ファラデーラボ『回路カードシステム』はスゴイ!!
▼大賀ハス蓮根の植え替えから31週目の定例観察日であった。観察池の葉は冷たい水にどっぷり浸かりどんどん朽ち果てていく。葉茎は枯れてもしっかり佇立したままである。葉にして葉茎にしてもそう簡単には朽ち果てないところに健在時の力強さを残しているのである。
観察池の上の空が気になってしかたないのは、【「雲見」の連帯】( #kumomiren)を提唱した朝だかろうか。
▼午後はファラデーラボにでかけた。
ここのところずっと連続して参加させてもらっているが、ここのかがくカフェ「○○のかがく」は実に面白い。
参加するたびに学ぶものが大きい。
今回の目玉は何と言っても「回路カードシステム」である。
▼「回路カードシステム」はファラデーラボの森本雄一さんが開発した教材システムである。
森本さんは常々「理科授業で実験回数をふやす」ことを主張していた。
今回開発したシステムについても次のように語っていた。
実験回数が増えれば生徒も教員も実験操作や準備に習熟し、回数を重ねるにつれ短時間で効率よく実験でき、得られた時間で実験結果を考察し理解を深めることができる。このような正のスパイラルに持ち込むことを目的とした実験器具システムを目指して研究と開発を行った。(「ファラデーラボ日記」より)
現場をよく知っている森本さんの言葉だけに説得力がある。
▼ワークショップということで実際にこれをつくらせてもらいながら話を聞いた。
次々と飛び出してくる森本さんの工夫・アイデアに感動してしまった。
さらには材料入手の話に森本さんの執念さえ感じた。さすがだ!!
手前味噌で恐縮だが、これぞ「すぐれた教材の第一法則」=「3K(感動・簡単・きれい)1A(安全)の法則」そのものであると思った。
この教材が、この後、授業現場でどのように「仕上げ」られていくのかとても楽しみである。
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