦に入っているだけでは、「雲見」をより豊かに楽しむことはできない。
今一度、もっともっと根っこのところから、雲の「ふしぎ!?」を追いかけてみようと思う。
「大気の物理学実験室」というとき、その「大気の物理学」って何なのだ。
どんな物理学のルールが関係しているのだろう。
そこから考えてみよう。中学校理科教師にもどって少し関係しそうなものを思いつくままにピックアップしてみよう。
・水の三態変化(固体・液体・気体)
・状態変化と熱エネルギー
・混合気体としての大気
・位置エネルギーと運動エネルギー(エネルギー保存の法則)
・光とは
・音とは
・熱とは
・断熱膨張
・断熱圧縮
・圧力、大気圧
・慣性の法則
・万有引力
・重力
等々
わー益々頭が混乱してきそうだ。
ゆっくり 急ごう!!
▼ひとつずつゆっくりと時間かけて謎解きをやってみるつもりだ。
でも、とりあえずのときは切り札のあのルールだ。
上がるとザアザア 下がるとカラカラ !!
これを使ってみよう。
これはいつでも、どこでも使えるルールだ。
見えていた雲が消えた→下がるとカラカラ
なにもないところに雲が見えだした→上がるとザアザア
という具合に。
▼とりあえずの場合は決めておくが、やっぱり根っこからもう一度はやりづけてみようと思う。
それが、きっと毎日の「雲見」をより豊かに楽しいものにしてくれると信ずるから…
「雲をつかむ」ことはできないかも知れないが、ひよっとしたら「雲を読める」日はくるかも知れない。
それを夢見ながら…
(つづく)
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