ファラデーラボで「ファラデーのクリスマスレクチャー」は最高!!
▼先日の20日(土)、ファラデーラボでクリスマスレクチャーを楽しませてもらった。
◆第4回ファラデーラボクリスマスレクチャー
内容も盛りだくさんで学ぶところの多いクリスマスレクチャーだった。
なかでも、イブさん演じるところ「ロウソクの科学」は最高だった。夏の終わりにも見せていただき感動したが、さらにパワーアップされていた。
▼ファラデーが「ロウソクの科学」のクリスマスレクチャーをしたのが1860年、今から154年も前のことである。
彼はそのときすでに70歳になっていたという。
子どもたちのためのクリスマスレクチャーをはじめたのもファラデーであった。1826年のことである。
それ以来ずっと今も続いているというから凄いものだ。
クリスマスレクチャーは6回連続で行われる。ファラデー自身は19シリーズもこれを行ったというから、如何に「クリスマスレクチャー」を大切に思っていたかがわかるというものだ。
そんなファラデーに惚れ込んで森本さんは「ファラデーラボ」をつくったのだから、今年のクリスマスレクチャーは「ファラデーラボ」らしいものになったでは。
▼少しこじつけぽくなるが、我らが寺田寅彦もファラデーのことを大きく評価していた。
先日のオンライン「寅の日」で読んだ「科学と文学」のなかでこのように言っていた。
科学の事実やその方則やその応用の事例を一般読者にわかりやすいように解説することを目的としたものである。そういうものの中でもファラデー、ヘルムホルツ、マッハ、ブラグなどのものはすぐれた例である。それがすぐれている所因は単に事がらを教えるのみでなく、科学的なものの考え方を教え、科学的の精神を読者の中によびさますからである。そういうものを書きうるためには著者はやはりすぐれた科学的探究者であると同時にまた文学的創作者でもなければならない。
いの一番にファラデーの名前をあげている。寅彦がこれを書いたのは1933年だ。すでに「ロウソクの科学」を読んでいたのはもちろんだ。
▼「ロウソクの科学」はほんと学ぶべきことが多い。
「中学校理科はファラデーまで!!」というのが持論であった。中学校理科はファラデーで構成されていた。
「燃焼」「電気分解」「イオン」「電磁誘導」等々すべてである。
今回うれしかったのは、ファラデーを演じてくださったイブさんと「ファラデー」ついて話をする機会があった。
彼はほんとうによくファラデーについて、科学について勉強されていた。
イブさんはすばらしいエンターティメントでもあった。何十年も続けてきておられる尺八演奏も聴かせてもらった。
すばらしかった!!
「土肥さんの楽しい科学実験」ではほんと盛りだくさんの楽しい実験を見せてもらい体験させてもらった。
土肥さんをはじめ次々と実験を披露してくださる方々がみんなが私には「ファラデー」に見えてきた。
極めつきが、ファラデーラボの主、森本さんが「電気回路カード」進化版を熱く語る姿はファラデーがのりうつっているかに見えた。
今年一年もたくさんの「ファラデー」に出会わせてもらったファラデーラボに感謝!!
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